この話はつづきです。はじめから読まれる方は「義母と過ごした日々」へ
優と憲子に突然不幸の知らせが届いたのは年も押し迫った12月の半ばであった
優の父親が出張先で事故に遭い急死したとの連絡が入ったのだ
妻の憲子は余りの突然の知らせに涙すらも出せず息子の優は唖然とするばかりであった
しかしだが2人に悲しんでる隙など無かった怒涛の様に通夜と葬式そして四十九日と瞬く間に時が過ぎ2人が落ち着きを取り戻したのは年も過ぎた2月のであった
今まで優と憲子は人目を忍び同居しながらも密会の様な生活を送って居たのだが最早2人の関係を邪魔する者など無かった
優と憲子は住み慣れた街を離れ誰も2人の事を知らない街へと移り住んだ
しかし優と憲子はお互いの熱い高ぶりが嘘の様に消え2人はいつしかお互いを避ける様な生活を送りそして別れた
優は一浪の後大学に入り5年後に大学を卒業し或る出版社へと就職した
そして或る女性官能小説家の担当と成ったのだ
その女性小説家は出版社の人間でも一部の者しか面識が無く優も会う事など無かったが、偶然出会う事と成った
そしてその女性小説家は憲子であった
憲子は優と別れてから優とのふしだらな関係を小説にし今では売れっ子官能小説家と成っていたので
「驚いたぜ、まさか憲子が小説家の先生様と成っていたとはな」
ほくそ笑み笑う優に憲子は諦めとも採れる笑みを浮かべ
「矢っ張り貴方からは逃れられない運命なのね」
溜め息混じりに言う憲子に優は笑い
「覚えてるか?俺に誓った言葉を?」
優の言葉に憲子は俯き頷いた
「ええ覚えているわ…私は貴方の牝奴隷よ、何でも言う通りにする牝よ」
憲子はそう言うとソファーから立ち上がり身に着けている洋服を脱いでいった
あの時のよりも更に躰は成熟さを増しより一層色っぽく彩付いていた、優はその躰をまじまじと見入り
「此からは元の生活に戻る事だぜ」
優の言葉に憲子は愁いの表情を浮かべ頷いた、そして或る日、憲子の新作発表会がホテルで行われた
「皆様お待たせ致しました、女性官能小説家の第一人者、叶憲子さんのご登場です」
女性司会者が憲子をステージへと招くアナウンスをした、会場からは列席者の拍手が鳴り響いたがそれは直ぐにどよめきと悲鳴に変わった
憲子は全裸に緊縛された姿でステージに現れたのであった
そのステージの袖で優が満足げに笑い憲子は憂いの帯びた表情を浮かべていた
「…み、皆様、わたくし、叶憲子は…露出狂のマゾ奴隷で御座います…どうか…恥ずかしいこのマゾ奴隷を…嘲笑って下さい…ぁあああ、嫌ぁぁ、嫌ぁぁ…許してっ…ぁあああイグヴヴ、イグヴヴヴ、イグヴヴヴ!!」
憲子は烈しく震え小便を漏らしながら激しく気を昇天した
ステージの袖で優がバイブのスイッチを最大にさせたからであった
憲子は烈しく気を遣り続けたのであった
その後憲子はAVの世界にも進出しマゾ女優としても活躍したのであった
私生活では優の奴隷として日々調教を受ける毎日であった
「あの…御主人様、憲子は、とても恥ずかしいです」
俯く憲子に優は冷たく笑った
「恥ずかしい?、嬉しいの間違いだろ」
その言葉に憲子は何も言えずに頷き、全裸姿で繁華街を歩かされたのであった(終)
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