狂女169_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女169

15-08-02 03:09

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「狂女」へ

芳美の運転で〇〇〇海水浴場まで行った僕たちは更衣室で水着に替えたが、僕が女たちに選んだ水着は何れも際どくエロチックで、さすがの彼女たちも恥ずかしがった。

上は乳房の豊満さと形が一目でよくわかり、下は秘丘の一部が見えてしまいそうな程で、幸い友里恵の陰毛も事前に剃ってあるので毛が見える事はなかったものの、大勢の人の視線が気になるのは無理も無かった。
それでも、ここまで来た以上はもう引き返せず、皆僕に付いて砂浜に向かうのだった。
芳美は青、智子はピンク、そして加奈さんと友里恵は白のビキニを着用しており、場所柄卑猥さこそ感じさせないけれど、器量やスタイルの優っている女四人が一人の少年の後からまとまって付いて来るのはやはり目立つらしく、何人もの男女が僕たちの方を見た。
その視線に僕は得意がったし、女たちも満更ではないようだ。

海に入ると、友里恵が浮き輪で気持ち良さそうに浮いた。
芳美と智子は楽しそうに平泳ぎをし、加奈さんは「そらそら」と僕に海水を勢い良く掛けてはしゃいだので、こっちも、「やったなあ」と笑って彼女に水を掛けて応戦した。
しばらくそうして遊んでいた後僕は泳ぎ、更に水中眼鏡をはめて潜った。
浅い上に水は澄んでいるので海底が手に取るようにはっきり見える。
『魚でもいないかなあ』
息の続く限り水中で泳いでいると二人の女の脚が見えたので海上に顔を出した。
知らない女たちで、彼女らは、突然現れた僕を見て驚いた様子だ。
「こんにちは!」
にこにこ顔で挨拶したら向こうもけらけら笑い出した。
「OLさん?」
「大学生」
丸顔の可愛い娘が答えた。
もう一人はスリムで美貌だ。
「二人で来たんですか?」
「そう」
相手は僕を年下と軽く見なしている感じだ。
その時加奈さんが「雄一様あ」と言って近付いて来た。
はるか年上の女が僕を△△様と呼んだので二人の女子大生はきょとんとしている。
加奈さんは彼女らを意味ありげに見ていた。
「良かったら僕たちと遊びませんか?」
気さくに誘ったら、二人は「ええ?」と声を合わせ、お互いに見合った後で丸顔の方が「いいわよ」と承知した。


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