牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 09:03
あれから弟の顔を見ても、私自身忘れてしまっていて、何も思いもしない日が続いていました。 弟と妻が関係していたとしたら、このような気持ちではいられなかったかと思いますが、そうではなく下着だけのことだったし、妻も何事もなかったかのようにすごしていたのでそうなったのかもしれません。
何日かして、妻と二人でテレビを見ているときに、そういう雰囲気になり、下着の上から触っていました。 気持ちが盛り上がってきてさあこれからと言うときに 「まだ起きてるでしょ」隣の電気はついています。 「シャワー浴びてくる」と言う妻に意地悪のつもりで、何の気なしに私が 「今履いてる下着置いてきて」と言うと 「バカじゃないの」「そんなことできるわけないでしょ」 と半分怒りながら取り合ってくれません。
あそこを摩りながら 「さと美の下着でするのかな?」 「本当は嬉しいんだろ?」 「さと美の下着をなめてるかも。」 「匂いも知られてるよ」 とささやくと、私の唇を吸ってきます。 私を喋れないようにしていると思っていたのですが、なんとなく感じ方がいつもよりいい気がしていました。
車でするときなどは、誰かに見られているかも?という私の言葉に感じてしまうこともしばしばで、なんとなくその時のような感じ方でした。 私の口を塞ぐというより、自分の声を我慢しているようにキスをしてきます。 すくい取るように下着をこすりつけてから、脱がしました。 濡れた部分を見せて 「こんなに濡らして、おちんちんに塗らしてあげるんだ」 「さと美の味も分かってしまうよ」 と言いながら下着であそこをこすると、何も言わずに首筋に吸い付いてきます。 私も妻に言いながら興奮してきてしまい、なにか心に火が付いてしまったような気持ちになりました。
続きを期待している妻の体を離し、 「シャワー浴びてきて」と言うと、半分怒って仕方なさそうに重い腰を上げました。 「下着返して」と言う妻に 「置いてくる?」と言うと、先ほどの妻に逆戻りで、できないと言います。 「じゃぁ返さない」と言う私と、返せ、返さない、の押し問答が小声で続きましたが 「俺が置くから、本当になくなるか試してみたい」 と言う言葉に 「勝手にすれば」と言ってシャワーを浴びに行きました。
隣は電気がついていて起きてる様子です。 しばらくしてシャワーから出てきた妻と入替わりに、トイレに行って、ポケットの中の下着を洗濯籠のTシャツの下に置きました。 心臓が飛び出てしまいそうなくらいの興奮を覚えました。 帰り際に二回のキッチンによって妻の分も一緒にビールを片手に戻りました。 飲みながらテレビを見ていました。妻はさっきの続きを求めるでもなく、テレビを見ています。 私は、いつも気にすることのない隣の部屋の弟のことが気になり、テレビどころではありませんでした。 弟が部屋を出て行くのを耳を大きくして聞いていました。 トイレとシャワールームの戸が開く音がしました。 シャワーかな?と思っているとすぐにまたドアの音です。 本当に獲っただろうか?と言う思いで、早く確認したいと言う気持ちでいっぱいでした。
しかしそのまま部屋には帰らず下に下りていってしまいました。 不意に妻が 「さっきのどこ?」と言いました。 弟の行動を妻も気にしていたのかなと疑問に思いましたが、 「置いてきた」と言うと 「何で本当にそういうことするの、ばか」と言って怒っていました。 なくなってるか見てこいと言う私の言葉も聞かず、怒ってテレビを見ています。 しばらくそのままの状態が続いてさっきの続きをするきっかけもありませんでした。 弟が上がってきてまたシャワールームの戸が開く音が聞こえました。すぐにしまる音がして、部屋に帰る音がしました。 すぐに部屋が暗くなり、もう寝てしまうのかと思いました。 確認をしたくてしたくてたまりませんが、妻の顔を見ても、テレビのほうを向いたまま、こちらを見向きもしません。
