狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女

15-08-10 12:50

腹を満たし、喉が潤って僕たちは又海に入って行った。ごく浅い所では若い女三人がビーチボールで遊んでいる。僕は軽く平泳ぎをしながら、「佐智さんと京子さんって本当にきれいですね。僕、好きになりそう」と半分お世辞を言った。「まあ」佐智さんは笑い、京子さんもにこにこして僕と一緒に泳ぎ始めた。奴隷四人も僕から離れずに泳いだり海の中で立っている。寄せる波をうまくかわしながらしばらく戯れていた後、佐智さんのすぐ後ろへ行き、「ブラがずれてますよ」と嘘を言ったら彼女は「え!」と驚いて水着を見た。「直してあげる」「いいわよお」離れようとした彼女を海水の中でしっかり捕まえると左手でビキニ・パンティを下ろそうとした。佐智は一瞬硬直して動かなくなったが、すぐに抵抗した。しかし恥!
かしくて強く抵抗出来ず、それを良い事に僕は彼女のパンティを下ろして下半身を弄んだ。「嫌、やめて」後ろから抱かれ、小声で拒否する友人を呆然と見ていた京子が「ちょっと、君!」と僕を止めようとしたのでようやく離れた。「警察に言うよ」京子にきつく注意され、「ごめんなさい。つい・・・」と謝った。幸い、監視員も来なかった。佐智は海の中でビキニ・パンティを元通りに履き直している。その時芳美が「あんた何て事言うの?」と京子を責めた。「は?」京子はきょとんとした。「あの方を何だと思ってるの?」「・・・」「あちらは凄い御曹子なのよ」その言葉に京子と佐智は訝しく僕を見た。「私たちは皆あの方にお仕えしてるの」二人の女子大生はまだ呑み込めない様子でいたが、僕は佐智に向かい、「!
さっきは本当にごめんなさい。佐智さんがあ!
まり魅力的だったので・・・」と頭を下げて改めて謝った。けれど佐智は僕を睨み、黙って海から上がろうとした。それを智子が止め、「せっかくお友達になったんだから雄一様を許してあげて。ね?」と頼んだ。「あんたたちは何なの?」佐智は智子と芳美を見据えて聞いた。「あの方のメイドなの」智子は咄嗟にそう答えた。佐智は不機嫌な表情で黙っている。メイドと言われても、エロチックなビキニ姿でいるのはこの少年の愛人じゃないのか?と思ったかもしれない。「さあ、気を取り直して又遊びましょう」芳美がその場の雰囲気を良くしようと片腕を佐智の体に回して愛想笑いをした。佐智はむっつりしたまま僕を避けて海のやや深い方へ行った。芳美と智子も一緒に付いて行く・・・。


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