牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-07-23 08:47
私と妻の加奈は、結婚して3年ほど経つ。 私は32歳の会社員で、妻の加奈は28歳だ。 まだ子供を作る予定もなく、二人で仲良く結婚生活を満喫している。
私は仕事で出張がちで、夜も遅い日が多いため、経済的には全く必要ないのだが、妻は気晴らしと言うか暇つぶしに、たまにカフェでバイトしている。
妻は28歳だが、童顔で黒髪なので、女子大生くらいにしか見えない。 清楚な感じで、見るからに清純な感じだ。 夫のひいき目だが、AKBとかああいった量産型のアイドルよりは、全然可愛いと思っている。
結婚して3年経っても、いまだに週に2回程度はセックスもしていて、本当に彼女と結婚出来た幸運を感謝する日々だ。
出会いは友人の結婚式で、私が一目惚れした。 友人の仲介もあって、二人で会うようになった。 恥ずかしがり屋で内気な加奈は、驚いたことに私とのデートが初デートだった。
彼女は大学を出ると、実家の会社の経理を手伝っていたので、男性との出会い自体がなかったそうだ。 大学時代は、部活に打ち込みすぎて男どころではなかったと言う話だ。
そして、付き合い始めて、結ばれた。 加奈は、キスもセックスも私が初めてだったので、本当に嬉しかった。 大切にしようと心に誓っていたので、浮気もせず、喧嘩することもなく2年経ち、プロポーズして結婚した。
順調すぎる人生に、日々感謝していた。
今日も仕事を終えて家に帰ると、 「お帰りなさい!お疲れ様!」 と言いながら、加奈が抱きついてくる。 そして、チュッとキスをしてくれる。 一日の疲れが取れるのを感じる。
「ただいま。良い匂いだね。」 「うん、もう出来てるよ!」 加奈は、料理が上手だと思う。いつも、色々とこった料理を作ってくれる。
「美味しそうだね! 頂きます。」 そう言って、テレビをつけて、ニュースを見ながら食べ始める。 「美味しい?」 加奈が、ニコニコしながら聞いてくる。 「うん、美味しいよ。」
本当に美味しいと思う。だが、味音痴な私には、何がどう美味いのか説明が出来ない。 いつも、美味しいとしか言えないのが、ちょっと歯がゆい気もする。
ニューを見ながら、ゆっくりと食べていると、加奈も食事を始める。 「ねぇねぇ、髪切ったんだ!どうかなぁ?」 加奈が、ニコニコ笑いながら聞いてくる。 「ホントだ、良いんじゃない。可愛いよ。」 正直、どこを切ったかわからないが、可愛いのには間違いない。
「へへw ありがとうw」 嬉しそうに笑う加奈。 この笑顔のために頑張っているようなものだ。
そして、食事を終えると、いつものように一緒に風呂に入る。 狭い風呂だが、加奈が一緒に入りたがってくれるので、ほぼいつも一緒だ。
一緒に脱衣場で服を脱ぐ。 加奈は、いまだに裸を見せるのを恥ずかしがる。 加奈は、どちらかというと痩せている方だが、胸はとても大きい。
手で胸を隠しながら加奈が浴室に入る。 そして、それぞれ体を洗って、湯船につかる。 体の洗い合いっこをしたいといつも思うのだが、加奈が恥ずかしがるし、嫌われたくないから強引にはできないでいる。
だが、湯船に一緒に浸かっていると、幸せを感じる。 私の前に座って、もたれてくる加奈。
「あぁ、気持ちいいねぇw」 視線を少し下げると、加奈の大きな胸がプカプカ浮いているみたいだ。 薄いピンクの小さな乳輪に、小さな乳首。 胸の大きさに反して、妙にロリっぽい。
私は、後ろから加奈を抱きしめる。 「へへw 浩輔さん、どうしたのー」 加奈が嬉しそうに聞いてくる。 「加奈、愛してるよ。」 心からそう思って言った。 「私も愛してますw」 加奈が嬉しそうに言ってくれる。
そして、しばらく一緒に風呂に入り、色々と話をした。 「加奈、今日はカフェだっけ?」 「そうだよ。今日は暇だったよw」
「楽しい? 止めたくなったら、何時でも止めて良いんだよ。」 「ありがとう。楽しくやってるから大丈夫だよw みんないい人ばっかりだし。」
「若い男もいるんだっけ?」 「えぇ? 浩輔さん、心配してくれてるの? 大丈夫だよ。こんなおばちゃんは眼中にないみたいだから。 女子高生が良いんじゃないのかな?」 「そうなんだ。 でも、加奈可愛いから、心配だよ。」 「浩輔さんが心配なら、いつでも止めるよ。」 加奈は、どこまでも素直に私の話を聞いてくれる。 「いや、楽しいなら良いよ。加奈のこと信用してるからさ。」 「ありがとう。」
