牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-08-20 12:40
俺は21才の大学生。学校に近いアパートでひとり暮らし。 アパートっていっても、軽量鉄骨の三階建てで、部屋は広めのワンルーム。ステューディオタイプってやつ。けっこう住みやすくて気に入ってる。
そして、隣には大学の教務課で事務職員をしている女が住んでいる。 彼女の部屋は三階の東角。 最近、この女のことが気になってしょうがない。
年は25才くらい。化粧は薄く、派手なところはないけど、よく見るとかなりの美人なんだ。 スタイルもまずまず。身長は160センチくらい、バストは小ぶりだけどウエストがキュッと締まっていて足が長い。
セミロングのヘアースタイルは、ちょっとヤボったいけど、真面目そうで、おとなしそうなところがそそる。 ひとことで言えば清楚なお嬢さんタイプ。
あるとき近所のスーパーで買い物してる彼女の後ろ姿を見かけ、その丸くて張りのあるヒップにインスパイアされてしまった。
後日、彼女をカリキュラム提出のとき学校で見つけビックリした。隣の女とこんなに縁があるものなのかと思ったくらいだ。 でも、声をかけるのもダサいし、知り合いになれる機会もありそうもない。 なんとか近づけるチャンスはないものかと悶々と過ごす日が続いていた。
夏休みに入ったので授業もなく部屋でのんびりしていると、隣の女が出ていく気配。そうなんだよな。俺ら、学生が休みでも、事務員は仕事だからな。
窓からミニスカートの中のキュッと持ち上がったヒップを振りながら歩いていく彼女の後ろ姿を見ながら、俺は、なんとしても彼女をものにしたいと思い始めていた。
その日の夕方のこと。コンビニから帰り、ちょうど彼女が帰ってきたところに出くわした。
なんとなく後を付けて階段のかげから見ていると、鍵を玄関の脇にあるガスメーターの扉を開けて出している。
どうやら、彼女は鍵を持ち歩かないタイプらしい。不用心と言えばそれまでだが、もしかしたら、鍵をなくして困ったことがあったのかもしれない。 それを見たときから、俺の心の中で暗い計画が入道雲みたいに湧き上がってきた。
翌日、俺は彼女が出かけるのを確認して、隣のガスメーターの扉を開けた。しかし、どこにも鍵は見あたらない。
「しまった。毎日じゃないのか。それとも近所に出かけるときだけなのか」 一瞬、失望感に襲われたが、気を取り直してよく観察する。
すると、天井部分の隠れたところにヒートンがあって、鍵がぶら下がっているのを発見した。
そりゃ、そうだよ。すぐ見えるところに置いてあったら、検針の人に分かっちゃうもの。 確認のため、玄関を開けてみる。
「やったね」 カチャリと音がして鍵が開いた。でも、彼女が帰ってくるのは早くても五時過ぎ。まだ、時間はたっぷりある。 まずは、合い鍵を作るため、俺は通学に使っている原チャリを飛ばして近所のホームセンターへ向かった。
鍵をガスメーターに戻し、合い鍵を使って、俺は、まんまと彼女の部屋に忍び込むことができた。思った通り、俺の部屋とは対称になった間取りだ。漂うかすかな香水の匂い。
まだ帰ってくるはずはないと分かっていても心臓が破裂しそうにドキドキする。興奮で渇いた喉からヒューヒューという呼吸の音が自分でも聞こえるほどだ。 キッチンを通り抜けると、カーテン越しの光りが、よく片づいた部屋を薄暗く照らしている。
ぐるりと部屋の中を見回す。片側にはおしゃれなパイプベッド、反対側には机とパソコン、その手前にドレッサー、タンス、ワードローブが並んでいる。
まずはタンスの上段を開けてみる。鮮やかな色の羅列。清楚に見える彼女からは想像が付かないほどの派手な下着がギッシリと詰まっていた。 人は見かけによらぬもの、ほとんど丸見えのシースルーから、シルクのヒモパンまで、ヤバイものばかりだ。
「おいおい、ホントに、こんなもの着てるのかよ?」独り言を言いながら俺はバスルームへ。使用済みのものがあるに違いないと思ったからだ。 整頓されたタンスの中を乱してしまったらヤバイ。これからのことを考え、少し冷静になった末の答えだった。
洗濯機の横にあるカゴを開けてみると、案の定、衣類が積み重なっていた。そこにも、素人は着ないだろうという感じのパンティやブラジャーが。
