牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 10:39
青春時代は終わったから書いてみよう。
数年前の話、友達アキラと俺マサシはゆずのような二人組アーティストに憧れて素人音楽活動をしていた。
住まいは地方でアキラの家に大きな小屋がありその二階が練習部屋。 周りに家も少ない所だったからギターガンガン歌声ガンガンで頑張っていた。 ギターは少しずつ上達するアキラと俺が… 二人とも歌が上手く無い事に気づく。どんなに頑張っても、何度声を潰しても高い声が出ない。音をハズすと全くダメだった。 夢は路上ライブで女の子にモテて、口コミでスカウト来てなんて練習の時に良く語ったが、俺達じゃ無理だな、とあきらめてた時だった。
アキラが勝手に共通の女友達のユカにメインボーカルを依頼した。 ユカは確かにカラオケで歌ウマと評判だった。 が、俺は嬉しさ半分、嫌さ半分。 何故なら俺はユカに惚れていたから。 アキラはその時、きちんと彼女が居た。 ただ遠距離で、もう別れなきゃと毎回言ってたのでユカ狙い?と焦りを感じたのだ。 しかしユカが来てからの活動は充実した。 歌が上手い、ギターに関する指摘も素人ながら的確。
活動当初のデモテープが悲鳴や叫び声なら、ユカが入ったあとは水のせせらぎのような聞きやすさ。 路上行けると話た。
路上デビュー 街中で深夜に歌って見たが誰も聴いてくれない。
だが回数を重ねると少しずつ見て、聴いてくれる人が増えた。 話かけてくれる人も増えた。 ギターケースの上に五円とか10円置いて行く酔っ払いも増えた。 俺はますますユカを好きになった。
>> 甘ずっぱそうな展開に期待 エロも忘れんなよ
ありがとー
ただ気になる存在はアキラだった。
アキラは遠距離の彼女と正式に別れた。 ユカも俺も知ってた、と言うより路上終わったあとアキラの家の練習部屋で慰めるといい、朝まで飲んだ。
その時、アキラはふざけてたのか良くわからんが、「酒で慰めるんじゃなくユカの体で慰めてよ~」 とか言ってた。
ユカは受け流す感じで対応してたが。 気づいたらアキラは寝ていた
で、ユカと二人で語る。 ユカにも彼氏は居ないと言う事を本人から聞けて安心したと同時に 「今はボーカル楽しくて彼氏居なくても全然気にならない」
俺がアキラはユカが好きで体で慰めとか言ったのかな?とか言うと 「グループに恋愛を持ち込んだら、ダメだよ。絶対、仲が悪くなっていいのが出来なくなると思う」 と言った。
同感だった。だから、俺はユカを好きで好きでたまらないのに、このグループも好きだから、崩壊させたくないから告白してないんだよ。 と心の中で思った。
そんな感じで2~3ヵ月すぎた。 路上ではユカ見たさっぽい男の見物人も増えた。
が、当然スカウトなんかは来なかった。 俺も上達の限界がわかってた。 そんな気分だったから、音楽に集中しなくなってた時に気づいたんだ。 ユカとアキラの仲が以前より親密になってる…
何気ない仕草、行動でユカは今まで分け隔て無くやってたと思ってたが… 本当に細かい所なんだ。練習する時、良くユカが飲み物とか買ってくるんだが、アキラのタバコを一緒に買ってくる。 で良く見てるとアキラは最後の一本を吸い、ユカが買ってきたタバコを次に吸う。 まるで、アキラのタバコが切れる事を知ってたかのようなタイミング。
俺の頭が??だった。 モヤモヤが取れない。 だって…ユカ言ったよな 俺達と恋愛はダメだって!だから俺、気持ち押し殺してんだぞ。
だが、その真相はスグニ判明する。 やっぱり路上終わり、明日、休みだからって理由で三人で飲んだ。
で寝たんだが 「ダメ…マサシに聞こえるって」「んも~キスだけだよ?」「ピチャピチャん~もっと」
確かに聞こえるアキラとユカの声。 間違い無くキスしてる。 「こーゆうのも興奮するしスリルあるな…」とアキラが言うと「ダメだよぉ、マサシにバレたらもう三人で歌えないよぉ」
