狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女

15-06-14 10:06

二度目の合体を済ませて芳美と離れ、ベッドの上に掛けた。さすがに疲れたが、やり遂げた満足感がある。芳美はぐったりと椅子に腰を下ろし、満ち足りた感じでいた。「もう妊娠しとるんじゃないか?」聞くと、彼女は軽く苦笑いをした。気だるい思いでベッドに仰向けになり、天井をぼんやり眺めた。加奈さんや智子の事が頭に浮かんだものの、どうでもいい気もした。このまま時間が止まってほしい・・・。しかし時間は確実に進んでいき、暗くならない内に帰らなくてはならない為、僕は仕方無く起き上がってパンツを履き始めた。「おまえも履け」「はい」芳美も立ち上がってパンティを履いた。                               ホテルから出た時、日は傾いていたものの昼の明るさと!
さはほとんど変わらなかった。芳美は駅に向かって運転しながらいつしか沈んだ表情をしていた。                                     


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