牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 08:00
あれは4年前のことだ。 他人より2週間遅れの夏休みをとった私は、バンコクの北ターミナルからアランヤプラテートに向かうバスに揺られていた。 陸路で国境を越え、カンボジアを旅するためだ。
カンボジアには何度か行ったことがあったが、いずれも飛行機で一気にプノンペンまで飛んでいたのだが、何か肝心なところを全部飛ばしてしまっているようでもったいない気がしていた。 だから今回は国境の街ポイペトからシソポン、バッタンバン、そして船で川を走ってアンコールワットの街シェムリアップ、 更に船でプノンペンまで行ったら、また陸路でシアヌークビルまで道中くまなく見て回るつもりだった。
カンボジアといっても地域によって人々の生活も大きく異なる。 その村々で少女たちに出会いたい。 陸路の旅を選んだのはそんな理由からでもあった。 バスが止まり、国境の街アランヤプラテートに着いた私は逸る気持ちを抑えきれず、ボーダーゲートに駆け込み、タイを出国した。
カンボジアの玄関口ポイペトは、たった今国境を越えたとは思えない別世界だ。 タイと比べて物の価値は10分の1になり、人々の生活はまるで被災地のように荒れている。 道端には住む家を持たない人たちが寝そべっており、活気に満ちた商人たちは物乞いと変わらない。 一番の働き手は子供たちで、その仕事は傘差しだ。
傘差し。 普通では到底仕事にならない仕事がまかり通る事実が、売るものさえ無いこの国の貧しさを物語っていた。 落ち着いて食事でもしようと歩き出した私の周りはたちまち傘差しの子供たちでいっぱいになった。
まともな店がなかなか無いことを悟った私は長時間歩き回るのに備え、周りを囲む子供たちの中から一人選んで傘を差してもらうことにした。 見回すと、熾烈な競争の中に一人ついていけそうにない少女が目に留まった。
年は11歳から13歳くらいだろうか。 クメール人特有の端正な顔立ちに分厚い唇が幼さを強調した、美しい少女だった。 私はその娘に2000リエルを手渡し、一緒に店を探して歩き回った。
途中何度か少女に水や果物などを分けてやったが、少女は自分では口にせず、家族に持って帰るためだろうか、肩にかけた麻の袋に詰めて持ち歩いていた。 少女の肩にかかる前は土嚢であっただろうその袋が重くなるにつれて、少女の顔からは嬉しそうな笑みがこぼれるようになっ。
やっとまともに食事のできそうな店を見つけた私は、少女をテーブルの向かいに座らせ一緒に食事を取った。 遠慮がちだった少女も、さすがに鳥の炒め物を袋にしまうわけにも行かず、自分の前に置かれた皿を、それでも遠慮がちに平らげた。
食事を終えた私は今度は安宿を探しに歩き回った。 カジノなどに興味はなかったが、大勢のタイ人が遊びに来るこの小さな町の夜の姿を一応は見ておきたかったし、その日は天気が優れなかったので、ピックアップトラックの荷台に何時間も揺られるのは少々不安だった。 一泊だけして様子を見て、翌日天気がよければシソポンに向かうつもりだった。
適当な宿はすぐに見つかった。 一泊10ドルでホットシャワーとエアコン。 プノンペンより少し安いくらいだろか。 そんなことより各階の廊下に少女たちが客を待ってしゃがんでいたのがその宿を選んだ理由だった。 私は部屋に荷物を置くとすぐにまた外に出た。
少女に市場を案内してもらいたかったからだ。 私は旅先で必ず立ち寄る箇所が三つある。 市場、大衆食堂、そして置屋である。
まずそのうちの一つを明るいうちに済ませるのにこんなうってつけのガイドはいない。 私は少女と手をつないで再び町中に繰り出した。