ちょうどコマーシャルになったときに、もう一度 「見て来いよ」と言うと 「貴方見てきてよ」と返されました。 部屋を出てすぐにトイレのほうへ向う勇気がなく、一度ビールをとりに降りてからトイレに行きました。 用を足し、洗濯機の横の洗濯籠の中のTシャツをめくりました。 妻の言葉を、信じていなかったわけでは有りませんが、本当だったことが分かり、怒りよりも、異常な興奮が襲ってきました。
先ほどの湿った妻の下着を弟が、と言うよりも、私以外の男に妻が抱かれているような錯覚でしょうか、不思議と実の弟を他の男のように感じました。 足早に部屋に戻り、妻に伝えました。 妻も複雑な顔をして、言葉になりません。
顔とは別に、私の下半身は大きくなっていて、妻の耳元で 「さと美の濡れた下着を今見られてるよ」 「いっぱい濡れていたのに」 と言いながら迫っていました。
妻もその気になっているみたいで、すでに濡れていて、いつものように口数が減って快感をこらえています。 私はテレビを消し、服を脱がせ 「今さと美のここの味を確かめられているよ」 「声も聞かせてあげて、喜ばせてあげたら」 と言っていました。
妻はしきりに私の肩をかんだり、クッションを顔に当ててこらえていますが、まんざらでもない様で、体が正直に反応しています。 私の攻めを避けるように体をひねり、口に含みます。 音が出るように腰を突き上げますが、たいした音も出ません。 いつもに比べて、すぐにいってしまいそうです。 たまらず妻の中に入れました。 出てしまいそうで、すぐには動けません。 妻を抱き起こし、二人とも座ったままの体勢でじっとしながら、言葉で妻を責めます。
私の背中向きに後ろへ下がり、部屋の境の引き戸の近くまで寄ります。小さい声で、 「さと美の呼吸まで聞こえてるよ」 「もっと感じてる声を出してごらん」 「下着を犯されて、感じているさと美の声を」 妻はそこから離れようとしていましたが、抱きかかえられ動けません。 私の言葉に、自ら腰を動かしてきます。すぐにでもいってしまいそうな私は、妻の腰を抑え、言葉責めを続けます。隣の部屋から見ていることもないと思いながらも、抱き合ったまま、隣の部屋から見て横向きになり 「戸の隙間から見えるよ」とか 「いつもは、いい義姉さんが淫乱だって事がばれてるよ」 妻は腰を振ってきます。さっきより声が出てきました。
「見られたいんだろ」 「エッチな声も聞かれたいんだ」 「こんなに乳首を大きくして、いやらしい」 小ぶりの胸を鷲づかみにしたときに、妻の限界が来ました。 「あぁ・・・」と声が大きく出てしまったのです。 「いい・・」と続いて 「キスして」と言いました。戸のそばでこの声では聞こえてないほうがおかしいくらいでした。 わざと音が鳴るくらいに妻の唇を吸いました。舌を絡めて、いやらしい音が響きます。
妻の体を手で支えさせ、体を後ろにそらさせて、いきそうなのを我慢しながら腰をゆっくり動かしていきます。 妻の声は止まりません。私がすこし大きすぎると思い、口を押さえるくらい大きくなっています。まるで二人きりのホテルでしているみたいで、久しぶりに聞く声です。
もっと聞きたい気持ちと、やばいと言う気持ちがある中で、 いきたくなり、つまに「いってもいい?」と聞きました。 うなずいて体を離し、四つんばいになりました。 そのお尻を持って妻の顔が隣を向くように動かしました。 一突きするたびに妻が声を出します。 「あぁ・・」 「もっと・・」 もういきそうだと腰を一気に激しく使いました。
妻の言葉にならない喘ぎ声と、体のぶつかるパンパンと言う音が響きあっという間に言ってしまいました。 私がいった後も妻は声にならない声を出していました。 妻が犯されているような気は収まることがなく、とても興奮したセックスでした。
