狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

狂女

15-06-14 10:34

夜が深まっていっても女たちは僕の部屋でテレビを見ており、いよいよ彼女たちの飼育生活が始まったと実感した。服やスカートなどは許してやったので身に着けており、特別、飼われているという感じはしない。三人共家に連絡しなかったが、加奈さんの実家から僕の家に電話が掛かってきて、それに出た母さんがどうやらおばあさんに上手い事を言ってごまかしたらしい。母さんを仲間に入れたのは僕たちにとって大きな力になる。それにしても女三人を父さんの目から隠し続ける事などやはり出来るわけがなく、初めから明かす方が気が楽なので、僕は母さんに悪い入れ知恵をして加奈、芳美、智子の三人がここで暮らせるように協力させる事にした。常識に外れた行為をどう言って父さんに承知させるか、母さんも良い考え!
思い浮かばない事もあって、結局僕の指示通りに動いたのだった。父さんは母さんから、妹とその旧友二人が当分ここで暮らすと聞いて唖然とした。その理由を聞いても納得せず、反対した。 


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索