すぐ隣の佐智の胸に手をやり、軽く揉んだ。佐智はその手を押さえたが、強くはない。「もう処女じゃないだろ?」「・・・」佐智は手を離し、じっとしている。僕は又揉み始めた。「凄く柔らかいんだね」「・・・」しかし、僕の行為を近くの女性が変な顔で見たのでやめた。痴漢として監視員にでも連絡されたらまずい。二人を車の中に連れ込もうかとも思ったけれど、ここは我慢して海水浴を更に楽しむ事にした。「もう一回海に入ろうか?」そう誘い、二人共黙っているのも構わず立ち上がった。奴隷四人も続き、まだ座っている京子と佐智に向かって芳美が、「あんたたちも立って」と命令口調で言った。二人は渋々立ち上がり、それぞれ芳美と智子に手を取られて海に入って行った。 !
奴隷たちを言わばカモフラージュにして女子大生二人を気長に攻める事にした。時に優しく、時にきつく・・・。僕は波が寄せる中、自然を装って戯れる。「友里恵、浮き輪を貸してくれ」「はい」彼女から受け取って頭から体に通し、ぷかぷか浮いた。佐智は芳美に、京子は智子に捕まっていて逃げられず、どちらも冴えない表情をしている。僕が何となく監視員や他人の目を警戒して女子大生二人にちょっかいを出さずにいると、芳美たちは新たな獲物の心を解きほぐそうと殊更楽しく娘の相手をした。「さっきはごめんなさいね。さあ佐智さん、せっかく海に来たんだからもっと遊ぼう!」「・・・」佐智は芳美や智子に尚も好意を持てずにいた。京子も、すぐ傍にいる智子を警戒しているようだ。「そ!
んな暗い顔しないで」智子は苦笑して京子に!
い、「ね?」と海の中で彼女の体に触った。「やめて」京子は思わず体をひねって逆らった。その娘を智子は反感の目で見る。「何なんですか?あんたたち」「あの人の奴隷なのよ」「え!?」その時、波が押し寄せたので女たちはそれに呑まれて一瞬姿が見えなくなった。それから頭を出し、両手で顔の海水を取って京子が咳き込んだ。「大丈夫?」智子に聞かれ、京子は頷いた。僕は二人の所へ行き、「気を付けてよ」と心配した。そして波の勢いを避ける為に彼女らをもっと浅い所に連れて行った。他の皆もそれに従った。 時間と共に佐智と京子も幾分穏やかになって行き、以前程こだわらなくなっていた。何と言っても海水浴場だ。賑やかさと海、それに照り付ける!
太陽という開放感に娘二人は麻痺してしまったのかもしれない。
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