次の朝私は弟と会うことはありませんでしたが、妻は普段どうりで、お互い気づかなかったようなそぶりだったと聞きました。 妻に、あの晩のことを言っても、 「いつもより感じてたのは、声を出してたからじゃなくて、耳元でささやく貴方に感じたんだよ。」 「声はそんなに出してませんよ」 って言われて、何回問いただしても同じ答えでした。
何回もそういわれてしまうと、興奮した私の誇大妄想だったのかと自問自答してしまうほどでした。 あれ以来、妻とセックスしていても、前のように声を我慢してもだえているだけで、セックスの時間は短くなっていました。
しかし、確かに妻とのセックスの回数は増えていて、私が求めるからそうなっていたのかもしれませんが、妻から求めてくることも増えていました。 セックスの回数に比例して、夫婦仲はよくなった気がしていました。
声を出さない妻の代わりと言っては何ですが、私が上になり激しく腰を振って、肉と肉が当たる音を意識しながらのセックスをして、今、妻を抱いているぞという合図を送っていました。もっとも、弟にそんな意思が通じているわけもなく、 私だけの、欲求の解消になってしまったんですが、激しいセックスに妻も喜んでいるようで、 「なんかエッチが上手になった?」って聞かれるくらいで、誰と比べてるんだ?と思いながらも、夫婦で楽しんでいました。
「また下着を置いて来いよ」と言っても、もうしてはくれません。 あの晩の下着が帰ってきていないと言うのを妻から聞いていたので、そればかりが気になり、弟に聞きたい、さと美の声はよかったか?と確認したい思いが強まってきても、そんなことは到底出来るわけもなく、弟と顔をあわせても、いつもと同じ態度をとっていました。
あの晩以来の妻と、弟の会話や視線、行動が気になってよく観察していましたが、普段と変わりなく、何の意識もない様で、逆に残念な気持ちになってしまいました。
平日の休みが入ったある日、私のそんな悶々とした気持ちが 弟の部屋に向わせました。 両親は一階にいましたが、他はそれぞれ学校や、仕事に行って誰もいない三階でした。
今まで一人の時は何回もありましたし、弟の部屋に入ってCDや雑誌など黙って借りて、事後報告することもしばしばあったのに、その日は何故か後ろめたさと、興奮で胸が張り裂けそうなほどでした。
下の階のちょっとした物音なども気になり、敏感になっていました。 弟の部屋に入りました。 几帳面な性格で、いつも部屋は片付いていてきれいです。 その部屋に「妻の下着が隠してあるのか」などと勝手に想像も膨らんでいきます。
前に入ったときよりもすこし間取りが変わっていました。 私たちの部屋との間仕切りにある引き戸の前のコンポを乗せたラックが移動していました。 いつでも戸が開いても、人が出入りできるようになっていました。 戸に耳を当てることも容易に出来るだろうと、私は何もかもを妻を想像で犯しているかもしれない弟に結び付けていました。
半透明の衣装ケースを開けて中を確認しましたが、普段着が入っているだけでそれらしいものはありませんでした。 机の中にも何もありません。 そのときに、ふと名刺入れくらいの箱に目がいき、開けました。 レンタルビデオの会員証や、そのほかのカードにまぎれて、風俗の名詞が数枚入っていました。
風俗にいくこと自体驚きもしませんが、その全てが「人妻~~」「~~奥様」と言うもので、一枚はデリヘルでした。 「この部屋にも呼んでいるのか?」と想像がかなり膨らみます。 誰もいない家に、妻に見立てた女性との性交渉の及ぶ弟の姿を嫌でも想像してしまいました。 その箱に、順番が狂わないようにカードをしまい、箱も元に戻し、一番下の引き出しを引き抜きました。
私がよく学生時代にエロ本を隠していた場所なんですが、弟のその場所にも入っていました。 五、六冊のエロ本と、官能小説が入っていました。 タイトルを見て弟の性対象が妻であると言うことがさらに深まりました。 人妻の緊縛の本と、お姉さん~~と言う本でした。
