ボーイッシュな妹 2_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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ボーイッシュな妹 2

15-06-14 07:28

そのあと3時間ほど部屋でレポートを書いていると、妹が起きだしてトイレに行く音が聞こえた。
階段を上がってきた妹が扉を開いて顔をだした。

「兄貴?」

「ん?」

「入って良い?」

「ん」


机に向かいながら背中越しに答える。
妹は入ってくると本棚から雑誌を取ってベットの上で読み出す。

「お前宿題は?」

「んーやってる・・」

「見てやろうか?」

「うん・・兄貴の宿題が終わってからいいよ」

「宿題じゃなくて課題な」

「何が違うの?」

「・・・・さぁ・・」

「・・・・・・・」


妹はそのままベットの上で寝てしまい、
また抱き上げて部屋に運んで寝かせて僕も眠る事にした。







「おきろー!」

「ぐっ!」

妹が布団の上から飛び乗ってくる。

「・・・ジョギングいこう!」

「・・・・」

妹に引っ張り起こされて無理やり朝のジョギングになった。

「もー早く!」

「はあ・・はあ・・そんなに早く走れるか・・・これでも勉強する真面目な大学生なんだぞ・・」


「体力おちてるなぁー」

「現役卒業したばかりの奴にかなうかよ・・・」


「ねぇ!海行こうよ!」

朝飯を食いながら妹が言う。

「海ねぇ・・」

「あっちゃん達も行きたいって」

「あの子達もか?」

「可愛い女の子に囲まれて海いけるよw」

「中学生のガキと行ってもなぁ・・・」

「ねぇーいいでしょ!」


飯の後も隣でしつこくしてくる。

「解った解った」

「やりぃ!あっちゃんたちに連絡してくる!」


「皆直ぐ来るって!兄貴準備しよう!」

「えっ!?まさか今日なの?!」

「当たり前でしょ!善は急げって言うじゃん!」

「この場合の善悪って何が基準なの?」

「もー男のクセに細かいな!」

「お前は女のクセに太すぎるっイタッ!」


流石中学生の行動力というか1時間後には仲良しグループが集結して僕の車に皆乗り込んでいた。

「今日はよろしくお願いします!」

挨拶だけは丁寧な子達。
車の中ではもうぺちゃくちゃとうるさい。

「彼女いるんですか?」
だのと散々質問攻めにあう。

「ねぇ!何処へいくの?」

「そうだ・・多分殆ど海は混んでるから川へ泳ぎいかないか?」

「川?!いいかも塩水ってベタベタするし」

「じゃああそこ行くかな・・・」

「どこ?」

「ん、到着してのお楽しみって事で」


そういって山沿いの道を2時間ほど進み沢に着いた。
ココは高校の時に先輩に教えて貰った場所で、地元の人しか知らない穴場。浅瀬が広くて危険が無く安心して泳げるし、その上人が殆どこない。

「凄い!」

「きれー」

「あーでもココ着替えるとこもトイレもないから着替えは車使ってね」

「トイレはその辺の草むらでね」

「俺はあっちに居るから」

「えーお兄さんもココで着替えましょうよw」

「子供の裸には興味ありません!」

そういって車の周りで着替えを始めた女の子達を残して先に沢に下りる。

沢で着替えていると女の子達が騒ぎながら降りてきた。

「じゃーん!どうですか?」
各自水着をきてポーズする。

「うんうん可愛い可愛い」

「あーなんか適当じゃないですか?」

「はいはい、ほら泳いできなさい」


「お兄さんも行きましょうよ」

「ほら兄貴も!」
皆に引っ張られて川に入る。

「きゃーつめたい!!」


そういって女の子達が集まってきてつかまってくる。

「こら皆で捕まると泳げないだろ」

皆がふざけて業とまとわりついてきたので、ひとりずつ掴んでぶん投げてやると面白かったのかみんなやりだす。

皆妹と同じソフトボール部だけど妹が一番スレンダーで、他の子はソコソコ胸のある子もいた。
投げる時少し触れたりしたがまあ、年齢が対象外なのでなんとも思わなかった。
というか小さい頃から知ってるあっちゃんなどは殆ど妹と同じ様なもの。もっと小さい頃には一緒にお風呂にも入った事がある。