「ピチャンッ」「じゃあ辞める?」「ん~、だってぇアキラの凄いじゃん…こんなになって相変わらず悪いおチンチン」 「そう、凶暴だからさ、ユカ、慰めてよ」
「チュ…ジュ、」と卑猥な音。 間違い無い…フェラしてる。 しかも初めてじゃない… 心が打ち砕かれた。
「ユカ、上手くなってきたよ…それともマサシがいるから張り切ってるのか?」 「ん~ん~…」
口からチンポを離さず夢中になってるのか アキラは「あ~、出るよ、いいか、出すぞ」 と少しは俺に気を使えって位の大きな声。
でその日はユカとアキラそれだけ。 アキラが「ユカも我慢出来ないだろ?いれよう?」とか言ったら
「ダメだよぉ、私、絶対声我慢出来ないもん、マサシがおきちゃうから我慢する」と 「確かにユカ、声大きくかんじるもんなと」
もうね、涙が自然と出たよ。 あとさ、今後二人とどう接していいかわからなかった。
朝起きたらアキラとユカは別々に寝てた。 昨日の夢か?と少し期待したがゴミ箱みたらティッシュが沢山あるんだ。 溜め息ついた。 で紙に先帰るとだけ書いて帰宅した。 でしばらく、体調不良を理由にバンド活動をずる休みした。 で三週間位して久々に二人に会ったら益々親密になってた。
>> 舐められてんなw
>> やばい超面白い。 思わぬ名作にぶち当たったわw
>> 語り主、次回なにか書く時はコテ付けてくれよ。スレの中に埋もれてしまうとサルベージ難しくなるぞ。 最初からコテ打っときゃ検索で全話読み出せるしな。
お構いなしの横でのセックル描写も的確でいやらしい、オッケー。 語り主の悔しい気持ちもすんなり入って来る。オッケ一!
やたら三文小説仕立てで寒いギャグみたいになる作品が多い中で、 ここまで淡々としかし熱く「寝取られ」を語った作品はちょっと見た事ないね。
続きに期待。
その頃から就職活動が始まり、早い遅いはあったが三人とも就職内定を貰った。 久々に三人で飲まない?就職祝い兼ねてさ、とアキラから誘われアキラの部屋にいったらユカがエプロンして料理を作ってた。 これが一番、きつかった。 で、乾杯したらさユカがジュースなわけ。 「飲まないの?」って聞いたら「実は…」と
アキラとの子が出来てました… これ以降、二人も忙しくなりましたし、俺も会いたく無い気持ちが大きくなり、会わなくなった。
で、2年半後結婚式の招待状が来ました。 行きました。 ユカのウェディングドレス姿はさぞかし綺麗だろうなと思ってたら ユカ… 太ってました。 子供は女の子でしたね。
これで終わりです。
>> >ユカ… 太ってました 「いいとも」の「俺とおまえ?」に笑ってたのにそれ以上に笑ってしまったwww
うまいなあ、なんだろうこのストレートに顔面ぶち込まれたみたいなシンプルで力強い落とし方。 あんだけ悔しい気持ちを丁寧に拾って来て最後に「ユカ… 太ってました」www
いかんわー「いいとも」が全部ふっとんだ! キミは音楽より文筆業やった方が絶対いい! 間の取り方がプロレべル!
あとね、今はねアキラ、ユカ夫婦と普通に交流あるんだわ。 なんせ、俺も結婚したんだけど、ユカの紹介で知り合った子と結婚したから(結婚式の時) 最近、アキラも太って来てそれを冷静に見ると、あそこの一家は単純に食う量が多いんだなと思う。 最後に、ユカと二人で練習小屋で話た内容の話や、俺がユカを好きだった話したよ。 ユカは全く気付いて無かったってさ。ただアキラは薄々気付いてた。アキラから「マサシに取られたくない」と言われてキュンと来たとかなんとか。
「マサシは私の事、そんな目で見ないでしょ」とアキラに言ったら 「じゃあマサシを気にしないで俺と付き合って下さい」と頼まれたんだと。
最初に書いたけどさ、青春時代ってこんなもんかなぁ、て経験でした。
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