「脚も長いし・・・」芳美のすらりとした両脚をさすり、更に二人の締まった尻も見た。「お子さんは何人お産みになったの?」「二人です・・・」芳美が答え、次いで智子が、「私は一人・・・」と答えた。「そう」それから母さんは彼女たちの腹を見ながら、「でも、もうすぐ雄一様の子を妊娠するんでしょう?」と聞いた。「それは・・・」芳美が言い掛けてやめた。「それとも、もう妊娠してるの?」母さんは下卑た顔で二人の腹をいやらしく見ている。「産婦人科で診てもらった方がいいな」僕の言葉に芳美も智子も、「はい・・・」と答えた。まだ離婚しておらず、家庭にはそれぞれ子供がいるので複雑な気持ちなんだろう。「私、ご主人様の子を産みます」加奈さんが突然はっきり言って僕たちは彼女を見た。「あん!
、出来たの・・・?」母さんが真顔で尋ねた。「まだだけど、赤ちゃんが出来たら産むわ」「・・・」僕は笑いながら、「そうか。いい心がけだ」と言ったが母さんは、「駄目よ、駄目よ・・・」とうろたえて反対した。「いいじゃないか。愛し合っとるんだから」「駄目・・・駄目です・・・」「おまえ、嫉妬しとるのか?」「そんなんじゃない・・・」母さんは尚もうろたえている。「じゃあ、お前も俺の子を産めばいい」母さんは絶句した。「いい体をしとるから出来ると思うぞ」「・・・」青ざめて後ずさった。「なあ皆?」芳美たちに同意を求めるように聞くと、彼女たちは心ならず、「え、ええ・・・」などと賛成するのだった。母さんは呆然と突っ立っていた後、「ああ・・・」と力無くソファに座り込んだ。「芳江!
、俺の子が欲しくないのか?」「あああ!」!
さんは大きく呻いてソファに顔を埋めた。「芳江、好きだよ」そう言って優しく体を起こし、怯えているその顔を見詰めた。さっきまでとは別人のように弱々しい女になっている。「僕たち親子だからもっと愛し合おうね」「雄ちゃん・・・雄一様・・・」目が涙で潤んだ。「いいね?」母さんは頷いた。涙が頬を伝った。「さあ、おいで」そう言って芳江を右向きに僕の上に座らせ、乱れている髪を直してやる。「雄一様・・・もうどうなってもいいです・・・」母親を妊娠させるという悪魔の魅力に酔い痴れた。
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