女の子達だけで遊びだしたので、飯盒などの道具を車から取り出して夕食の準備を始めた。
作るのは勿論カレーライス。
クーラーボックスから肉野菜を取り出して手早く調理する。

「わぁーお兄さん料理上手ですね」

女の子達が川から上がってきて手伝い始めた。
石で作った即席のコンロにつるした飯盒から煙が上がるのをみて

「なんか楽しいね!」
とはしゃいでいる。

「皆タオルで体拭いておかないと風邪引くぞ」

「はーい」

皆その場で体を拭き始める。
段々僕の前でも恥ずかしくなくなってきたのか水着をズラしてふいたりしている。

「兄貴スケベ・・」

マコトがいつの間にか隣に来ていて言う。

「ばーかお前等がきんちょの裸なんか見てもしょうがないだろ」

「でも、見てたジャン」

「まあ、どんなもんかなと思っただけだよ」

「ふーん」


カレーが完成して皆で食べる頃には少し暗くなってきていた。
片付けを手早く済ませて皆を車に乗せる。

「楽しかったねー」

「ありがとうございましたー」
とお礼を言った後は到着までしずかなものだった。
一日中はしゃいでた彼女達はあっという間に寝てしまう。

「兄貴今日はありがと」


助手席の妹が言う。

「起きてたんだ」

「うんさっき起きた」

「あのさ、」

「?」

「あっちゃんが兄貴の事好きなんだって・・」

「マジ?」

「うん」

「へー」

「どう思う?」

「どうって・・年はなれすぎてるし」

「無理?」

「うん・・無理だなぁ、いい子だけど」


「そっか」

「うん」


「・・・・・・・」

それからはマコトは一言も話さない。
そのうち一人づつ家に送り届け、家に帰ると8時過ぎだった。

お風呂に入ってるとまたマコトが裸で入ってきた。
こないだの事もあり慣れた僕は気にしないで居た。

「ふー」

「疲れた?」

「まあなー朝からジョギングに水泳に運転だからな・・堪えるわ・・」

「上がったらマッサージしてやろうか?」

「あー頼むわ」

妹は部活をやっていたのでマッサージも結構上手い。

風呂から上がって部屋で雑誌を読んでいると、短パンとTシャツに着替えた妹が部屋にきた。

「よっと!」
そういうと妹が寝転がった僕の背中に乗ってくる。

「肩結構こってるね」

「あー机で勉強ばっかりだからなぁ」

「でもマッサージ上手くなったな」

「うん結構部活のメンバーにもやってあげてたから」


色々と話をしながら妹のマッサージを受けている間に眠くなり、いつの間にか寝てしまっていた。
眼が覚めると妹も一緒になってベットに横になっていた。
なぜかこの糞熱いなか僕の頭を抱きしめるようにしながら。

