狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女

15-08-13 12:50

僕は気まずい感じを解消しようと一人で潜ったりした。傍には加奈叔母さんと友里恵がおり、京子も佐智の方へ行っていた。佐智と京子に嫌われてしまったが、芳美や智子がうまい具合にやってくれるんじゃないか、という気持ちもあった。同性も好きな彼女らだ。きっと僕の為に二人の女子大生の心を捉えてくれる事だろう。                     「加奈、あれから随分健康的になったなあ」照り付ける太陽の下で若々しい愛らしさを発散している叔母が眩しい。「そうお?」と、叔母は弾むような笑顔で答えた。まだ勝叔父さんの女だった頃は精神的にも身体的にも不健康だったのに、あれから見違える程だ。すっかり正常になったとは言えなくても昔の病的な面影はあまり無い。けれど、繊細さは失わ!
ていないのだ。僕は周囲の目も構わずに戯れに叔母の体を両腕で抱いた。「やあだあ」加奈さんは明るい笑顔で言い、すぐに笑いながら海水を掛ける僕に向かって、「えい、えい」と自分も海水を掛けて応じるのだった。そんな僕たちを友里恵が浮き輪で浮いて見ていたが、やがて黙って芳美たちの方へ行った。女子大生二人はと言えば、芳美と智子と一緒に泳いでいる。佐智たちは機嫌を直してくれただろうか?皆の所へ行くのは何となく癪なので僕はその場で加奈さんと楽しんだ。                      やがて加奈さんと共にビーチパラソルに戻り、海の中の親子連れやカップル、砂浜でスイカ割りをしている若い男女のグループ、友人と仲良く歩いているビキニ姿の女たちを眺めていると、芳美と智!
子、それに友里恵が佐智、京子の二人を連れ!
僕と加奈さんの方へやってきた。女子大生はまだどちらも僕を警戒しているようで、きつい表情をしている。「加奈、雄一様を独り占め?」芳美が羨ましそうに言い、智子も「ずるーい」と笑って言った。加奈さんはにこにこしている。それから芳美が、まだむっつりしている京子と佐智に、「さあさああんたたち、アバンチュールに危険は付き物よ」と明るい口調で言って二人の腕を掴み、やや強引に僕の傍に座らせた。京子も佐智も逆らわない。「せっかく知り合ったんだから楽しみましょう」僕の言葉も効果無く、女子大生は黙っている。「三人はお似合いよ」と智子が前から僕たちを見てお世辞を言った。本当は、これ以上奴隷が増えるのは嫌に違いないのに。「あなた、どっかのお金持ちの人?」佐智が僕と目を合わせず!
に尋ねた。「どうだろう?」はっきり否定せずに答えると佐智は、「メイドさんを引き連れて・・・」と呟く。「この方に好かれて羨ましい」芳美が心にも無い事を女子大生に言った。「あなたたち、彼氏が欲しいんでしょう?」「・・・」「ねえ佐智さん、ひと夏の恋よ」智子は更に煽った。それでも、二人の女子大生は年下の僕を恋愛対象とは見做せない感じだ。なあに、恋愛なんかどうでもいい。欲しいのは二人の体だ。そしてその内に僕に夢中にさせてやる。                   女子大生たちの煮え切らない態度に芳美が、「もう、じれったいわねえ」と言って佐智と京子の乳房をビキニ越しにつねった。「痛い!」智子も釣られて佐智と京子のビキニ・パンティに手をやる。「嫌」「やめて」二人は!
性たちから性的ないたぶりを受け、逃げる事も出来!
ずに体を強張らせた。僕は周囲に目をやったが、他の人々は皆休日を楽しんでいる。「あんたたち、ご主人様に可愛がってもらいなさい」と、智子が京子と佐智の体をさすりながら、優しくも脅しの効いた口調で二人に言った。娘らはそのレズ行為と、ご主人様という言葉で鳥肌を立てた。「いい体をしてるわね」智子は自分も娘たちの体を味わいたいのだろう。僕は右隣の佐智と京子二人を片腕に抱き、「いい子だ」と呟いた。興奮で水泳パンツの中のペニスがかちかちになっていた。二人は蛇に睨まれた蛙のようにもはやなす術も無い。


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