そして風呂を出て、ベッドに入った。
今日は、火曜日なので疲れているが、加奈とセックスしようと思う。 火曜日と金曜日は、加奈が生理じゃない限りはセックスする日に決めている。 元々性欲が薄い私は、そうやって決めておかないと、何週間も何ヶ月もしなくても平気なので、ついつい忘れてしまいそうだからだ。
「加奈、良いかな?」 「はい、、浩輔さん、お願いします。」 こんな会話をして、いつもセックスを始める。
キスをして、服を脱がせていく。 加奈の唇は柔らかくて、私だけのものだと思うと愛おしくて仕方ない。 そして、加奈の大きな胸を揉み、小さなピンク色の乳首を舐め始める。 「あ、、 ん、、 浩輔さん、、、 気持ちいいです、、」 加奈が可愛らしい声を出す。
もう我慢できなくなり、コンドームを装着して、加奈のアソコにペニスを押し当てた。 そして、ゆっくりと挿入していく。 加奈のアソコは、本当に気持ちよくて、急ぐとすぐにイッてしまうので、ゆっくりと動くように心がけている。
「あぁ、、 浩輔さん、、、 あ、、あぁ、、 あっ、、、 気持ちいいです、、」 加奈が、可愛らしくあえぐ。 本当は、フェラチオさせたり、アソコを舐めたりしてみたいのだが、加奈は恥ずかしがり屋なので、無理強いして嫌われたくない。
腰を動かしていると、もうイキそうになってしまう。 私も女性経験は加奈が二人目で少ないので、比較の対象が一人しかいないのだが、加奈とだと自分でも驚くほど早くイッてしまう。
「加奈、ゴメン、もうイキそう。」 「浩輔さん、イッて下さい。 あっ!あぁ、、 んん、、」 「イク、加奈、愛してる!」 「浩輔さん、愛してます!」 加奈がそう言ってくれた。
そしてセックスが終わると、加奈が甘えて抱きついてくる。 私は腕枕をしながら、加奈の頭をなで続ける。 加奈は、猫のように目を閉じて気持ちよさそうに頭をなでられている。
しばらくすると、加奈が寝息を立てる。 私は、そっと加奈に服を着せて、私もパジャマを着て寝始める。
セックスは、はっきり言って自信がない。 ペニスも小さいし、早漏だ。加奈は満足していないと思う。 実際に、こうやってセックスをした後、真夜中に加奈がオナニーをしているのを知ってしまった。
加奈はそっと声を出さないように、静かにオナニーをしているのだが、イキそうになると手の動きが速くなるようで、クチュクチュと言う音が響く。 そして、体をビクンと痙攣させてイク、、、 それを目の当たりにすると、私とのセックスではイッていないのがよくわかって辛い。
だが、加奈は何一つ不満を言ってこない。私に気遣ってくれているのだと思う。 それはそれで、幸せなことだと思った。
そんな風に毎日幸せに過ごしていた。
ある日、仕事の関係で、イギリスに1ヶ月も出張することが決まった。 加奈と一ヶ月離れるのは辛かったが、このプロジェクトを成功させることは、私のキャリアにとてつもなくプラスになることがわかっていたので、頑張ろうと心に決めた。
加奈は、 「浩輔さん、毎日電話かメールしてね。寂しくて死んでないか、気にしてね。」 こんな可愛らしいことを言ってくれた。 言われなくても、毎日電話するつもりだった。
加奈に関しては、浮気の心配はないのでそこは安心だった。 まっすぐに私だけを見てくれる加奈は、私の宝物だと思っている。
そして、出張に出発する日になった。 加奈は、本当に悲しそうな顔で送り出してくれた。悲しそうなどころか、少し涙を流していた。 こんなにも可愛らしい加奈と離れるのは辛かった。 一緒に連れて行けば良かったのかもしれないが、現実的には難しい、、、
そして飛行機に搭乗して、出発した。 イギリスに着いてからは、忙しいの一言だったが、毎日加奈には電話した。 「浩輔さん、待ってたよw 電話くれてありがとう。」 「加奈の声が聞きたかったらね。」 「嬉しいなぁw」 「どう、寂しくて死んでない?」 「死んじゃうかも、、、 早く帰ってきてねw」 「なるべくね、、 すごく忙しいよ。でも頑張るね。」 「体壊さないでね。愛してる。」 「ありがとう。愛してるよ。」
と、こんな感じで電話をしていた。 ただ、以前の出張の時は、1週間程度でも電話の向こうでもっと悲しそうな声だったり、泣かれたこともあった。 カフェでバイトを始めたことで、多少は気が紛れているのだと思う。 収入的には全く必要がないし、他の男性と接する機会があるのがイヤで、バイトは反対だった。 だが、加奈が楽しく過ごしているようなので、やらせて正解だったと思った。