市場をねり歩いていた私は、少女の様子がおかしいのに気づいた。 なんというか落ち着きがないのだ。 つないだ手を不自然なほど大きく振りながら歩き、突然スキップしたり、しゃがんではまた立ち上がったり、かといって市場にいるのを嫌がってるようにも見えない。
辺りをキョロキョロ見回したりもしない。 どうしたのかと思っていたら、突然少女が私の手から離れて道端の茂みに駆け込んだ。 少女はしゃがんで下を見ている。 すると、シャーッという音とともに少女の足元の土が色を変え始めた。 少女は尿意を催していたのだ。 そこは市場のど真ん中だ。
私はとっさに辺りを見回したが、人目には触れていないようだった。 そのことを確認したとき、私は何か沸々とある衝動に駆られた。 次の瞬間私は少女の真正面に回りこんでしゃがみ、シャーッという音の源を探るように覗き込んだ。
少女はびっくりしてM時に開いた脚を閉じたが無駄だった。 音を立てて迸る一本の筋は、その出所を露にしていた。 少女は体を横にそむけ、私の視線から逃れようとしたが、私は更にそれを追い、再び視野に納めていた。
少女は気まずそうに下を向き、私の顔を正視できないでいる。 しかし自分ではどうすることもできないまま、諦めとともにただことが終了するのを待っていた。
勢いよく尿を放出する少女の狭間に見入りながら私は、少女の顔にもチラチラと目をやった。 恥じらう少女の表情には性的な意識は微塵も見えず、ただ戸惑うばかりの様子だった。
少女のそこはにはまだ発毛は見られず、ツルツルのドテとその下に大陰唇がプックリ盛り上がり、更にその間から薄い小陰唇が奥二重の瞼の様にのぞいていた。 それは尿が描くゆるい放物線の勢いに呼応して、雛先が呼吸しているかのように開いては閉じた。
私はそのまだ幼い陰部に少女の無垢な姿を重ねあわせていた。 尿が勢いを止めると少女はしたたりが終わるのを待ってから下着を履き、立ち上がった。 何も無かった事にでもするかのように立ち去ろうとする少女の腕をつかみ、私は引き止めた。 そして自らのズボンと下着を膝まで下ろして少女を真正面に立たせた。 少女は驚いた様子で立ち尽くしている。
無理もない。 少女の前に露にした私のモノは硬直していきり立ち、少女が未だ見たことの無い様子をしていたのだ。 そのまま少女の手をそこに導き、今度は私が放尿して見せた。 少女は一瞬たじろいだがすぐに身をかわし、私の尿が自分にかからないように、私の強張りをしっかり握り、ぶら下がるようにして下に向けようとした。 私の尿は途中で何度も途切れたが、少女はそのたびに力を緩め、何とか自分の服を汚さずに最後まで私の放尿を見届けた。
私は握ったまま一緒になって固まっている少女の手を更にその上から包むように握り、ゆっくり前後にしごくように動かしながら少女に言い聞かせた。
「ハード、ベリーハード、ユーノウ、マッサージ?マッサージミーOK?マッサージミー2ダラーOK?」 少女は下を向き、怯えながら答えた。 「ボンボンノー、ボンボンノー」 買春目当ての外国人に気をつけるように親から注意されているのだろう。
私は少女を安心させようと更に言い聞かせた。 「ノーボンボン、オンリーマッサー、マッサージミー、リラックスミー、2ダラープロミス、OK?」 少女は黙って1回うなずいた。
少女の手を引いて私はホテルに戻った。 レセプションの女性が意外な表情で私を見ている。 たった今出て行ったばかりなのにもう戻ってきたから当たり前だろう。 私に鍵を手渡しながらその女性は少女をジロジロと見た。 そしてもう一度私を見上げてニヤッとした。
階段を上がり、自分の部屋にたどり着くまでの廊下で私と少女は何度もこの表情と出会った。 廊下にしゃがんで客を待つ売春婦たちが私たちを見ていたのだ。 自分たちは決して年配といえる年ではないのになぜという答えを見つけたといったところだろうか。 少女は彼女たちの薄ら笑いにいささか怯えて私の腕にギュッと掴まった。
