狂女138_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女138

15-06-18 08:46

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「狂女」へ

やがてエレベーターで五階に上がり、すぐに、【黒い蝶】という文字のあるドアの前に立った。

叔父さんがインターフォンを鳴らすと、「はい」と男の声が聞こえた。
「白虎です」
「はい」
少し間があった後ドアが開き、僕は叔父さんに続いて中に入った。
その空間では照明をやや落としており、陰気で怪しげな感じがする。
右側に受付らしい男が一人、左側には女が三人立っている。
女は何れも黒のパンティとブラジャーに網タイツ、赤のハイヒールという格好だ。
「これが甥です」
「そうですか」
受付人は僕を意味ありげに見た後、「どのコースがご希望ですか?」と笑みを浮かべて優しい口調で尋ねた。
その優しさがかえって不気味ですらある。
「別にどれでも・・・」
すると受付人は二つ折りのパンフレットを僕に見せ、「この中から一つ選んで下さい」と言った。
そこには[強姦][痴漢][調教][性交][マゾ]とある。
「どんな人とプレーするんですか?」
「体験コースではこの三人の中の一人とします」
そう言われて僕は改めて三人を見た。
皆巨乳の美女だが、特に真ん中の女がいい。
「じゃあ、真ん中の人と調教の方を・・・」
「わかりました。では二万円です」
驚いた僕に構わず叔父さんが料金を払ってくれ、一安心した。


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