熱かったのでその手を振りほどいて横になる。

「ん・・兄貴・・・?」
その動きで眼を覚ます妹。

「起きたか?寝るなら自分の部屋でねろ」

「ん・・・・このまま寝ちゃダメ?」

「ダメっていうか・・なんていうか、お前こんなに甘えん坊だったっけ?」

「変?」

「別に変じゃないけど・・なんか変わったなお前」

「・・・・・そうかな・・」

「うん」

「・・・ソレは兄貴が鈍感すぎるんだよ・・」

「?」

「・・・・しかったんだもん・・」

「?」

「寂しかったの!」
妹は寝返りして背中を向けて言う。

「・・・・」

「・・・・」


「なんかお前可愛くなったなww」

思わず実の妹が変な意味で可愛く思えてしまった。

「もー馬鹿にするな!!これでも勇気だしていったんだぞ!!」

「いやーあのマコトがこんなかわいい事をいうとはな!」

「絶対本気にしてないだろ!どうせ私は妹だし!あっちゃんみたいにオッパイもおおきくないよ!」

「いや、ごめんごめんwなんか最近妙にべったりしてくるからなんだろうなと思ってたけどさw」

「まさかお前が実の兄貴を好きなるとはな、俺そんなにカッコいい?」
そういうと怒ったのかバシバシと叩いてくる。

「あいたたた!なにすんだよ」

「馬鹿!馬鹿!!馬鹿兄貴!!」

「ごめんごめん!マジ痛いから!!やめて!!あいたっ」


「もーいやぁ・・変なの解ってるけど好きなんだもん・・・仕方ないじゃん・・ずっと好きなだもん・・」

下を向いて泣き出してしまった。

「一生懸命アピールしてるのに全然気がつかないんだ!」


「いや・・解らなくてな・・ごめんごめん・・そうか・・マコトも大人になったんだな・・子供扱いして悪かったな・・」

頭を撫でてやる。


「ずるいよ・・兄貴が悪いんだよいつも一緒に遊んでくれるし好きならない訳ないじゃないか」

「ソフトボールだって兄貴が野球好きだから最初始めたんだぞ」

「そうか・・でもまあ気がつかないのは仕方ないぞ兄妹なんだから」


「まあでもお前も可愛い女の子になったな本当さっきのは可愛かったよいじらしくてw」

「じゃあ男ならチューくらいしてみせろ!」

「兄貴が初めてでいいのか?」

「どんとこい!」


妹を抱き寄せてキスする。

「どう?」

「うん・・まあまあかな・・」

「なんだよ嬉しくないのかよw」

微妙な顔をする妹に言う。


「ばか!恥ずかしいんだよ!!」

妹が慌てたように言う。

「でもやっぱり兄貴はずるいよ」

「なんで?」

「なんか全然動じないんだもん・・今日だったこないだだって、お風呂はいってるのに襲ってこないし・・」

「普通男って裸見たら襲ってくるんじゃ無いの?」

「お前とは場数が違うの、少しは驚いたよでも妹だからどっちかというと成長したなぁという感動の方が大きかったかな」

「キスも平気だったよね今」


「重く考えてたら実の妹にキスなんか出来るかよ」

「今のキスも可愛い妹の頼みだからしたの、愛情は勿論あるけどね、恋人とは違うよ」

「今までずっと弟みたいに思ってたからな、ここ数日で始めて妹がいるって実感だったな」

「髪の毛伸ばしてるんだよ私」

「ああ、だな・・少し伸びてるからそう思ってた。」


「兄貴髪長い人好きだよね」

「そうか?」

「知ってるよ兄貴の初恋ってお母さんでしょ」

「・・・・」

「隠してもダメだよ」

「別にお母さんとは何も無いぞ」

「うん」


「小さい時は確かに憧れてたかな・・今は普通だよ」

「お前もっと可愛い服とか着れば男にももてるようになるぞ、お母さん似なんだから」

「うーん兄貴にもてたいんだけど・・」

「ははwやめてなんか恥ずかしいわwそういうのw」

「だって本気だからね!兄貴は違うだろうけど」

「うーん・・妹としては本当かわいいけどな・・」

「私が他所の子だったら付き合った?」

「うん」


「わ、即答したwなんか嬉しいかも」

「妹じゃなかったら確かにお前みたいに面白い奴がいいな」

「ソレはあんまり嬉しくない・・」


「それ!」
妹が抱きついてくる。

「こら暑苦しいわ離れろ」

「やだい!もう散々恥ずかしいからいっそ素直に甘えるんだい!」

もみ合ったままベットで転がる。
胸の上に顔を置いてくる。

「結構ドキドキしてない?」

「暴れたからだろ」

「私はドキドキしてるよ・・」

「暴れたからだろ?」

「違うよ・・」

「・・・・・・」


「ね、もう一回キスしてよ」

終わり

[体験告白][エッチ][兄][妹]


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