官能小説のタイトルはそれを確信に変えるほどでした。 一冊は痴漢ものでしたが、後の二冊は義姉~~と言うもので、ぱらぱらとめくりながら、普段清楚な義姉が夜は豹変すると言う内容で、弟を誘惑していくと結うものでした。
私が興奮する内容と、弟が切望していると思われる内容が一致していることに、私の下半身は反応して痛いくらいになっていました。 しばらく読みふけていました。 しばらくして、クローゼットを開けました。 スーツなどがハンガーにつるされてきれいに並んでいました。 引き出しも開けて隅々まで調べました。クローゼットの中の引き出しには余り物が入っていませんでした。
引き出しの上に乗って、奥に押し込まれているような箱を開けると、スリップとパンスト、ブラとパンツ、大人のおもちゃ、それを着た女性のポラロイド写真が入っていました。
私にはそれらが妻のものであると言うことは分かりません。 写真に写っている女性は、髪の毛が茶色い化粧の濃い、一見派手な女性で、歳は30半ばから後半と言ったぐらいで、妻よりは歳をとって見えました。 私が置いた下着はありませんでした。 興奮した私は、自分たちの部屋に戻り、久しぶりに一人でしてしまいました。 その晩、弟の顔を見ても切り出すことも出来ずに、いつもの会話でした。部屋に入ったのを不審に思われないために、車の雑誌を借りたと言っておきました。 同じ晩に、妻を求めました。 妻に今日のことを教えたい気持ちは強かったのですが、結局その日には言えずに,体を求め 「最近元気ね」と皮肉を言われながらセックスしました。
頭の中は、妻にも部屋を見せたい、どうやって見せようか、 そんなことばかりで、いいきっかけを探していました。 弟が飲み会で遅くなる日がありました。 この日しかないと私は心に決めました。 夜寝るときに妻にワインを用意して、寝室でテレビを見ながら飲んでいました。 妻は、お酒は好きなほうですが、弱いのですぐに飲まれてしまいます。と言っても、すぐに寝てしまうことが多いのですが、寝室で飲むことはよくあることなので、不信がられてもいません。 飲みながら、体を寄せ、「今日は隣に誰もいないから、心置きなく出来るよ」と言いました。
妻もまんざらではなさそうでした。 「そういえば、この前の下着帰ってきてないから、探しにいこうか?」と切り出しました。 「馬鹿なこといって、お部屋に勝手に入ったら実の兄弟でも怒られるわよ。急に帰ってきたらどうするの?」と言っていました。 服を脱がせ、愛撫を始めると、久しぶりに声を出しました。 隣に居た娘も、いませんし、もちろん弟もいないので、妻はいつもより積極的になっています。 「気になるだろ?」 「本当は、見てみたいだろ?」 と私のものを口に含んでいる妻にささやきました。 「ほら、早くしないと。こんな機会はめったにないから。」 と言って、私は起き上がり、弟の部屋と私たちの部屋の戸を開けました。 弟が来てからは、使っていなかった戸を開るのがなんとなく新鮮な気持ちでした。
妻の顔も好奇心いっぱいの顔つきで、私に続いて入ってきました。 机の一番下の引き出しを抜いて、エロ本を出しました。 「わー、○○さんもこんな本読むんだ、信じられないね」 と言って、ページをめくり見ていました。 「あんまり粗末に扱うなよ、順番も変えたらばれるから」 と言う私の言葉が耳に届いているか分からないくらい、返事もせずに黙って読んでいます。
「タイトルを見てごらん」読んでいた、エロ本の表紙を見せました。 「こっちの小説は、義姉~だから、さと美のことじゃない?」見せた官能小説を黙って手に取り、ページの中ほどを開けて読んでいます。 「男の人って、年上の女の人にあこがれるって言うから、ぜんぜん不思議じゃないでしょ」 と小説に目をやったまま、妻はいいました。
