高校時代の期待外れだった思い出_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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高校時代の期待外れだった思い出

15-06-14 10:08

2月某日、会社を休んだ。忙しかったが何となく休んだ。

妻から「何年もやってないから屋根裏部屋の掃除をしてよ」とお願いされる。
午前中から、背の低い屋根裏で腰を屈めて掃除。不要となった荷物が、所狭しと置いてあるため、退かす事が出来ない。
そのため、掃除の箇所が限られている。昼を食べて掃除を再開したが、見える場所は全部したし、やるところがなくなった。
妻は夕方までパートに出掛けているので、当然サボる。


その辺りにある、段ボールを何気に開けてみた。僕の高校時代の卒業アルバムが出て来た。
寒い屋根裏部屋から、暖かいリビングに場所を移し、アルバムをめくる。思いを巡る。

男子校だった為、見る価値など余りないが、それでも久しぶりに見るアルバムは新鮮でさえあった。
ペラペラめくり、ひとりひとりをざっと確認すると、そいつに目が止まった。
「あぁ、Kだ。同じクラスにはなった事はないがKだ。フルネームはKKって言うんだ」


僕は、KKのあの日のチャラい満面な笑顔を思い出した。
あれは僕が高校二年生17歳の出来事だ。童貞は卒業していたが、男子校故に女にはかなり困っている日々だ。

その日、Kは笑顔で僕に廊下で近づき「なぁ、お前IYって知ってる?」
僕は少し考えて、しかもKKとIYの関係を考えながら「N女子高のIY?」と聞く。




KK「そうそう。あの子テニスうまいんだろ」
僕「うまいなんてもんじゃないぜ。団体で全国ベスト○の学校のレギュラーだよ」

KK「そんなすげー子なんだー」
僕「なんでお前がIさんの事を知っているんだよ」

KK「Yちゃんもお前の事知ってたし、うちの学校ではお前とTKはかなり強いって言ってたよ」
僕「そうじゃなくって、お前はIと中学校が一緒なのかよ?」

KK「違うけど、知ってるんだよ」
僕「付き合っているのかよ。あそこのテニス部で男と付き合うなんて出来んのかよ」

KK「俺じゃないけど、出来んじゃねーの」

なんか釈然としないが、1回目の話はそこで終えた。


IYの通っているN女子高はテニスの名門で、僕の通っていたN高校(男子校)から3~4KM位しか離れていない高校だった。
試合で見かける日焼けした彼女の肌と笑顔の時のエクボと白い歯はたまらなく可かった。

ボレーやスマッシュが決まった直後の「よーし」の声は特に可愛かった。
IYは身長160ちょいで、痩せていて日焼けと白い歯は、顔は似ていないものの、その感じはビーチバレーの浅○尾美和のようだ。

先ほどから“可愛い”を連呼しているが、当時の僕は男子校なので、男子校故に視力と眼力が落ちる。あの当時1,000人の女子高生がいれば、995人は可愛いとマジで思ってた。


数日後、Kを捕まえてもう一度Iの事を聞きだした。

KK「言うなってYちゃんや彼氏から止められたからなぁ。けど、話す内容もあんまりないんだよ。ただ、彼氏の家でたままた会って、たまたま30分位話しただけだからさぁ」

相手は誰かと聞いたが、「お前は知らない男だと思う」と、その日は言われた。それと「うちのテニス部の連中には言うなと口止めされている」とも言われた。
一旦はこれで、この話の興味は失せた。うちの学校の生徒が彼氏じゃないからだ。しかし、その1か月後位にまた満面の笑みのKKから呼び止められた。

KK「お前さぁ。他人のセックス見たことある?」
僕「ないない」

もう感づいた。接点の少ないKKが僕に言うのだからIのセックスを見たのだと・・・

僕「Iのセックスを見たんだな」
KK「分かる~? するのより見る方がヤバいな」

僕「どこで見たんだよ」
KK「部屋だよ」

僕「間怠っこしいなぁ。こういうはっきりしないのは一番イヤだよ。MJの部屋だろ?」
KK「分かった分かった。そうだよ。誰にも言うなよ。」

MJはうちのクラス一のチャラ男で、いつもいい匂いをさせていて、お○ちん○ちんのサイズがマグナム級と噂されていて、女はいつも5人は居ると言われ、時に中学生、時に高校生、時に大学生、時にOL、時に人妻まで相手にしているという伝説の、医者の子せがれだ。