そんな毎日を送っていた。2週間ほど経つと、イギリス暮らしにも慣れてきたのだが、どうしても食事だけは不満だった。 噂には聞いていたが、ここまでまずいとは思わなかった。 イギリスで生活して、初めて加奈の手料理の価値に気がついた。 帰ったら、もっと色々と褒めるようにしようと反省した。
そんなことを思っていたら、無性に加奈の声が聞きたくなった。 まだ仕事中だが、ちょっとサボって電話してみた。 日本はもうけっこう遅い時間だが、まだこの時間なら起きているはずだ。
「もしもし、どうしたの?」 加奈の可愛い声がする。この声を聞くと、本当に癒やされる。 すぐに会いたくなる。 「うん、まだ仕事中だけど、どうしても声が聞きたくなったから。会いたいよ。」
「うん、私も、、、」 ちょっと元気がない気がした。
「今外? 何してるの?」 「今、バイト終わって帰るところだよ。」 「こんな時間まで?」 「うん、暇だから、夜も入ってるんだよ。」
「へぇ、そうなんだ。無理しないでね。あ、ゴメン、呼ばれちゃった。またかけるね。愛してる。」 「私もだよ、、、 早く帰ってきて、、、 またね。」
現地法人の担当に呼ばれて、慌てて電話を切って駆け寄った。 夜まで働いているのか、、、、 それなら安心だなと思った。 そういえば、さっきの電話では、私の名前を呼ばなかったし、私が愛してると言っても、”私も"と言うだけで、愛してるって言わなかったな、、、 と、思った。 一瞬不安になったが、今バイト終わって帰るところと言っていたので、周りにまだ人がいたんだと思う。
長く離れていると、変な想像をしてしまう。加奈に限って、そんなことがあるわけがないのに、バカだなと反省した。
そしてこの日も忙しく終えて、ホテルに戻る。 仕事中は気にならなかったが、ホテルに一人になると、変な想像をしてしまう。
加奈が他の男と楽しそうにしている姿、、、 他の男とキスをしている姿、、、 そんな想像をしてしまう。
電話をかけたくなるが、時間を考えるとそれも出来ない。 悶々としたまま、変な想像ばかりしてしまう。
仕方ないので、ペイチャンネルのアダルトビデオを見ながら、オナニーでもすることにした。
当然洋モノで、スポーツのようなセックスで、イマイチなのだが、女優がどことなく加奈に雰囲気が似ていた。
そう思うと、無性に興奮した。 加奈が、白人の馬鹿げたくらい大きなペニスをくわえていると思うと、自分でも不思議なほど興奮した。
あの可愛らしい小さな口が、私のではない大きなペニスをくわえている。 そう思うと、焦燥感や怒りがこみ上げるが、おかしなくらい興奮もしている。
そして、画面の中では加奈に似た女優が、自分で男優にまたがり始めた。 そして、手慣れた様子で挿入すると、ガンガン腰を振り始めた。
加奈とは数え切れないくらいのセックスをしてきたが、騎乗位はしたことがなかった。 いつも正常位だけだ。バックは何度かしたことがあるが、加奈の顔が見れないので好きではなく、ここ何年も正常位だけだ。
そう考えると、加奈をセックスで満足させられていないと思った。 私はペニスが小さいし、早漏でもある。 それがずっとコンプレックスだ。
画面の中で、騎乗位で腰を振りながら、眉間にしわを寄せて激しく喘ぐ女優に加奈が重なる。 すると、自分でも驚くほどの快感の中、射精した。 こんな量が出るのは久しぶりで、思わずうめき声も出てしまった。
加奈が他の男としているところを想像して、いつも以上に興奮してしまうなんて、どうかしていると思い反省した。
そんなことはありながら、忙しく日々仕事をこなした。 毎日電話すると、加奈はいつでも嬉しそうに電話に出てくれた。 やはりあの時は、たまたま周りに人がいただけだったのだろう、、、
そして、明後日には帰れるというところまで来た。 仕事自体はもう完了していて、細々とした引継だけになった。 すでにこのプロジェクトは効果が出ていて、私の社内的評価も相当高くなっていた。
浮かれた気持ちで加奈に電話をかけた。
「もしもし、どうしたの?まだ仕事中じゃないの?」 加奈はすぐに電話に出て、そう言った。 「そうだけど、もうほとんど片付いてるし、加奈のことずっと考えてたから、声聞きたくなったんだ。」
「うれしい、、、 私も、ずっと考えてたよ。」 加奈が、泣きそうな声で言う。 そんなにも私のことを想ってくれていると思うと、嬉しくなる。
