中学の時の音楽教師が風俗嬢に_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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中学の時の音楽教師が風俗嬢に

15-06-14 07:32

中学3年の時、新任の音楽教師が赴任して来た。音大出たほっそりした美人で、憧れ裏返しから卑猥のことを授業中に言ったりしていた。
最初は泣いたりしていたけど、そのうち怒鳴ったりするようになった。怒った顔がまた綺麗で女子に人気があり、素直に懐けない男子と対立するとかバカなことになってた。

 



中学時代は特になにもなく、そのまま卒業。高校を出て大学行って、就職活動をするようになった。
俺らの就活時期はちょうどバブルの頃で、運転免許ぐらいしか資格がなくても、電話帳みたいな分厚さの就職案内がいくつも送られてきた。特に不動産関係が凄くて、体育会系に入っているだけで勧誘がOBの先輩から毎日のようにきた。


今の不景気からくる就職難なんて信じ難いくらい。学生とるのに接待なんてとこまであった。
その接待で風俗に連れて行ってもらったんだけど、恥ずかしいことに童貞だったから、先輩にそう言ったら経費で落ちんだから、最高の嬢のとこ連れて行ってやるって言われた。世話になってた人だし、風俗で初めてなんて嫌だったけど逆らえなかった。


それで、お店に行って少し待ったあと、案内された部屋に行ったら、なんだか見覚えのある人がいた。
その人の笑って挨拶した顔が一瞬で強張った。俺も何がなんだかわからないくらい動揺した。中学の時の音楽教師だった。もう30は過ぎてるはずだけど、あいかわらず綺麗で、だけど目元に化粧でごまかしていたけどくまがあった。


しばらく無言が続いたけれど、なにもなかったかのように笑顔で話しかけてきてプレイがはじまった。
風呂に入って、体がちがちの童貞まる出しの俺を男にしてくれた。胸はあまりないけど、本当に綺麗で興奮するより、動揺のあとの男になった感激のほうが強かった。
その後も、バイト代が入るたびに通った。最初は知らない同士のふりをしていたけど、話しをするようになって、風俗に入った理由を教えてくれた。


結婚したけれど、旦那がパチンカスだったそうで、結婚後に正体をあらわして、金の無心に学校まで来るような奴だったらしい。

別れるのに苦労して、教師もやめざるえないくらい嫌がらせされて、弁護士や警察もあまり役にたたなかったらしい。なんとか、借金を肩代わりする条件で離婚して、生活費と返済の為に働いているとのこと。
買い物に一緒にいったり、映画を見にいったりもして、付きあってほしいとお願いしたけど苦笑された。初めてが特別に感じてるだけだと諭されたりもした。


先生はお店を2年ほどで辞めて、故郷の九州に帰った。年賀状のやりとりをして、文通みたいなこともしていた。
ある日、結婚を前提にお付き合いを申し込まれたと手紙がきた。お幸せにと返すべきなのは理解していたけれど出来なかった。


週末、新幹線で先生の住む町に向かった。電話で来ていると伝えたら、駅まで迎えに来てくれた。とても驚いていた。馬鹿ねって笑われたけど、涙ぐんでいた顔が可愛くてどうしようもなかった。
いまでも、8歳年上の妻を先生と呼んでしまうことがある。笑いしわが増えたけど、照れる顔はかわらずとても綺麗です。

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