狂女165_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女165

15-07-24 08:47

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「狂女」へ

獣と化していた僕はやがて事を終えると母さんから離れ、ソファにだらしなくもたれた。
離婚の事が頭にあったものの、自棄的になって深刻には受け取らなかった。

芳美や智子、加奈さんは飼育される立場として、この家庭が崩れても同情する気なんか無いだろう。今度は自分が構ってもらおうと僕に寄りそうのだった。

冷静になってよく考えれば離婚は色々な点で僕と母さんにとって不利になる。
だから、上辺だけでも今の状態を続けるのが得策で、その為には父さんの歓心を買う必要がある。
しかし、自分の奴隷全員を父さんに自由に抱かせる気は無い。
考えた末、父さんをあの【黒い蝶】の虜にさせるのがいいんじゃないか、と思った。
本当は僕だけで父さんに【黒い蝶】を紹介するのがいいけれどその自信は無い為、勝叔父さんに頼る事にした。
もしかして父さんの口から叔父さんに、僕と五人の性奴隷の関係がばれてしまうかもしれないが、構うもんかと開き直った。
僕自身、マミの存在もあってずっと【黒い蝶】に惹かれていて又利用したいと思っているので、これを利用しない手は無い。
そこでさっそく叔父さんに電話で相談する事にした。
勿論事実を有りのままには話さず、自分に都合良く、辻褄を合わせて話す。

僕からその話を聞いた叔父さんは初めこそ半信半疑だったが、スケベな男同士、結局引き受けてくれた。
もっとも、それが原因で父さんが【黒い蝶】に夢中になって夫婦仲がむしろ一層悪くなっても責任は持たんぞ、と釘を刺されたのだが・・・。


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