「早く加奈に会いたいよ。」 心からそう思って言った。 「うん、、会いたい、、、」 加奈も悲しそうな声で言う。こんなに寂しい思いをさせるなら、今度からは一緒に連れて行くことも真剣に考えた方が良いと思った。
「帰ったらさ、加奈の手料理が食べたいよ。イギリスに来て、加奈の料理のありがたさに今更気がついたよ。」 「ホントに、今更だねw 遅いよw でも、腕によりをかけちゃうからね。楽しみにしててねw」 「楽しみにしてるよ。」 本当に楽しみになってきた。
「んっ! あぁ、ごめん、つまずいちゃった。」 加奈が急に変な声を出した。 「大丈夫? 何してたの?」 心配でそう聞いた。 「うん、部屋で掃除してたよ。」 加奈は、すぐに答えた。
「そっか、加奈きれい好きだからねw お疲れ様。」 「もう、明後日だね。早く会いたい。」 「明後日だねぇぇん、、 早く、、、 会いたいよぉ、、、 」 加奈が、オウム返しで言う。声が変だ。 感極まっ泣きそうになっているのだと思うと、こちらまで泣きそうになる。
「会えるのが楽しみで仕方ないよ。」 「うん、、楽しみだよぉ、、、 あ、、 そうだね、、、 ん、、」
何が”そうだね”なんだろう? 微妙に話がかみ合っていない気がする。 考えてみれば、日本は結構遅い時間だ。眠いのかもしれない。
「遅くにゴメンね。愛してるよ。」 もう寝かしてあげようと思い、そう言って、電話を終えようとした。 「私も、、、 ア、、愛してる、、、 」
加奈の声を聞けて、本当に心が安らいだ。 明後日が待ち遠しくて仕方ない。
遅い時間に電話して悪かったなぁと思った。 だが、遅い時間に掃除? それに、話し方にも違和感があったように思える。 誰かと一緒にいた? あんな時間に?
疑惑が一度生まれると、際限なくイヤな想像をしてしまう。 あの加奈に限って、浮気などあり得ないと思っているが、この前見たアダルトビデオの、加奈に雰囲気が似た女優さんが、白人の巨根にやられて吠えていた動画が頭に浮かぶ。
私のモノでは届かないような場所を責め立てられて、我を忘れて叫んでいる加奈、、、 頭から振り払おうとすればするほど、余計にリアルに頭に浮かんでしまう。
そして、何よりもショックなのが、それを想像して興奮してしまっている私自身だ。 妻や恋人を寝取られて、興奮する人達がいるのは知っていた。 私はそれに対して、嫌悪感すら持っていた。
自分が、実はそういった性癖を持っているのかと、不安になり落ち込んだ。
だが、明後日帰国して、加奈に会えばそんな気持ちも消えてなくなるのだろうと思った。
そして、引継も終わり、パーティーのようなモノを開いてもらい、出張は終了した。
フライトを終えて日本に戻り、真っ直ぐ自宅を目指した。 そして、家に着いた。
ドアを開けると、玄関で加奈が待っていた。 満面の笑顔で私に抱きついてくる。
「浩輔さん、お帰りなさい!お疲れ様! 会いたかったよぉ。」 「ただいま。元気だった?」 「うん!浩輔さんが毎日電話くれたから、寂しくなかったよw」 「それなら良かった。良い匂いがする!」 「へへwもう出来てるよ! 食べて、食べて!」 加奈の笑顔、声、態度を見て、私の心配が馬鹿げた妄想だったと気がついた。
そして、加奈の手料理を食べ始める。 イギリスで心を入れ替えた私は、テレビをつけることなく、しっかりと食事を楽しむことを心がけた。 パスタや白身魚、サラダ、スープ、名前もわからないが、どれも良い匂いだ。 そして、口をつける。 イギリスでの料理が酷かったこともあるかもしれないが、本当においしいと思った。
「おいしい! すっごく美味しい!」 思わず叫ぶ。 加奈は、私が食べるのを嬉しそうに見ている。
私は夢中で食べ続ける。 どう褒めて良いのかわからなかったので、今まで美味しいとしか言ったことがなかったのだが、頑張って褒めてみた。
「なんか、深い味だね。凄く時間かかったんじゃないの? この、ソース、優しい感じの味だね。」 言ってて、浅いことしか言えなくて恥ずかしかったのだが、加奈はびっくりしたような顔で私を見つめる。
「あ、ありがとう。すっごく、すっごーーーく嬉しいよ!! へへw 浩輔さんに褒めてもらえた!!」 加奈は、本当に嬉しそうにそう言った。
こんな簡単なことで、こんなにも喜んでもらえるなんて、今まで私はバカだったなぁと思った。
<続く>
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