おじ様と私(1)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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おじ様と私(1)

15-06-17 08:47

高校一年の夏。私は初めての彼氏と別れたばかりだった。
 彼氏は同じクラスの男の子で、席が近いことから親しくなり付き合い始めたけど、セックスが原因で別れた。
 最初は、彼も経験がないのだから仕方ないと思っていたものの、自分の欲望を満たすためだけの様な自分勝手なガツガツした行為にだんだんと辟易するようになってしまい、私の方から別れを告げた。
 その後は、しばらく恋もセックスもいらない…と思っていた。

 その日はバレー部の練習を終えて家に帰るために満員電車に乗っていた。
 夕方という事もあり電車の中には私のような部活帰りの高校生や仕事帰りと見られるサラリーマンやOLの人々でぎゅうぎゅう詰めだった。
 当然ながら座る席などなく、私はボーッとしながら早く家の近くの駅に着かないかなと思っていた。
(…え? なに?)
 不意に、お尻に違和感を感じた。最初は気のせい、誰かの体か鞄が当たっているだけと思っていたものの、それは次第にはっきりと私のお尻の丸みをなぞってきた。
(ち、痴漢!?)
 その事実に気がついた私は気が動転して固まってしまった。そして痴漢の腕を掴んで止めさせると言う当たり前の事も忘れてされるがままになっていた。
 痴漢の手は最初は私のお尻を撫でるだけだったけど、次第に大胆になってきてお尻を鷲掴みにして揉んできた。
(あっ…ダメ、そんなにモミモミしちゃ)
 痴漢の手は優しく、ソフトなタッチでまるでマッサージするように私のお尻を揉んでいた。私は男の人にそんなに優しく触られたのは初めてで…。
(どうしよう。ちょっと、気持ちいい…かも)
 じんわりと身体が火照っていくのが分かる。子宮が疼き、アソコがムズムズした。
 そして、痴漢の手が私のお尻を離れ、今度は私の太股をつつぅっと下から上へと撫でた時、私はピクッと震えた。
 痴漢の指先は触れるか触れないか位の微妙なタッチで内腿を擽るようになぞったり、肌触りを楽しむように太股を撫でたりして、私はその度に熱を帯びた吐息を唇から漏らした。
(早く…早くアソコを触って欲しい)
 アソコが熱い。恥唇隠された肉襞が刺激を待ちわびてひくついているのが自分でも分かった。
 そんな私の思いを知ってか知らずか、痴漢の手がショーツの中に入って来た。
(来たぁ…っ!)
 太く長い指がアソコの入り口を優しくなぞる。それだけで私の恥唇はくぱぁと開き中に溜まっていた粘液を漏らした。
 指が一本、ゆっくりと膣内に入ってくる。スムーズだが性急さの感じられない、慣れた指使いだった。
 指がナカで縦横無尽に蠢く。しかし、それはむやみやたらと指を動かすだけの稚拙なそれではなかった。
 次はどんな快感が襲ってくるのか、それを思うだけで頭が痺れアソコがびしょびしょになった。
(指、オチ×チンみたいにズポズポされるの気持ちいい…けど、ナカでグリグリって回されるのも堪らない…)
 私はすっかり痴漢の虜になっていた。その時、私に声をかける人があった。
「大丈夫かい?」
 落ち着いた、低い大人の男の声。声がした方を振り向くと、そこには上質なスーツに身を包んだ俳優と言っても違和感のないほど整った容姿の中年男性が私を見下ろしていた。
「だ、大丈夫です…」
 顔を真っ赤にして息を荒くしていたから具合が悪いと誤解されたのだろう。そう思って私がそう言うと、彼は私の耳元に顔を寄せて囁いた。
「大丈夫じゃないね。オマ×コひくひくしてるよ?」
「!」
 私は驚いた。彼が私の体を弄んでいる張本人だと信じられなかった。
「ぬるぬるでキツキツだ。満員電車の中なのにこんなおじさんの指を美味しそうにくわえこんで、恥ずかしい子だね?」
「ぁひ…っ」
 男性は空いている手で私の腰を抱き寄せると長身を屈めて私の耳をねっとりと舐めながら言葉攻めをした。
 そんな酷い事を言いながらも、男性の指は優しくて巧みで…。
(イクっ!)
「~~~!」
 私は満員電車の中でイかされてしまった。
「はぁ、はぁ…」
 乱れた息を整えていると、男性の指がゆっくりと引き抜かれる。その喪失感に私は胸が重くなった。
しかし、
「次の駅で降りて私についてきなさい」
 耳元で囁かれた言葉に私のアソコは再び疼いた。


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