思わず、俺はレースでできたパンティのクロッチ部分に鼻をあて匂いを嗅いでいた。 メスの匂い。それだけで、俺の息子はビンビンになり、あわててズボンをずり下げてオナってしまった。
大量に出た精液は、手のひらで受け洗面台で流す。 一発出すと、少し落ち着いたのでベッドのある部屋に戻った。
何気なく、机の上にあったパソコンのスイッチを入れる。白いモニターと一体型のiMacってやつだ。たしかに女の部屋にはよく似合う。俺も少数派のMacユーザーなので親近感が湧く。
最初にサファリっていうインターネットのブラウザを立ち上げ、まずは履歴をチェック。
驚いたね。海外の下着画像のサイトばかりを覗いてるみたいだ。 それに、いわゆる露出系のサイトも頻繁に見ているようだ。あとは女性向けアダルト系のショップ。よく見ているサイトを覗いているうちに一時間近くも経ってしまった。
なんで、こんなサイトばかり覗いてるんだろう。そう思いながら、こんどはメールもチェック。でも、女友達との、くだらないやりとりしか見つけられない。
この女、彼氏がいないんじゃない?男との生々しいやりとりがあるんじゃないかと期待していたのだが空振りだった。
アプリケーションを全部閉じると、デスクトップに「my album」というファイルがあるのを発見。ダブルクリックすると、日付の入ったファイルがダイアログの中に並んでいる。
そのひとつを開けると、カメラメーカーのブラウザソフトが立ち上がり、この部屋で撮ったと思われるセルフポートレイトのサムネイルが。それも、下着姿だ。中にはトップレスのものまである。
再び、俺の息子はギンギンになった(笑)。 そうか、下着はこの女の趣味なんだ。 しかし、すごい数だ。それに画素数の多いデジカメで撮ったらしく一枚4M近い容量がある。
俺は、いったん自分の部屋に帰りDVD-Rを持ってきて、すべてコピーすることにした。 全部見ていたら彼女が帰ってきてしまう(笑)
写真の多くは、この部屋にあるパイプベッドの上で撮られたもの。きっと、机の横にある本棚の前に三脚を立ててセルフタイマーかリモコンで撮ったのだろう。 第三者がカメラを構えていたのなら、もっとアングルに変化があるはずだ。それに、写真は昼間の自然光を利用して撮ったものがほとんどだ。 ということは、休日を利用して楽しんでいる可能性が高い。
鍵が手に入ったのだから犯すのはいつでもできる。それより、俺は、彼女の密やかな楽しみをもっと知りたいと思うようになった。
コピーが終わると、俺が入った痕跡を消し(もちろんPCの履歴も)、DVD-Rを自分の部屋に置くと、そのまま秋葉原へ向かった。いわゆるスパイカメラを入手するためだ。
秋葉原にはいろんな店がある。スパイカメラの他、ネットで調べたアダルトショップに寄ってスランバーマスクや手錠も買ってしまった。 たった一本の鍵を手に入れてしまったことで、実現可能な妄想が次から次へと湧きあがってくるのだ。
最初は彼女の私生活を覗いてみたい、何かきっかけがつかみたいくらいのノリだったけど、あの下着の山とファイルに収められてた画像を見て無理矢理にでも犯りたくなっちまった。いや、その願望が頭から離れなくなった。
部屋へ戻ると、もう日は暮れていた。隣の女も帰っているらしく明かりが点っている。俺が侵入したことがバレていないか、少し不安だったが、そのときはコピーした画像をネタに脅して思いを遂げればいいだけの話だと自分をなぐさめる。
その夜、スパイカメラの使い方をチェックした後、例の画像をオカズに3発ほど抜いて眠りに落ちた。長辺が3000ピクセル以上ある画像は大迫力だった。
翌朝、俺は彼女の部屋へ忍び込み、部屋の奥にあるテレビの中へスパイカメラをセットした。これならキッチンまで見渡せるはずだ。 電源もテレビから取る。こういった工作は技術系の学部にいる俺にとって簡単なものだ。レンズ部分の穴もドリルを使って丁寧にやり、目立たなくあけることができた。音を拾うこともできるので、彼女の私生活は、俺にとって文字通り筒抜けになった。
部屋へ戻って受信機をテレビに繋ぐ。薄暗い彼女の部屋がブラウン管に映し出された。カメラを仕掛けたテレビは、パイプベッドの足下にあり、計算通りベランダ側から部屋全体を映し出している。 あんなに小さいカメラなのに画質はかなり鮮明だ。俺は、彼女が帰ってくるのが待ち遠しくてしかたなかった。
