牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 08:57
一度イッた後の貴子は、従順そのものでした。 どんなセリフも、命じればためらうことなく口にしましたし、なんでも言う通りに従いました。
「三沢さん、ボクともキスしましょう」と囁けば唇を開き、舌を絡ませて濃厚なキスをします。
私がペニスを貴子の頬に突きつけながら、「三沢、大村のおちんちん舐めてやれよ」と言えば、素直に舌を出し、口に含みました。
おしゃぶりをさせながら、貴子の手を陰部に導き、「自分でしてごらん」と言えば、その通りにします。
「三沢さん、おしゃぶりしながらオナニーしてるの、中川さんが見てるよ。」 「んー、いやあ・・・」 「中川さんに見られて恥ずかしい?」 「はずかしい・・・」 「じゃあ、中川さん見ないで、って言って」 「中川さん・・・見ないで・・・」
そう言うと、見られている自分を想像するのでしょう。興奮して体を震わせるのです。貴子の秘部からは、クチュ、クチュ、と卑猥な音が聞こえてきます。
「三沢さん、何をさせられてるの?」 「・・・おしゃぶり・・・」 「何をおしゃぶりしてるの?」 「・・・おちんちん・・・」 「誰のおちんちん?」 「大村君の・・・」 「三沢さんにしゃぶってもらうの、いつも想像してたんですよ」 「ああ・・・いや・・・ん・・・」
いつしか、貴子の声は甘えるような喘ぎに変わっていました。
「入れてほしい?」 「・・・うん・・・」 「何を」 「これ・・・」 「これって?」
「おちんちん・・・」 「誰の?」 「大村君の・・・」 「お願いしたら入れてあげるよ、三沢さん」 「・・・入れて・・・」 「それじゃダメ」 「え・・・」 「ちゃんと、誰の何をどうしてほしいか、言って」 「・・・大村君の・・・おちんちん、入れて・・・」
私は心の中で快哉を叫びました。 「妻を他人に抱かせる」という私の欲望が覚醒した瞬間でした。 私は妻の体にのしかかっていきました。
「ボクが三沢さん、って呼んだら、大村君、って返事するんだよ」 「・・・うん・・・」
挿入の前に、もう一度キスをします。
「三沢さん」 「大村君・・・」
後輩の名を呼びながら、妻は私の舌に夢中でしゃぶりつきました。
「三沢さん、入れるよ」 「ああ・・・大村君・・・入れて・・・」
燃えるように熱くなった膣に、ペニスを入すると、それだけでまた貴子は身を反らして絶頂を感じたようでした。
私も少しでも激しく動いたらすぐに爆発してしまいそうで、ゆっくりとした動きしかできません。それがまた焦らしているような効果を生んで、妻は自分で無意識に腰を動かしています。
「三沢さん、腰が動いてる」 「ああ・・・だって・・・」 「だって、何?」 「もっと・・・強くして・・・」 「中川さんに見られてますよ」 「・・・ああ・・・いやあ・・・」
最初に貴子を犯した二本指の『中川氏』を妻の鼻先に突きつけます。 貴子の奥深くまで挿しこまれ、今夜最初に貴子を絶頂に導いたそれは、まだ妻の愛の蜜で湿っていました。
その指で貴子の頬を撫で、唇に触れると、また貴子はビクッ、と体を震わせ、「ああ・・・」と切なげな声を漏らします。
「三沢さん、おしゃぶりしたいんでしょう?」
奥深くまで突き上げながらそう言うと、貴子は反射的に顔を背けます。 二本指で貴子の頬に触れ、動かさずにしたまま、私はさらに妻をいたぶりました。
「中川さんのおちんちんに犯されて、さっきはすごく感じてたじゃないですか」
ビクビクビクッ、とまた妻の体が大きく反応します。
「こうやって犯されながら・・・おしゃぶりしたいんでしょう?」
そんなことない、と言わんばかりに、貴子は首を振ります。でも、その時も一瞬、唇が突きつけた指の先に触れるのです。
「見ててあげますよ」 「や・・・ああ・・・あああっ・・・!」
見られてる、と想像したのでしょう。貴子は数回、激しく腰を振り立てて、何度めかの絶頂へと昇りつめます。私は容赦なく腰を突き出して責め続けました。嫉妬の怒りに似た、残忍な思いを感じていたのです。
しかし同時に、味わったことのない興奮を覚えていました。 貴子にいやらしい視線を向けていた先輩と後輩の表情に、頭の中に鮮明に浮かび上がっていました。中川氏と大村君に犯されて、何度も何度もイカされている妻、貴子の姿を想像しました。
「ああ・・・もう・・・ダメ・・・」
貴子が泣くような声でそう言いました。何度も昇りつめて力尽きたのか、と思いました。が、そうではありませんでした。 貴子は唇を開いて、二本指を口に含んでいったのです。
(ああ、貴子・・・)
嫉妬と興奮で、気がおかしくなるかと思いました。「もうダメ」と言ったのは、我慢がしきれなくなった、という意味だったのです。
イクたびに、淫らに変身していく妻の姿に、戸惑いなど感じている暇はありませんでした。大きな興奮が波のように押し寄せてきて、私はさらに激しく妻を突き上げました。
「んんっ・・・あんっ・・・」
くわえたまま、くぐもった声で貴子は悶えました。 口から二本指を抜いても、舌を出して舐め続けます。
「三沢さん、今何してるのか説明して」 「ああ・・・大村君に・・・犯されながら・・・中川さんの・・・おちんちんを・・・舐めてるの・・・」
素直に答えながら、貴子は激しく舌を動かして夢中で舐めています。
「中川さんのおちんちん、舐めたかったの?」 「うん・・・」 「犯されながらしゃぶるの、興奮する?」 「ああ・・・うん・・・すごい・・・」 私ももう、我慢の限界でした。 妻の口から「すごい」と聞いた瞬間、妻の体の中に大量の精液をぶちまけて果てました。
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