牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-07-22 08:47
一ヶ月前の金曜日に僕と彼女はラブホに泊まりました。 デート自体久しぶりだったので、夜は酔っ払って2、3回セックスを楽しみました。 彼女はシャイなんで、あまり声は出しませんが、楽しんでくれました。
『愛してる』 『絶対私は浮気なんかしないよ』 『ずっと私(彼女)の事を側に置いてね』 『一生一緒にいようね』
そんな恥ずかしい言葉も自然に言ってくれました。 ここまではよかったんです。
結局その日はそこに泊まり、翌日の土曜日の8時くらいにチェックアウトしたんですが、すぐに別れるのも寂しいので、一緒に映画でも観ようか・・ということになりました。 そして、大阪の中心部のある映画館に入りました。
映画館の中はまだ朝早かったからか空いていました。 前半分は一列毎に2、3人という感じ。後ろ半分はまばらな客足でした。 僕らはいつもの習慣で後ろから2列目か3列目に座りました(よく覚えてない)。 彼女は後ろの方が全体が見えて好きなんです。
映画が始まり、一時間程してから、僕はお腹が痛くなりました。 昨日が暴飲暴食だったんで、心当たりはめっちゃありました。 そこで彼女に『ゴメン、トイレ行ってくる』と言いトイレへ。
結構くだしてて、15~20分くらいトイレに入ってました。 『やばい・・怒ってるかな、彼女』なんておもいながら、急いで暗いシアターに帰りました。 でも彼女の姿がどこにもないのです。
『あれ・・・?』と不思議に思い彼女がいた所に目をこらすも、一人で座っている女の子なんか見えません。
明るければ一発で分かるんでしょうけど、映画館の中暗いですからね。加えてその時軽い二日酔いの状態だったのかもしれません。なかなか発見出来ず、しばらく後ろに立ちながら、背伸びをして前を見たりしていました。
すると彼女が座っていたところに三人の人影が見えました。・・後ろからみると、どうやら彼女と、両脇に男の人が座っているようでした。 でもやはり確信が持てず、その一列前の列のはじに腰を降ろし、斜め後ろのその三人を見てみると・・やはり彼女と見知らぬ男二人でした。
ドキっとしました。
男の人二人組が彼女の知り合いで無いこと・・・恐らく痴漢であろうことは二日酔いの頭でもすぐに想像つきました。も・・・動けず・・目を離す事ができませんでした・・。
二人の男は彼女の肩と頭に手を回し、片方の手を一人は胸元に、そしてもう一人は股間の所に置いています。 それを彼女が必死に手で払っています。
僕は、近寄っていって『やめろ!』と声をあげ、彼女の手を取って出口に向かえばよかったんです・・・それはわかってる。 でも出来なかった・・・ダメな男です。 ただひたすら・・・
興奮してました。ふと気づくと・・勃起してました。
最低です・・・。
彼女は必死に二人の手を払っていましたが、やはり抵抗には限界があり、片方の手は上から胸元に手が入っていきました。 もう片方はスカートをたくしあげて、彼女の股間をまさぐっています。
彼女はよっぽど恥ずかしいのでしょうか。下をずっと向いていました。心なしか震えている気がします。 ふと片方の男が彼女の顔を掴み、ぐっと自分に向けて、キスを始めました。 彼女は顔を背けようと何回か振り切るんですが、そのたびに顔を掴まれ、キスさせられていました。
経験ある人なら分かると思いますが、寝取られたキスって・・本当に興奮するんですよね。 僕は自分のチンポをしごきだしてしまいました。止めたらいいのに・・・止められない。やっぱり僕は最低な彼氏です。
しばらくキスをすると、彼女の抵抗は薄くなっていきました。 なすがままにダランと身体を預けて、キス・・そして、胸と股間を相変わらずまさぐられて・・・。
そして次に彼女のデニムのジャケットははだけさせられ、ワンピースの胸元は下げられ、ブラもずらされ、乳首がさらされました・・・彼女はまた抵抗をし始めましたが、逃れられず・・・股間を触ってる男が、触りながら乳首を舐めています・・・。
