3人でドライブ(2)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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3人でドライブ(2)

15-09-06 11:24

まさか
さやかが 裕也の手を 胸に導くとは思ってなかったのもあり
胸が激しくドキッと反応してしまった

が いまさら やめろ とも言えず
鏡越しに さやかの顔と 胸元を気にしていた

「さやかちゃん・・・・・いいのか?こんなの・・・」
裕也も 驚いたのだろう
声が いつもと違っていた気がする

信号が青になっていることに気付き
俺は車を走らせた

鏡から さやかの視線を感じてしまう
車が揺れるたびに
自然と 裕也の手が さやかの胸を撫でてるのかと思うと
嫉妬と それとまた違う感情が 何かあった

「ナオ、さやかちゃん・・・我慢できなくなったら どうするんだよ」
裕也は 少し笑いながらも 動けずに さやかに胸を触らされていた
自ら動かしたりしていないだろうが
車の揺れで 撫でる形にはなってるだろう

暫く さやかも 俺も しゃべらなかったが
大きなカーブを曲がってるとき
裕也の体が さやかに密着していく形になっていく

「ん・・・あっ・・・」
さやかの 甘い声が 漏れてしまった

カーブを抜けると そこで山道は終わり
大きな国道に向かう街の道に出てくる

すぐにあったコンビニの駐車場の 奥に車を停め
三人 無言で 数分 そのままになっていた
俺は 後部座席をに振り返ってみた
裕也とさやかは 並んで肩を密着させながら
やはり さやかの手は 裕也の手を胸に当てていた

裕也は困ったような顔をしていたのが 印象強い

「あ、俺 なんか 買ってくるよ・・・」
裕也は そういいながら さやかの手を逃れ
車を降りて コンビニに入っていった

しばしの沈黙をしていると
さやかは さっきまで裕也が座っていた場所を
手で パンパン叩いて見せた
ここに座れ
と 言う感じだ

怒ってる・・・・・・・・・
そう思った俺は
運転席から その後部座席に移った
ドアを閉め さやかの隣に座って数秒・・・・

さやかは俺の手をとり
胸元に運んだ

「どう?嫉妬 してくれた?」
その時の さやかの いたずらっぽい笑顔に
不安がなくなり 嬉しくなってしまった
「したよ・・・まさか 触らせるなんてさ」
「やっぱり ナオの手の方が、いい」
俺は ノースリーブのブラウスの胸を 軽く揉んでいく
「ん・・・・ナオが 意地悪言うから・・・・」
「裕也に 感じてたんじゃないのか?」
「ドキドキは してたよ ナオに 見られてたもん」
「あのまま走ってたら 裕也と してた?」

さやかは また いたずらっ子のような笑顔をした
「試してみる?嫉妬・・・・・させてあげるよ」

「できるなら やってみなよ」

さやかは 俺に胸を揉まれながら 電話を始めた

「あ、裕也 買ってきてほしいものがあるのよ」
俺は 会話を聞きながら 胸を揉み スカートの中に手を滑らせて行く
「うん きつい炭酸の飲み物と ナオのコーヒー あ、甘いのね」
太股をなでながら 無抵抗な下着に指を当ててみた
うっすらと 湿っている

「あっ・・・・・それと・・・・・ね」
可愛い声を出しながら 我慢しているようなさやかが可愛かった
その会話を気にしながら 俺の指が 下着の湿りをなで上げた」
「ん・・・・・あ・・・・・ゴム・・・・買ってきて」
俺の心臓が 大きく動いてしまった

さやかの鼓動が大きいのも 掌に伝わってくる

その鼓動のする胸を 強く揉んでみた
さやかは 電話を終え 俺を見ていた
「・・・・・いいんだな?変なことになっても」
「・・・・・・ナオが 望むなら」

俺は 車から降り コンビニに歩いた
ちょうど 裕也が コンビニから出てきた

「ナオ!なぁ、どういうのか・・・本当に いいのか?このまま・・・・」
少し嬉しそうに でも 気を使うように困っている裕也が
少し 面白かった

「今夜だけ だからな・・・・」
俺は そう言ってから 一人コンビニに入った

意味もなく 店内を物色し ゴムの棚を見た
一番手前 隙間が空いている
裕也 買ったんだな
そう思いながら 時間をつぶすつもりで店を歩いていた
今頃 さやかが 裕也を誘惑してるかもしれない
いや 誘惑まで するわけない
そう思いながら
何も買わずに店を 少し急ぎ足で出た

暗くて 車の中が良くわからないが
平気なフリをして 運転席に入った

「お帰り!遅いじゃない!」
さやかは 普通に笑いながら コーラを飲んでいた
「あぁ ほしいものが なかったんだ」
「まぁ いいわ ほら 行きましょ!ドライブドライブ!」
さやかは楽しそうに笑っている

車を出し 来た山道に向けた
上りの大きなカーブ
そこを曲がってる最中だった
コーラを持ったままのさやかが
鏡越しに俺を見ながら
裕也にもたれかかって行った

そして さやかがつぶやいた
「裕也・・・・・さっきの話 本当だから・・・・」
「・・・・・・さやかちゃん・・・・」

「・・・・・・・・いいよ、触っても」


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