ダチは休みに入った途端実家に帰っちゃったし、女友達もいないワケじゃないんだけど、この二日間で女に対する興味が隣の女に集中した感じで電話する気持ちにもなれない。
結局、俺の足は大学へ向かっていた。教務課なんかに用はないのだが、なんとなく彼女の顔が見たかったんだ。
制服姿で働いている彼女を見て、正直言って興奮したよ。なんて表現していいか分からないけど、ある種の征服欲と、これから出来ることへの期待がゴチャマゼになって、獲物を待ち伏せしてる獣みたいな気分になっちゃったんだな。
知り合いのサークルに行って時間を潰した後、事務室を覗くと、もうカーテンが閉まっていた。俺は、あわてて原チャリを飛ばして部屋に帰る。
と、隣のドアに宅急便の不在通知が挟んであるのを発見。彼女の名前が真由美だということが分かった。いっそう彼女が自分の手の中にいるような気になった。
「真由美ちゃんかぁ」そうつぶやきながら開いてみると、○○○ショップからの荷物って書いてある。なにかの通販らしい。元に戻して、自分の部屋に入り受信機とテレビのスイッチを入れる。
一時間ほど待っただろうか、彼女が帰ってきた。
例の不在通知を見ながらベッドに座り電話をかけている。 「もしもし、不在通知が入っていたんですけど・・・はい・・・○○○の○○○○○○番です。そうです。・・・明日の午前中をお願いしたいのですが・・・」
そっか、明日は土曜だったよな。休みに入ると曜日の感覚までなくなってしまう。あれっ、もしかすると・・・
「ビンゴ!」最新のものは先週の土曜日になってる。そして、ほぼ毎週ファイルが追加されているのだ。ってことは、明日撮影するのかも。 そのタイミングの良さに、小躍りする思いだった。
テレビを見直すと、彼女は服を脱ぎはじめるところだった。 しまった、ビデオをセットしておくべきだったと思っても後の祭り。
スッポンポンになってバスルームに行くまで、俺の目はテレビに釘付けだった。肌色が目に焼き付く。もうチ○ポコはビンビンで痛いほどになっている。それでも俺は我慢して彼女が風呂から出てくるのを待つ。
やがて、洗い髪をバスタオルで拭きながら、カメラの方向へ歩いてくる姿が。もちろん、何も着ていない。 濡れた陰毛が垂れ下がるように下を向いているのまでよく見える。そして小振りのバストと淡い色の乳首。ドレッサーの前に立った彼女は丹念に体を拭きながら、自分の姿を鏡で見ているようだ。
バストを持ち上げたり、ポーズを取ったりしている彼女を見ながら、俺はたまらずチ○ポコを擦り立て、あっという間に果ててしまった。この二日間で、いったい何発抜いたことか(苦笑)。
Tシャツと短パンという部屋着に着替えた彼女は食事の支度をはじめた。スパゲッティとサラダ、それにビール。テレビを見ながら、グイグイとビールを飲んでいる。 けっこうイケルくちらしい。テレビの音をモロに拾うので、こちらはボリュームを絞る。
目線が合うたびドキッとするが、彼女はテレビを見ているだけなのだ。この様子から、俺が忍び込んだことなど気付いていないことが分かってホッとした。
食事が終わってもベッドサイドに缶ビールを置き、彼女はテレビを見ている。しばらくすると短パンを脱ぎ、部屋の電気を消した。 画面からの光りに照らされた彼女の姿が妖しい。音から判断すると、映画を見ているらしい。11時を過ぎると、リモコンを手にした彼女の姿を最後に、部屋は真っ暗になってしまった。
俺は悩んだ。それというのも、もう少し彼女の私生活を観察したい自分と、今晩にでも彼女の部屋に忍び込んで犯りたい自分がいたからだ。
結局、最初の自分を選んだのは数発抜いた後だったからかもしれない。コンビニへ行って缶酎ハイと弁当を買い、俺も寝ることにした。
翌朝、早起きした俺は、すぐにテレビのスイッチを入れた。枕を抱いて眠る彼女の姿が映し出される。コーヒーを飲みながら、その寝姿に見惚れる。
7時半。目覚ましが鳴った。体を伸ばす彼女。カメラは彼女の足下にあるので、かなりのローアングル。パンティは普通のデザインのたぶん白か薄い色のもののようだ。
起きあがった彼女はトイレへ。ま、あれだけビールを飲んでいたんだから無理もない(笑)。
ヨーグルトとパンの朝食。そして、洗顔を済ませた彼女はTシャツを脱いでドレッサーに向かった。人それぞれなんだろうけど、裸で化粧する女っているんだね。
斜め後ろから見える釣り鐘型のバストがメッチャそそるけど、俺が覗いてること知ったらどうなるんだろう?
