俺の心臓が ドクドクいってるのがわから
カーブを抜け 緩やかな上りで
鏡越しに さやかが俺を見て 目が合う
さやかは そのまま 裕也の手を
再び胸に導いた
「しらないからな」
裕也は そういうと
さやかの胸をそのまま揉み始めた
「ん・・・・・」
そのまま 裕也に胸を触らせるさやかの甘い声が漏れ始めていた
速度の上がらない上りを エンジン音と
さやかの声が 車内に広がっていた
「ん・・・・あっ・・・・あぁっ」
上りの小さなカーブの連続に入り
車は左右に揺れていた
気が付くと 揺れのせいか
鏡にさやかの姿がなく
雰囲気的に さやかは裕也に身体を預けている状態になっていたようだった
「さやかちゃん・・・・・・・・・」
「あっ・・・・・・裕也・・・・・」
俺は甘い声を聞きながら 上りを終え
小さな駐車スペースの端に車を停めた
数台 怪しい雰囲気の車が停まっているが
後部座席の方が気になった俺は
ミラーの角度を変え さやかを見つけた
さやかは 俺を鏡越しに見て 姿勢を変えた
ブラウスのボタンがほとんど外され
ブラが露になっていた
裕也は 俺を気にしながら
そのブラを揉んでいた
「あっ・・・・・・恥ずかしいから 見ないでよ」
「可愛いよ さやかちゃん・・・・」
さやかは それを聞いてから 俺を見て 運転席に 身を乗り出してきた
「ほら 可愛いって 私・・・・嫉妬した?」
また いたずらっ子のように笑う
「してるよ・・・・・・」
そういって
キスをした
さやかの甘い息が いきなり口に広がり
温かく湿った唇が 求めるように重なってくる
唇が離れ 見詰め合ってしまう
「裕也と・・・・・・・キス、した?」
それを聞いて さやかが 笑って見せた
「しないしない!!!キスは しないよ!」
「え!?キス してみたいな」
裕也は少し笑っていた
「キスは ダメ!満足した?」
さやかは そういいながら ブラウスのボタンを付けていく
「盛り上がってきたのに お預けじゃ 裕也が可愛そうじゃん」
少し安心しながらも 平気なフリをしていた
「残念でした こんな誰か来そうな場所じゃ これ以上無理!」
「誰も来ない場所なら、続き いいの?」
裕也がボソッと囁いた
さやかは 少しビックリした様子で 俺を見てきた
恐らく 俺はそんなさやかを見て 顔が笑ってたかもしれない
さやかは 少し 不機嫌そうな表情を俺に見せてから
笑顔で裕也を見る
「そうね 今から10分以内に そんな場所があるなら いいよ」
「10分・・・・か、きわどいな・・・でも 試してみたいな」
裕也の言葉に 俺は何も言わずにいたが
「こんな山奥だし、無理じゃない?あ、道とか 藪とかイヤだからね」
と さやかは 少し笑いながら 裕也の手を数回叩いていた
「そんな場所じゃないよ ちゃんと 人が来ない場所だよ いってみる?」
「え?う・・・・ナオ、どうする?」
さやかは 少し困った表情をしている
「行ってみよう それまでの間 さやかは また裕也と しとくか?」
「あ、なんか意地悪・・・・わかりました!裕也、今から10分だけ 触ってていいよ」
「え?本当か!?」
「その代わり 10分経って そのお勧めの場所に着かなかったら 終わりだからね」
「おう!ナオ!案内するから 飛ばしてくれよ」
なんだか複雑な気持ちだった
さやかを裕也に触らせるために今から運転手するのか・・・
俺は車を出し 裕也の言う方向に走り出した
分かれ道のない一本道
再び 後ろでは 裕也が さやかの胸元を触り始めていた
さっきミラーを動かしたせいで その様子が 何とか見えている
「ん・・・・裕也、さっきより 強い」
「興奮してるから・・・あ、もう少し先の分岐を左な」
左・・・・・・・・
俺はその道は 先が行き止まりと思っていたから
行ったことが無かった
俺は運転に気を使いながらも
鏡越しの二人を見ていた
ブラウスが再び開かれ
ブラを揉んでいる手が見えてしまう
「あっ・・・・・だめ・・・・・それ以上は・・・・・」
左に曲がり 滅多に走らない林道を何度も曲がりながら走る
時間は 5分を回っていた
少しの直線で ミラーを確認した
暗くてはっきり見えないが
さやかの胸元に 裕也が顔をうずめていた
「あ・・・ナオ・・・・見てるの?」
「見てるよ・・・・・ちゃんと」
時間は すでに8分経っていた
やがて 狭い上り坂に着き
その坂を少し上がってみた
先には道を塞ぐように柵がされていた
これって 行き止まりじゃ・・・
「着いたよ、俺のお勧めの場所」
俺は 辺りを改めて確認した
俺たちが住んでる県の反対側
隣の県の 小さな夜景が見える場所だった
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