狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女

15-08-17 12:50

智子と芳美も失踪中の身である事を忘れて遊び呆けており、そのあまりにセクシーな恰好は加奈さんや友里恵と共に砂浜の男たちの気を引いていた。僕には誇らしい思いもあり、自慢するように戯れ、それから海の家へ行って皆と一緒に冷たいコーラやジュース、かき氷などを味わった。六人の女と一人の少年・・・さすがにここでは主従関係をはっきりさせられず、傍目には、親しい大人の女たちが男の子を連れて遊びに来ているという感じに見えると思う。                           そろそろ帰ろうかという頃になって京子と佐智に携帯番号を聞いたが、ためらっている。僕と女四人の変な関係を訝っているのだろう。それでも満更嫌ってはいない様子で、この出会いに多少危険を感じつつもそ!
刺激的な遊びに惹かれているようだ。「これっきりなんて寂しいじゃないですか」僕の言葉に、「まあ・・・」と佐智は言って僕と同性たちを見た。京子が、「あなたたち、本当はどういう関係なんですか?」と尋ねたので、「だから主人と奴隷ですよ」と答えてやった。女子大生二人は黙っている。


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