牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-08-02 03:18
翌日から、Dは頻繁に、MとY子を連れて、やってきた。 Y子は、もうあまり抵抗はしなくなっていた。
DはY子を俺の部屋に連れていき、しばらく一人で楽しんだ後、俺とMを部屋に呼んだ。Dは、新しく撮ったビデオを見せながら、ゲラゲラ笑った。そして俺とMを裸にさせて「AV撮影大会」をした。
Dは、そのうち自分とY子がやっている姿を俺たちに見せるようになった。 俺たちは、Dがやってるときは、ベッドの脇に座ってその姿を見させられた。
またDは、Y子に自分の名前を呼ばせたり「好きよ」とか「気持ちいい」とか言わせた。 Y子はもちろん、そんなこと言いたくなさそうだったが、言わないとDに殴られた。
そのうちY子は、言われなくてもそういうことを言うようになった。 俺たちは、DとY子がやっているのを見て、Dに「Y子は、本気でD君のこと好きなんじゃないですか?」などと、ありえないオベッカを言った。 Dは、そういわれると、ニヤニヤした。Dは、買い物にいくときなど、Y子に自分の腕に、恋人のようにつかまらせた。 ときどき、「俺のオンナだよな、こいつw」などと言って、ゲラゲラ笑った。
「AV撮影会」のとき、Dは、俺とMと同時に、Y子と3Pをさせ、それをビデオに撮るのが好きだった。
Dの命令で、俺とMは、いろいろ変な格好で3Pをさせられた。 SMや、いろんなものを突っ込んだり、一通りのことをして、俺のケツにもボールペンを刺された。
Y子のアソコには、入りそうなたいていのものを入れた。夏休みの終頃になると、少し飽きて、何か刺激を求めるようになった。あるとき、夕方ファミレスに行く金がなく、コンビニでインスタントラーメンを買ってきたときDが、「金がないならY子に稼がせればいい」と言い出した。 そして、その日のうちに出会い系サイトにY子の写メ付きで募集した。 次の日、見ると、何十件も入っていた。その中から、一番値段が高いやつを選んで、アポした。
最初の援交のときは、待ち合わせ場所に行くと、江頭みたいなおっさんだった。Y子を行かせようとすると、Y子はすごく泣いた。俺とMが何とかなだめて行かせた。俺たちは、Dの命令で、こっそり後をつけてY子がおっさんとホテルに入るのをチェックし、その前で待っていた。
3時間以上たってもY子は出てこなかった。4時間くらいしてようやくおっさんとY子は出てきた。おっさんは満足そうに歩いて行った。Y子は、ガメツイおっさんに押しまくられて、どうやって出てきたらいいかわからず、ダラダラと何回かやられていたようだった。
だが3万円もらっていた。Dはそれにムラムラして、その金で、Y子を連れてホテルに入って行った。俺とMはコンビニで時間を潰し、二人が戻ってからファミレスに行った。
Dは、その後しばらく、Y子に援助交際させることにはまって、Y子の携帯をつけぱなしにして、中の様子を盗聴するのに凝った。Sっぽくなり、キモイおっさんばかり客に選んだりした。
Dは、Y子の稼いだ金で、風俗に行ったりもした。 新学期が始まってからも、土日を中心に似たようなことが続いた。だがDはバイトの都合で、平日は毎日できるというわけにはいかなかった。
Dはそのことを悔しがり、自分がやらないときには、俺たちにもやるなと命令した。だが、俺は、Dがいないとき、Mに黙ってY子を何度か独り占めした。そのころ、俺とY子は同じ学校なので、たまに宿題などの話をした。 下らないギャグを言ったときなど、少し笑ったりするようになった。 俺はそれを見て、Y子は俺に気があるのではないかと思うようになった。 一度そう思い出すと、それまで肉欲の対象でしかなかったのに急に恋愛対象のような気がしてきた。