ああ・・・思い出すのが辛くなってきた。 彼女はイキやすい体質なんです・・・そんなことをされたら・・・僕の予想は当たりました。彼女は両足をピンと伸ばし、こともあろうにキスしてる男の顔をグっと掴みながら・・・ビク・・ビクと震えました。イったみたいでした。
僕もその瞬間にパンツの中に果てました・・。
僕はそのまま虚脱し、椅子の背中に顔を押し付け、後ろから目を離しました。 性欲が覚めてきました。止めなければ・・・止めなければ・・そればかり考えて目をつぶっていました。
ふと横を見ると、10席くらい横の席に禿げて太ったオヤジが(なんか相撲取りみたいに身体が大きかった・・)後ろを凝視しながら自分の股間をさすっています。
『全然見ず知らずの男にも彼女が視姦されてる!もう止めないと!』僕は意を決してまた後ろを見ました。
すると・・・ 彼女は片方の男に胸をすわれながら、脚を大きく広げられていました。 そして彼女の股間にはもう片方の男の頭が・・・そうです、クンニされていました。僕はその光景を見た途端にまた性欲が高まってしまいました。
彼女は俯きながら、必死にイヤイヤと頭を振っています。 でも・・・しばらくすると足元の男の首に足をからめ・・・手を足元の男の頭に置き、ビク・・ビク・・と震えました。
僕は泣いていました。 泣きながらチンポを擦り、『彼女、イクと失禁したりするけど、今失禁してるのかな』なんてボンヤリと考えていました。 本当救いようのないアホです。 彼女は両手で顔を覆い、俯いています。恐らく彼女も泣いているのでしょう。
ごめんね・・・ごめんね・・・ 僕は逃げ出しました。這うようにして彼女に気づかれないように遠回りして後ろのドアから。
なんか身体中から力が抜けてました。 吐き気がしました。 しょうがなくロビーのベンチへ。
でも彼女が出て来たらどうしよう・・・顔を合わせて、もし泣き顔を見ちゃったら・・『なんで止めてくれなかったの?』って言われたら・・・いっそ帰ろうかな・・そう考えていた時です。 シアターのドアが開く音が聞こえました。僕は怖くて自販機の陰にさっと隠れました・・・。
中から両脇をあの男達に支えられて彼女が出て来ました。 彼女はずっと下をむいたまま・・・少しはだけたワンピースが妙になまめかしくみえました。 二人のギャル男は周りを見渡して警戒しているようでした。 『どこに行くんだろう・・』僕が自販機の陰でドキドキしていると、二人に連れられて、彼女はトイレに連れ込まれてしまいました。
僕は・・・どうしたと思います? 後を追いました。 でも止める気なんかとうに無くなっていました・・でも、どうなっているのか知りたい・・何をされてるのか知りたい。 トイレに向かいました。
でも・・入口にはギャル男のうちの一人が立っていました。 多分見張り役なんでしょうね。 僕は『ヤバイ!』と思い、クルっと男子トイレの手前にある掃除用具入れみたいなとこに身を隠しました。 見張り役のギャル男はずっとトイレの入口みたいなとこに立っている気配がします。近寄れませんでした。
そして音・・・ 音が聞こえてきました。 ギシ・・・ギシ・・・ギシ・・・ それと彼女のくぐもった声・・ウ・・・ウ・・・ウ・・・っていう声。
携帯のシャッター音も聞こえました。 僕は不思議とこの時は勃起しませんでした。 不思議と冷静に『ああ・・今僕の彼女は犯されてるんだ・・・犯されながら写真を撮られてるんだ』そう思いました。
ドアが開いた音、そしてギャル男のひそひそ声、でまたドアの閉まる音。入れ代わりでしょうか。 また彼女の犯される音が聞こえてきました。 時間にして10分から15分でしょうか。またドアが開き、ギャル男二人の笑い声が聞こえ、出て来ました。
そのギャル男達が、僕が隠れてる掃除用具入れの横を通る時、話し声が聞こえてきました。 でもこれは僕の聞き間違いかもしれません。 壁ごしだったので・・『・・・おもらし・・』『・・・ビショビショ・・』そう言って笑いあっていた気がします。
ギャル男がどこかに立ち去り、3分程して僕は彼女のもとに行こうと決心しました。 彼女がどうなってるのか心配でした。
今更なんですが・・さっきまで逃げ出してたくせに・・。
