セックスを終え、「はあ・・・」と、ドア近くの布団の上に仰向けに寝転んだ。このまま眠ってしまいたい気がした。外からは何も聞こえず、静寂に包まれている。明日は土曜で休日な分、気が楽だ。僕は今までの興奮が嘘のように冷静になっており、そのままおとなしくしていた。母さんは気だるくティッシュでまんこを綺麗にしてパンティを履き始めた。加奈さんたちは母子間のセックスに当てられて又体が火照っているのか、パジャマの中に手を入れて慰めたりしている。さすがの僕もこれ以上は構ってやれず、ぼうっとしていた。 雀のさえずりと烏の鳴き声が聞こえ、『もう朝か?』と思って何気なく隣を見たら、母さんがパジャマ姿で眠っている。『あれから!
ちゃったのか・・・』僕は薄暗い中、布団から出て窓のカーテンを引いた。外は白々としている。あまり眠っていないので頭が少し重い。部屋は一晩中、弱い冷房が効いていて涼しく、真ん中の布団で加奈さんと芳美が、その向こうの布団では智子がまだ寝ている。大きなあくびをした僕は絨毯の上にあぐらをかき、眠気覚ましのつもりもあって、まだ少し残っているサイダーを飲んだ。すると、それに気付いた智子が「あ」と言って起き上がり、敷布団の上で僕に向かって正座をし、「おはようございます、ご主人様」と頭を下げて挨拶をした。「ああ、おはよう」僕はサイダーのペットボトルを手にしたまま挨拶を返した。智子は、まだ眠っている芳美と加奈、さらに芳江の方を見た。「昨日はだいぶ頑張ったな」苦笑して言う!
と、智子も可笑しそうに、「はい」と答えた!
しばらく黙ってサイダーを飲み続けた後、「家の方は大丈夫なのかな?」と尋ねた。智子は俯いたきり答えない。夫はともかく、小学生の一人娘の事は気になるに違いない。自分の欲情に負けて僕に体を委ねていても、母親としての情は無くなるはずがないから、時々それが心をちくちく刺してつらくさせているのだと思う。それは芳美も同じ事だろう。全ての原因はこの僕に在る・・・けれど、そのあまりの罪深さが怖い僕は、智子や芳美にも大きな責任が在る、と自分自身に言い聞かせているのだった。
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