あるDがバイトの日、俺は学校からY子を連れて家に帰った。Y子は特に抵抗せずについてきた。そして普通にセックスに応じた。1度終わって、Y子がカップラーメンを作り、裸のまま2人で食べた。
夕方のニュースを見ながら、俺はY子に「俺のこと好き?」と言った。しばらく黙ってたので可能性があるのかと思い「俺と付き合わない?」と言った。
すると、しばらく黙ったのちに、Y子はもの凄い顔をして、俺を睨みながら「好きなわけないでしょ!」と叫んだ後、「殺したい、殺したい」と何度も言った。その顔がすごく怖かった。
俺は驚いて腹が立った。バカ見たいなことを言った自分が恥ずかしかったのと、期待が裏切られたのが半々だった。そしてそのままY子を殴ってセックスした。
Y子はずっと泣いていた。だが、考えてみれば当たり前だな、と思った。 セックスに応じたのも、単に脅迫が日常になってただけだな、と思った。その日、帰る前にY子が俺に無表情で「もうこういうの、そろそろ終わるよ」と言った。
俺が「なんで?」と聞くと、Y子は無表情のまま「だって妊娠したから」と言った。
俺はその瞬間、背筋がサーっとなった。 たしかに、俺らはあまり避妊を気にせず、平気で中出ししていた。
精神的にガキだったし、セックスできることにはしゃいでいて妊娠のことなど、あまり現実的に考えていなかった。コンドームに金がかかるから節約、くらいにしか考えなかった。
むしろ、他のやつが中出ししたとすると、自分だけゴムつけるのが損してる気になり負けずに中に出していた。
Y子も、最初のころ、避妊をしてくれ避妊をしてくれとうるさかったが、そういえば、最近、避妊しろといわなくなったな、と気づいた。その頃、Y子は、もう諦めていたのだった。
俺はパニクって、もう人生おしまいなんだ、と思った。それがとにかく頭に来て、残りのチャンス楽しまなければと思って、Y子をセックスした。
Y子もY子で、妊娠のことを親に言えずにいた。 俺はDにそのことを話し、Dを中心に会合をした。Dは、どうせ妊娠したのなら、これから全部中出ししよう、ということを決めた。
そして、どうせならバレるまで楽しもう、と言い出した。 俺とMは、冷静に考えて、Y子に援助交際させて金を集めて中絶すれば、バレずにすむのではないか、と考えた。
だが、Dは、そのころ暴走族の先輩との関係から自暴自棄ぎみで、どうでもいいって感じだった。
しばらくして、Dは、Y子を暴走族の先輩に紹介したそのころから、Y子は、暴走族の方に連れていかれるようになり、俺とMは、Y子とあまり会わなくなった。Y子は学校に来なくなり、変な噂が立つようになった。 俺は、いつバレるのかいつバレるのか、ビクビクしていた。と同時に、全部暴走族のせいにならないかな、と期待していた。 だが、そう都合のいいようにいかなかった。
ある朝6時前に、俺の家に警察がやってきた。 警察は、親父をたたき起こし、俺の部屋までガンガン入ってきた。 俺はその時まだ寝ていた。警官に布団をはがれ、叩き起こされた。 名前は呼び捨てだった。その場で、警察がパソコンなんかを調べ始め、その場で、いろいろなところを指差しさせられた。
そして台所にいき、警官と話をされた。 居間は父親が警察と話しをして、親父が俺をにらんでた。 7時前には俺はパトカーに乗せられた。
それで、俺の人生はおしまい、になりました。
一応、強制教育終わったけど、終わったら終わったで、厳しい現実に直面した。仕事にも就けないし、いわいるネット難民やってます。
それでも今、仕事なくて、2~3日おきに、外で寝てる。 今日食ったのは、ネカフェのサービスパンだけ。
やったことの報いだから、しょうがないけど、犯罪やって、こうなるってことは、やる前には、気づかなかったよ。
みなさん、マジお気をつけて。
ほんとに、辛いよ。
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