KKは語った。語りに語った。その話を聞いて僕はFULL勃起した。家でもそのネタを発展的に妄想して7日連続で1日2度も抜いた程だ。
話しはこんな感じだ。

KKとMJは同じ駅で下車するらしく、チャリで10分程度の近所らしい。月に一度は酒やたばこをやりにMJの部屋に行ってたらしい。

最初のIYとの出会いもMJの部屋で、たまたま月曜日にKKが遊びに行くと、後からIYが来たらしい。MJ家はオープンで、お母さんがMJ宛てに訪れた「友人だ」と主張する人間はみんなMJの部屋に入れちゃうらしい。

そこでIYがMJの彼女のひとりだと知った。MJの話からも他に居る事は判ってたらしいが、IYの彼女である事は間違いない。
そして、IYがテニスをやっている事が分かった。

いろいろ話はしたが、最初に会った日は、邪魔しちゃ悪いと思って、KKは早々に切り上げたらしい。

だがその日、KKはMJやIYに、IYはうちのテニス部をよく知っているから絶対に誰にも言わないで欲しいと念押しされたらしい。だから、交流は少なかったとしても、毎日顔を合わせる同じクラスのMJから話を聞いた事がなかった訳だ。

確かに、N女子高のA監督はかなり厳しい。そんな、セックスやタバコや酒の劣悪な環境に彼女が居る事などご法度だ。
KK曰く、その日判った事としてN女子高テニス部は月曜日に、練習が早く終わるという事だ。だから彼女に会いたければ月曜日に行けば確率が高いという事だ。

そして、僕が余りにも関心を寄せたため、KKにとってはさほど興味もなく、KK基準では可愛いと言うより普通なIYを見るために、また月曜日の夜を狙ってMJ宅に遊びに行ったらしい。(同じ男子高生なのに、KKの方が遥かに目が肥えていたのかも知れない)

その日は3人ともまあまあ飲んだらしい。
酔うとMJがIYの脚をすりすりしたりセーラー服のスカートをまくったりして遊び始めて、IYは拒否するものの抵抗が緩かったとのことだ。
セーラー服のスカートをまくった時にブルマっぽいのが見えコーフンしたと言ってた。

KKが「じゃ、帰ろうかなぁ」と言うと「後で話があるから、そこでマンガでも読んでいろよ」とMJが言うと、L字になっている部屋の隅に置いてあるベッドの方にIYを連れて行きセックスを始めたとの事だ。

ベッドの横にはコンポが置いてあるので、音量を大きめにして洋楽を掛けておっ始めたらしい。
当然、ピロートークも「はぁふぅ」言う喘ぎ声もある程度聞こえたらしいし、何よりL字の部屋のベッドの位置は、KKの座っていた位置からふたりの下半身は見えたとのことだ。

事が終わって、IYは恥ずかしいのかKKの居る間はベッドから出てこなかった。
僕はこの話を聞いてMJの友達になろう、親友になろうと思った(爆)

もう居ても勃ったら入れられる状態となった僕である。
このように日本語にならない程、僕の気持ちは抑制できなかった。
MJに話しかけた。

僕「お前、N女子高のIYと付き合ってるんだってな」
MJ「とうとうバレたんだな。KKに聞いたのかよ?CUに聞いたのかよ?」

僕「教えてくれた相手に悪いから言わないよ。それにしてもMJは水臭いよな。先ず、同じクラスの俺に言うべきだろうがぁ・・・」
MJ「そっかー。まぁ、そういう事にしておくよ」

僕は、既にIYに恋をしていた。IYのまだ見ぬ肉体に恋をしていた。IYのまだ聞いてない潤んだ声に恋をしていた。

僕「あのさぁ、月曜日にお前の家に行ってもいいか?」
MJ「月曜日~? おぉ、お前KKに聞いただろ?」
MJ「分かった。はっきりIYが来ると判る月曜日は事前に教えるから、その時は俺ん家に来いよ」

