牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 07:22
もう20年近く前の話になります。 2年間の浪人生活から解放された、大学最初の夏休みでした。
車の免許を取るために、夏休みに入ってすぐに帰省していました。 自動車学校に通う以外にすることがなく、暇を持て余してパチンコ屋に通っていました。
「あらっ!?まあちゃんじゃない?」 ある日、暇つぶしに入ろうとした、はやってなさそうなパチンコ屋の入り口で声をかけられました。
「えっ?あれ?けいちゃんとこのおばさん?」 「ふふ、ひさしぶりねー。まあちゃんもパチンコなんかするようになったんだぁ」 「免許取りに帰って来てるんだけど、暇で暇で」 「あんまりやりすぎちゃダメだよ。最後は負けるんだからねー」 「でも、おばさんもパチンコしにきたんでしょ?」 「おばさんは、この店で掃除婦してるのよ。こんな仕事しかなくて・・・」
彼女の名前は、由美子さん。 小学校時代に入っていたスポーツ少年団の2才下の後輩のお母さんです。 後輩が自分になついていたために、しょっちゅうお互いの家に遊びに行っていました。
優しそうでおとなしそうな美人で、けいちゃん家のお母さんは綺麗で優しくていいなぁって、みんなで言っていたお母さんでした。
自分は高校から実家を離れたので、会うのは5年ぶりくらいでした。 少しやつれたかな?とは思いましたが、相変わらず美人でした。 思春期に入った頃、おばさんを思い浮かべて自分でしていましたが、ガードが堅い人でスケブラやパンチラなど、1度も見ることはありませんでした。
パチンコは、出たり入ったりしながら、少しずつ増えていく感じで、時間つぶしには最高の展開で、掃除をするおばさんの姿を目で追ったりしていました。小柄でほっそりしたスタイルで相変わらず綺麗でした。
「あ、当たってよかったねー」 灰皿掃除の時に、体が触れるほどの距離になります。 おばさんのシャンプーの良い香りがしました。 おばさんは白いポロシャツに水色っぽいエプロン姿で、薄い生地の背中から薄い水色のブラがうっすら透けていました。 初めて見た、憧れのおばさんのスケブラに頭がクラクラしていました。 気が付くと、完全に勃起してしまっていました。
その後トイレに行ったのですが、勃起がおさまらず苦労しながら用を足していました。 誰もいなくなったら、もうトイレで自分で出しちゃおうかと思うほど興奮していました。 そんことを考えていると「こっちにはいつまでいるの?」 突然後ろから話しかけられました。 「えっおばさん、なんで、ええと、免許とるまでかな。帰っても暇だから8月いっぱいいるかもしれないけど」 「男子トイレ掃除もお仕事なんだよ。ちょっと恥ずかしいんだけどね。」
慌てていたせいで、ちゃんとしまう前に振り向いてしまった気がしました。
おじさんがリストラされて、名古屋でタクシーの運転手をしていること。 けいちゃんは東京の専門学校に行っていること。 家は売ったこと。 おばさんは親の持ち物のアパートに住んでいること。 月火水はパチンコ屋で(9時から6時まで)掃除婦をして、金土日はスーパで惣菜作りのパートをしていること。 など、いろいろ近況を教えてくれました。
俺も、浪人時代からパチンコと麻雀ばっかりしていること。 真面目な大学生活は送っていないこと。 あんまり大学に行っていないので女友達も彼女もいないこととかを教えましたが、面白そうに聞いてくれました。
おばさんは何回も「すっかり大人になっちゃったねぇ」「逞しくなったねぇ」と相槌をうっていました。 話しながらチラチラ視線を落とすので、おばさんに勃起を気づかれてるようで恥ずかしかったのを覚えています。 (後でわかりましたが、やっぱり気づかれていました)
その夜は、おばさんのスケブラを思い浮かべて自分を慰めました。 憧れのおばさんに初体験させてもらえないかなぁと思いながら眠りにつきました。
その日から月火水は、おばさんのいるパチンコ屋に通うようになりました。 学生でたいして金も持っていない時期でしたが、当時あったパチスロのモーニングをひろったり、羽モノを打ったりして、なるべく長くパチンコ屋にいられるようにしていました。 幸運なことに勝つことのほうが多く、週3とはいえ通い続けることができました。 毎朝、今日こそはおばさんを誘おうと意気込んで出かけるのですが、まだ童貞でへたれな自分には誘うことがなかなかできずにいました。
おばさんとは男子トイレで世間話をするのが習慣のようになっていました。田舎町の平日のパチンコ屋の早い時間なのでお客さんも少なく、男子トイレの掃除の時間帯はほとんど2人きりで話ができました。 すぐに打ち解けて、お互いに軽口を言ったりできるようになりました。
おばさんは「今日もパチンコなの?ダメだよー」とか言いながらもうれしそうに相手をしてくれました。 俺のほうも「パチンコしたいわけじゃなくて、おばさんに会いたくて来てるんだよ。子供のころからおばさん大好きだったからさぁ」とか冗談めかして言いながら、しゃがんだりした時に透けて見えるブラをまぶしく見ていました。