で、掃除用具入れを出ようとした時、また一人の人が横を通り過ぎる気配がしました。 一瞬『ギャル男が戻ってきたのかな!?』と身構えましたが、違う雰囲気だったのでふっと頭を出してトイレの入口を覗いてみると・・・
なんと・・・
僕の10席隣で後ろを見ながらオナニーしていたあの相撲取りみたいな男がトイレに入っていくのが見えました。
本当に不思議なんですが、その光景を見た瞬間にまた激しく勃起しました。本当に自分で訳わかんない・・・。 僕もトイレに入りました。
個室は二つ、その一番奥に掃除用具入れ。個室は二つともしまってました。 個室の一つの中から声が聞こえます。 僕は一番奥の掃除用具入れに・・・本当に足音を消して入りました。
ドキドキしました。 心臓が飛び出る程。 中からの声がはっきりと聞こえます。 記憶をたどりながら書きますが、多少順番やセリフは事実じゃないかも。
『大丈夫か?・・さっき見ていて心配だったんだよ』 『いえ、大丈夫です(若干泣き声)』鼻をすすっている。 『はい、免許証落ちてたよ、○○ちゃんっていうんだ・・かわいいね』 『あの、ありがとうございます。もう出ます』服をなおす音。 『・・・・・・・』 『あの・・・免許証返してください・・』 『足を開いたらね・・・』 『・・・』 『意味わかるよね?』 『・・・お願いします・・・返してください』また泣き出してしまった。 『・・・足を開きや。分かるだろう?』 『ウ・・・ヒク・・・ヒク・・いや・・いや』 『大丈夫、すぐ終わるから。じっとしとけばいいよ』 『・・いや・・いや』 『ほら、そうそう、じっとしといてね』
それからあの音が聞こえてきました。 パン・・パン・・・パン・・ 『チュパ・・チュパ・・乳首どうしてたってるの?気持ちいいの?』
彼女は答えませんでした。 でもグチョ・・グチョ・・といういやらしい音が聞こえてきます。
『もっとしてあげようか?ほら・・・』パン・・・パン・・パン・・ 『あ・・・あ・・・あ・・・』切なそうな彼女の声。 『かわいいね~もっとしがみついていいよ~~そうそう・・○○ちゃん、意外と淫乱なんだね~(笑)』 『いや・・いや・・』 『ほら・・今までで一番気持ちいいって言ってごらん。正直になって?』
ゾクっとしました。そんなの言う訳がない。アホかこいつは。オヤジへの怒りが沸きました。
『正直にならないとダメだよ?でないと・・・免許証返ってこないよ?(笑)』パン・・パン・・・ 『あ・・・あ・・いやいや・・』 『じゃあ、それが言えないなら、まずは○○は正直になります、って言ってごらん?それなら言えるでしょ?(笑)』 『あ・・・あ・・○○は正直になります・・あ・・・あ・・』 『よしよし・・・じゃあ正直になってきた○○ちゃん、正直な気持ちを教えて?』
そんな・・・そんな・・・
『・・・ああ・・・今までで一番気持ちいいよ・・・ああ・・あ、イク!イク!』
・・・僕はその言葉と共に果てました。 オヤジはククク・・と笑っていました。 ちょうどその時、シアターのドアが開き、人が出てくる声が聞こえました。映画が終わったようです。 オヤジが慌てだしました。
『早く服着ろ!』『ついてこい!』『免許証・・』『いいから早く!』 バン!とドアが開き、オヤジは彼女を連れて出ていきました。 僕も急いで出ました。 彼女がオヤジに手を引かれてロビーを出て行くのが見えました。
それからの事はよく覚えていません。 僕はボーとしながら自分の家に帰りました。 途中彼女に言い訳として『ごめん、気分悪くて途中で映画館出ちゃったわ。今どこ?』とメールしました。
返信が無いので怒ってるかな・・・と心配して『無事に家に帰ったけど○○は怒ってる?』と追加で送りました。 返信が来たのは夜中の3時。
『大丈夫?○○(僕)からメール来てたけど、昔の友達と会ってメールできなかった。その後も疲れて帰ってすぐ寝ちゃったし』とのこと。
多分夜遅くまであのオヤジにやられてたんでしょうね。 後日談もあるんですが、また今度に話します。
<続く>
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