化粧を終えた彼女は、タンスを開け、あれこれ物色している。取り出したのはブルー系のシンプルなブラジャー。ドレッサーの前で鏡に映しながら、それを着た。
いよいよ、あれが始まるのかと思ってドキドキしたが、すぐに、その上にノースリーブのブラウスを着てスカートを履いてしまった。
そして、PCの前に座りインターネット(マウスばかり操作してるので、そうなんだろう)をはじめる。他人の生活なんて、見ていて、そう面白いものじゃない。 けど、彼女のそれは、なかなか目が離せないのだ。
それでも、部屋からは出ず、彼女を観察し続けた。もう、昼に近い頃、彼女の部屋のチャイムが鳴った。例の宅急便らしい。 一抱えほどある段ボール箱がベッドに置かれ、梱包が解かれた。中から出てきたのは下着。
「わおっ!」俺は、思わず叫んでいた。 全てが分かった気がした。彼女はネット通販で下着を買い、それを着た姿を自分で撮していたのだ。
段ボール箱から出した下着を、彼女はベッドに並べはじめた。シースルーっぽいキャミやボンデージっぽいボディスーツ(っていうのかな?)まである。もう、俺の心臓はバクバクだ。
彼女が机の引き出しを開けている。取り出したのはデジカメと三脚。思った通りだ。 そして、テレビの視界から消え、カーテンが開けられ部屋が明るくなった。
まだ、彼女の姿は見えない。きっとカメラをセットしているのだろう。俺は受信機とテレビの間にセットしたビデオカメラの録画ボタンを押す。
やがて姿を現した彼女は、ドレッサーからハンガーを取り出し、着したばかりの下着をかけて、服を脱いだ。そして、シースルーのキャミと揃いのパンティを着けベッドの上でポーズを取る。
色は濃い紫らしい。手には小さなリモコンらしきものが握られている。ピッ、ピッ、ピッと電子音が鳴る。きっとセルフタイマーが作動する音。 「カシャッ」わざとらしいシャッター音が響く。すぐに彼女はポーズを変え、またリモコンを操作した。
3枚ほど撮ってカメラの方へ消えた。きっと画像をチェックしているのだろう。テレビに後ろ姿が映り、また着替えている。
その姿に瞬きもせず見入ってしまう。こんど着たのは極端なTバックの黒いパンティとブラ。そして、ベッドに上がりポーズ。 そうやって4種類目。ついに、一番気になっていたボンデージ風のボディスーツだ。光沢のある赤い生地、極端なハイレグ、幅3センチくらいの生地が金具でつながり、まるでSMの縛りみたいな雰囲気。
ポーズも今までとは違い、ひざまずいてカメラを睨んだり、大きく足を開いたりしている。この格好になってから、もう、10枚以上写真を撮っている。かなり、気に入ってるのかも・・・ そして、そして・・・信じられない光景が。
たぶん、ドレッサーの鏡に映った自分を見ながら、彼女はひざまずいたまま自分のバストを弄びはじめたのだ。両手で、ゆっくりと揉みしだき、その頂を親指でクリクリと・・・
ボリュームを上げると、かすかだが妖しい息づかいまで聞こえてくる。やがて、彼女の右手が滑るようにハイレグになったVゾーンの中へ入っていった。
きっと指先が微妙に動いているのだろう、彼女の顔が険しくなり、口からは喘ぎ声が漏れてきた。かなり感じてきたらしく、彼女はベッドの上で崩れるように倒れ込んだ。
スパイカメラからだと下から見上げるようなアングルになり、指先が激しく動いているのが分かる。
「あっ、あっ、あっ」という喘ぎ声のトーンが高くなり、彼女は腰を浮かせた。どうやら、あそこへ指が入っている様子だ。
それでも、ときどき鏡の方を見ている。その都度深く感じているみたいだ。けっこうナルが入っている女らしい。こちらも我慢できず、自分のチ○ポコをしごき立てる。
ひときわ高い声をあげて彼女がオルガスムスに達したとき、俺もどっと精を放ってしまった。 肩で息をしながらも画面から目を離せない。彼女も、ぐったりと横たわったままで、なかなか立ち上がろうとはしない。
やっと、のろのろと起きあがり、ボンデージ風のボディスーツを脱ぎながら、バスルームの方へ消えていった。
考えてみれば彼女の声を聞いたのは今日が初めて。それが喘ぎ声だっていうのも象徴的だ。柄にもなく運命的なものを感じる。 今日の夜、彼女を犯ろうと、俺は決心した。
<続く>
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