私は鍵を開け、先に少女を部屋に入れた。 そして扉を閉める前にもう一度廊下の売春婦達を見て、今度は私がニヤッとした。売春婦たちはその私を見て冷やかし半分にドッと笑い声を上げて私達を見送った。
部屋に入ると少女は慣れないところに来たせいか所在無さそうにキョロキョロ部屋の中を見渡した。 私は冷蔵庫からオレンジジュースを取りだし、グラスに注いで少女に差し出した。
少女はソファに座り、グラスを手に取るとゆっくりそれを飲み始めた。 今にもグラスを落としてしまいそうな不慣れな手つきだ。 口元から時々しずくがこぼれたのをその都度手でぬぐいながら、少女はそのまま一気に飲み干した。
私はビンの残りもグラスに注ぎ入れ、冷蔵庫からもう一本今度はコーラを取り出してテーブルに置いた。 少女は少し驚いたようだがニコッと微笑み、やっと落ち着きを取り戻したようだった。
私はエアコンとテレビのスイッチを入れ、少女にテレビのリモコンを手渡してチャンネルを変て見せた。 少女はなにやら中国のテレビドラマでチャンネルを止め、音量をややうるさ過ぎるほど上げてそれに見入っていた。 その様子を見届けた私は、シャワーを浴びにバスルームに入った。
バスルームに入って服を脱ぎながら私は抑えきれない欲望とそれが満たされる期待感にに身震いしていた。 鏡に映った自分の裸を見て少女のことを思った。 あの娘は男の裸体を目の当たりにするのもまた触れるのも初めてに違いない。 いったいどんな風に反応しどんな風に振舞うのだろうか。 私は初心な少女が見せる大らかで奔放な美しさが好きだ。
少女の美しさは、成熟した大人の女性のそれとは違い、野性味にあふれている。 仕草の一つ一つが小さな感動に満ちており、まるで人間本来の姿はこうだったのだと示しているかのようだ。 一見自分を押し殺そうとはしていても、その奥にある本心が豊かな表情となってあふれ出してくる。 ああ、だから少女は美しい。 体を隅々まで清めた私はタオルを一枚だけ腰に巻き、リンスを持ってバスルームを出た。
少女は二本目のコーラを飲みながら中国ドラマに見入っていた。 バスタオル一枚の私を見て少女はふと気をとられたような顔をしたが、私は隣に座り、自分のグラスと少女のグラスにコーラを注ぎ足して一緒に飲んだ。
そしてそっと手を回して少女の肩を抱きながら一緒に最後までドラマを見た。 ドラマの終了と同時に少女の顔を見つめると、少女は何かを決断するようにテレビを消し立ち上がった。
私は少女の手を引いてベッドに導いた。 ベッドの上に乗ると、少女は興味深げに両手でマットレスを触って確かめた。 ベッドの脇の大きな鏡に映る自分の顔を見たり、鏡の中の部屋と実際の部屋を見比べたりもした。
正座を崩したようにに座る少女を挟むように私は彼女の両脇に両脚を投げ出し、少女の顔を見つめた。 少女はうつむき、目をあわせようとしなかった。 私は少女の手を握り、優しく話しかけた。 「ノープロブレム、ユーリラックス、ユーマッサージミー、ミーリラックス、OK?」 すると少女は一瞬私の目を見てまたうつむいた。
その時わかった。 少女はうつむいているのではなく、見入っているのだ。 さっきから少女の視線はずっとバスタオルの中心の膨らみに釘付けになっていたのだった。 私は握った少女の手をゆっくりその膨らみにあてがい、さするように前後に動かした。 「ベリーハード、リラックスミー、マッサージ、リラックスミー」 少女は一点を見つめたままコクリと頷いた。 私は腰に巻いたバスタオルに手を掛け、少女に目で合図をして一気に剥ぎ取った。
<続く>
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