そこのパチンコ屋さんの女性従業員は夏服だと思うのですが、薄いブラウスにキュロットスカートが制服でした。 おばさんはいつも白のポロシャツにエプロン、ジーンズ姿だったので、ある日 「おばさんも制服着ればいいのに。絶対似合うよー」と冗談っぽく言いました。 「えー、あんな若い子の恰好できないよー。恥ずかしいもん」 「おばさんの生足見てみたいよー。昔から憧れてたんだから」 「こんなおばさんの足見たってしょうがないでしょ。それに掃除婦は夏は白いポロシャツだけ支給なんだよー」 と教えてくれました。 「そうなんだ。おばさんは何着てても似合うけどさー」 「そんなことないよー。安物みたいで、すぐよれよれになっちゃうんだよねー」
「うんうん、そのポロシャツ多分安物だねー。ブラジャーいつも透け透けになってるもんねーw」 童貞なりに思い切って、でも冗談に聞こえるように言いました。
「えっ!?もうー、そんなとこ見てたの?おばさんのなんか見てもしょーがないでしょ?w」 おばさんも冗談にとってくれたようで、笑いながら言ってくれました。
「しょうがなくないよー。おばさんの透けブラ見たくて来てるようなもんだよ?w憧れの人なんだから」 「もうー、バカなことばっかり言ってw まあちゃんモテそうなんだからパチンコばっかしてないでナンパでもしてくればいいのにーw」 「全然モテないし、おばさんみたいな綺麗な人いないんだもの。今だってピンクの肩紐が気になってドキドキだよw」 「ほんとバカなんだからーw」 みたいな話をすることができました。
もっと話をしたかったのですが、おっちゃんがトイレに入って来たので、その日はそこまででした。
冗談めかしたとはいえ、初めておばさんと少しHな会話をすることができました。 その夜は、少し恥ずかしそうにしていたおばさんの表情を思い浮かべながら何回も自分で慰めました。 あの清楚でHなこととは無縁そうだったおばさんとHな会話をしたと思うとたまりませんでした。
夏休みが終わるまでに、絶対おばさんに男にしてもらうんだと決意して眠りにつきました。
とはいえ所詮は童貞大学生。
次の日にパチンコ屋に行くまでは、あんなこと言っておばさん怒ってないかな? 口きいてくれなくなったらどうしよう? ポロシャツの下に何か着て、透けないようにしてたらがっかりだな と心配ばかりしていました。 不安を感じながら行ってみると、いつもと変わらない様子で掃除していました。
背中を見ると、いつも通りに水色っぽいブラの線がすけて見えています。 こっちに気が付くとにっこり笑ってくれています。 良かったー怒ってないみたいだ。とほっとしてパチンコしながら、おばさんがトイレ掃除を始めるのを待っていました。 その日もすぐに当たりが来て、長く打てるなぁと喜んでいました。
おばさんがトイレ掃除を始めたのをみて、自分もトイレに行きました。 「今日も当たって良かったねー。まあちゃん運がいいのかな?」 おばさんも来るのがわかっていたみたいで、すぐに話しかけてきました。
「おばさんが勝利の女神なんだと思うよ。今日は水色の女神だねw」 Hな会話にもっていきたくてすぐにそう返しました。 「もー またそんなとこ見て」 おばさんも笑いながら返事をしてくれます。 童貞なりに、おばさんも決して嫌がっていないと思いました。
「おばさんに会う日の楽しみなんだよ。ピンクと水色と白だよね?」 「もー 毎日見てたんだね? 3枚しかないのばれちゃった」 おばさんも少し赤い顔をして恥ずかしそうにしながらも話に付き合ってくれます
「毎日見てるよー。明日はローテーション的に白の日だよねw」 冗談めかした会話をしながらも、完全に勃起してしまっていました。 おばさんも気が付いたのか、ちらちら見てるように思いました。
「順番まで見てたの?w○○洋服店で買った安物だよ。おばさんのなんか見たってしょーがないでしょ」 「おばさんのだから気になるんだよ。ってそれ安物なの?w」 「上下セットで398円のやつw」 「上下セットってことは、下も水色なの?w」 「もーバカなことばっかり言って。教えないよーw」
おばさんも掃除の手こそ休めませんが、俺のバカな話に付き合ってくれます。
そのころにはお盆も近くなってきていたので、気になっていたことを聞きました。 「おじさんと、けいちゃんはお盆はこっちに帰ってこないの?」 「どっちも来ないみたいよ。新幹線代も馬鹿にならないしねー」 「そっかー。おばさんさみしいねー」 「結婚して20年たつしねー。名古屋行ってから1度も帰ってきてないよ。お金も送ってこないけどw」 「えーそうなの?」 「うん、あっちでよろしくやってるんじゃないかなぁ」 「そっかー 亭主元気で留守がいいってやつ?w」 「うんうん、そんな感じだよw」 少し暗くなってもおかしくないような話なのに、おばさんはケロッっとして笑っていました。
「でも、おばさん1人でさみしくないの?」 「うーん、まあちゃん最近来てくれるでしょ?」 「うん」 「まあちゃんと冗談言い合ってると、すごく元気でてくるよ」
すごくうれしかったです。おばさんも俺と話するのを楽しみにしててくれたんだと思いました。 「俺もおばさんに会うの楽しみだよ。Hな話するのもw」 「もー バカなんだからw」 「それで、下も水色なの?w」 「・・・うん。 もー恥ずかしいよーw」
今から考えれば、この時に思い切ってお願いしてみても、おばさんは応えてくれたんじゃないかなぁと思います。 しかし、そこはまだまだウブな童貞学生です。 お願いして断られるのが怖くて言い出せないままでした。
悶々とした思いのまま、おばさんと話をして、自分で慰めるだけの日々が過ぎていきましたが お盆明けにチャンスがやってきました。
<続く>
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