「でも、その年上の女で、一番身近にいるのは、お前だから、縛られたお前の姿や、こんな風によだれをたらして目を潤ましてるお前を見たいんだよ」と言って、縛られたまま口枷を嵌められている写真を見せました。 「さと美も縛られるの好きだったね、また縛ってあげようか?」と乳首を親指と人差し指で挟んで、引っ張りました。 「○○さんと、しちゃってもいいの?」と私をからかったように妻は言いました。 「○○だったらいいよ、他の男に抱かれるなら許せないけど、○○と俺の前でだったら、いいよ」と答えました。 「バカ、出来るわけないじゃない。」と妻。 「したいんじゃないの?」と私。 まだ妻が読んでいる本を丁寧に元に戻し、クローゼットをあけ、下着が入っている箱を取り出し妻の前に置きました。
「この前、実はこの部屋に入って見つけたんだ。開けてごらん」 妻は箱をあけました。 「・・・」言葉に詰まっています。 「お前の?」と聞きました。 「スリップとパンストは私の・・・ブラもかな。後は違う。」と言って中の写真を見ました。 「私の着てる」 「ほら、お前だと思って、抱いたんじゃないの?」 「写真もお前の写真に変えてあげようか?」 と言う私。 写真の女性が自分のものを着ていることに怒ったのか、一瞬むっとした顔になりました。 中に入っていたおもちゃのスイッチを入れると、いやらしい音が部屋に響きました。 妻の下半身に当てようとしたときに 「もう、汚いじゃない。誰が使ったか分からないから」 と言って、妻は拒否しました。
私も納得して、箱にすべてしまいこみクローゼットにしまい妻の背後に座りました。 妻の胸を両手で揉みしだきながら、 「さと美を抱くことを想像してるのは間違いないね」 「うれしい?」 と言うと、妻は 「かわいそうね、でも好かれてるのが本当だったら悪い気はしないから」 と妻は言いました。 「義姉さん・・・」と言って私がせまっていくと、笑い出して、ふざけながら 「なに?弟」と言いました。 「弟じゃないだろ、○○だろ!」と言って、もう一度 「義姉さん」と押し倒しました。 「義姉さん、きれいだよ。」 「もうこんなに濡れて、感じてるの?」 と言う私に最初は笑っていたものの、次第にあえぎ始めました。 愛撫するまでもなく、妻のあそこはすでに濡れていました。 「何でこんなに濡れてるの?本当は抱かれたいんだ」 「俺の前で抱かれてみる?」 と私は聞きました。 「嫌!そんなことしない」と妻。 「でもこんなに濡らして、体は正直だから」 「・・・」 「正直に言ってごらん」 「嫌、出来ない」 「さと美のパンツでオナニーしながら、こんなことしてるの想像してるんだよ。」 「はぁ・・・いい・・」 濡れたあそこをなで続けていると、自ら腰を押し付けてきます。 「○○さんって言ってごらん」とやさしく言いました。 何回も言う私に、 「○○さん・・」と小声で、ついに言いました。 私も「義姉さん」と言って手の動きを早めます。 「あぁ・・いい・・○○さん・・いいの」 私が言えと催促していないのに、妻は言いました。 その言葉に、なんともいえない胸の締め付けと、その言葉だけで行ってしまいそうになるくらいの興奮が襲ってきました。 高まってきている妻の上になりました。 足を広げ、私を受け入れる妻。 入れた瞬間、大きな声を出しました。 私は入れながら、頭の中では第三者になって、弟に抱かれている妻を見ていました。 妻も、そう想像していたと思いました。
腰を激しく振る私に、声で答える妻。 入れてすぐにいってしまいました。 「いってないの?」と妻に聞くと 「入れたときに入っちゃった」と言いました。
何も言わずに、妻に入れたまま、長い時間キスしていました。 寝るまで弟のことには私も妻も何にもふれずにいました。 多分、妻にも想像とはいえ後ろめたい気持ちがあったと思います。 それは私の気持ちと似ているようで、なんとなく分かりました。 弟に抱かれる妻を想像する夫、それを受け入れた妻。 弟は朝方家に帰ってきたといっていました。
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