その日が訪れた。僕は、今日はMJとIYを酔わしに酔わす事を心に誓った。
部活を終え、ダッシュでMJ家に電車に乗って向かった。途中、リサーチ済みのウイスキーを購入した。当時はお酒購入の理由を「親の使いだ」というと簡単に手に入ったものだ。KKから行き方は事前に聞いていたので、迷わなかった。大きな表札があるので直ぐに判った。


玄関には小さ目のローファーがあったので、絶対に彼女が居ると確信した。
母親に丁重にご挨拶をしてから「そこだからね」と指差され部屋に案内された。
僕は震える拳を押さえながらコンコンとノックした。
1秒後に「いいよー」と言うMJの声で部屋に入った。
この2秒の間は、ふたりで何かしていたに違いない。
空気感は物語っていた。


僕を見た瞬「あ~~~っ」と言って驚くIY。「よっ!」と言いながらお土産を渡す僕。既にMJとIYは酔って赤ら顔だ。IYの学校は、丁度試験期間中で練習がない日だったので、いつもよりかなり早くMJ宅に着いていたらしい。

僕はその時は、飲まない吸わないテニス一筋のつまらない男だったので、コーラを飲み続けた。MJとIYは、コークハイを飲み続けている。このコークハイがMJの好みだという事までリサーチ済みだった。

部屋に行き、既に1時間は経過している。かなりふたりは酔っているものの、全くエロくはならない。しょうがないので、N女子高の話やA先生の話を聞きまくった。けど、そんな話には実は自分自身、全く興味はない。僕のネラいはあくまでもIYの身体と声だ。あわよくば抱けるとさえ考えていた当時の僕の単細胞加減には呆れるが・・・


作戦を変更だ。
聖域なき戦い。性癖なき戦い。精液なき戦い。
どれでも良いのだが、兎に角IYの喘ぎ声と裸体が僕の勝利なのだ。

「お邪魔しちゃったね。俺、帰るわ」と言い、ふたりからさよならした。
だが、これは作戦である。帰ると見せかけて奇襲をかける。

僕は、MJのお母さんには「飲み物買って来ます」と言い出て行った。
まず、庭に行こうと試みたが、かなり困難な気がしたので、作戦は変更だ。
そこで、コーラを数本買いに行った。

計算では、“僕が出て行く⇒いい雰囲気になる⇒行為開始⇒IYが全裸”で15分程度と計算した。よってきっかり15分後にMJ宅に舞い戻る。

そっと玄関を開けると、お母さんが出てきたので「お店が判らなくて戸惑ってしまいました」と言いMJの部屋に行く。部屋の中からは結構な音量の音楽がかかっている。

「やってる。絶対にやってる」ドキドキする。ノックもせずドアノブを回す。鍵がかかってない。
「やったー!」ガッツポーズをする。

ドアをそっと開けるとふたりが目の前に普通に座っていた。
僕もMJもIYも「あれー?」と目を点にしながら言う。
MJとIYの「あれー?」は帰ったんじゃないのの「あれー?」で、僕の「あれー?」はセックスしてんじゃないのの「あれー?」だった。

「あぁぁ、ごめんごめん。俺コーラ沢山飲んじゃったから、やっぱ買って置いてから帰ろうと思って、舞い戻ってきたよ」と言った。結局その後、何もしてない事にがっかりしながら僕は直ぐに帰った。


翌日僕は、「昨日はサンキュウ」とMJに言った。
僕は「後から考えると、エッチでもしているところに戻っちゃったら悪かったと思ったけど、やってなくってよかったよ」と僕が言うと、

MJは「あーっ、丁度終わったところだったぜ」と言う。
僕は「マジ?・・・」

KKには改めて聞いた。「MJって早い?」
KKは言った「そう言えば、俺が見た時も始めてから終わるまで2曲だったかな?」

そして・・・
MJはうちのクラス一のチャラ男で、いつもいい匂いをさせていて、お○ちん○ちんのサイズがマグナム級と噂されていて、女はいつも5人は居ると言われ、時に中学生、時に高校生、時に大学生、時にOL、時に人妻まで相手にしているという伝説の早打ちの、医者の子せがれという事が分かった。

屋根裏部屋の掃除をした日に、KKの生生しい話を思い出し、ひとりエッチをした僕であった。

[体験告白][エッチ][高校生]


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