あの時のことを、今でも夢に見る。彼女の声、顔に当たる女性器の感覚。やたらと胸がざわつく。そして、現在の自分の状況を思い出し、口元をゆるませる。
「先輩、おはよう」
僕は彼女の声で、目を覚ます。
「今日も元気みたいだね」
彼女は今日もかわいらしい笑みを浮かべながら僕におはようのキスをする。みずみずしくて、柔らかい唇を朝一で楽しむ。彼女の顔を見て、息子はギンギンだ。条件反射とかいったか。彼女の顔を見たら自然と勃つ。そう躾けられている。彼女との生活が始まっておよそ一月経とうとしている。彼女との生活はとても幸せだ。彼女の愛を一番近いところで受けることができる。ただ唯一の不満は彼女が僕の性欲処理を、全くしてくれないことだ。僕は彼女と過ごしてから一月抜いてないことになる。
「じゃあ、ご飯持って来るね」
彼女はリビングへと戻っていく。僕は立ち上がり、できる限りの伸びをする。一晩中変わらない体勢だったせいか、ポキポキと骨の音が聞こえて気持ちがいい。少し汗をかいている。湿気が多く、少し蒸し暑い。無理もない。ここは浴室なのだ。僕は今彼女の家でお世話になっている。彼女の命令だ。彼女は一人暮らしであるし、僕に拒否権などなく、彼女と一つ屋根の下の生活を楽しむことにした。この浴室はいわゆる西洋式で、僕はトイレに座るように拘束されている。天井から吊るされている鎖の先には手錠がついており、それがしっかりと僕の両手を頭の上で固定している。もちろん簡単に破壊できるようなものではない。彼女が望まぬ限り、僕がここから出ることはない。
「はい。お待たせ」
彼女が戻ってきた。食事は三食しっかりと食べさせてくれる。食事は時間で決まっており、朝が7時、昼が12時、夜は17時といったところだろうか。栄養にも気を使ってくれている。今日は、こんがりベーコンと、目玉焼きの乗ったパンとサラダのようだ。
「いただきます」
彼女は、いつものように僕の右膝を椅子がわりにして、パンを口に含んだ。わざと音を鳴らしながら咀嚼する。口の中のものを僕に見せつけるようにする。そして顔を近づけ、手を僕の頭の後ろに回す。彼女が口で直接それを僕の口の中へと運んでくれる。彼女に咀嚼されたものが再び僕の口の中で咀嚼され、飲み込まれる。彼女によるこの行為に、幸福を感じる僕は変態だろう。
「おいしい?」
同じように、サラダも彼女が先に口にする。彼女からシャキシャキと新鮮なレタスの音が聞こえる。再び口移しを受ける。僕たちの朝食はゆっくりと行われる。一口ごとにミルクを、彼女の口から流し込まれる。それをずっと繰り返す。彼女から受けるこの行為に、僕は興奮を抑えられない。食事が終わると、彼女と他愛のない雑談をする。
「お昼は何がいいかな?」
彼女の手料理なら何を出されようと僕は幸せだ。何でもいいよ。しかし、そう言うと彼女は少し不機嫌になる。こうしていると、まるで夫婦みたいだな。僕は彼女と少しでも長くいるために、食べるのに時間がかかるようなものを頼む。
彼女は食事の合間に一回ずつ、僕の様子を見に来る。僕の体調、精神状態を管理してくれている。そして30分ほど、何気ない会話をしたり、僕の身の回りのお世話をしたりする。爪を切ってくれたり、耳掃除をしてくれたり。今日は歯磨きをしてくれた。一本の歯ブラシを彼女と共有している。
「あーん」
使いたての彼女の歯ブラシを前に、言われるがままに口を開けた。小学生の頃、好きな女子の縦笛を舐めた奴がいたけど、今ならその性癖もわかる気がする。こうして彼女とのちょっとした作業を楽しむ。
そして夕食が終わると、次は風呂だ。僕の一日の楽しみが始まる。
「綺麗にしてあげるね」
この狭い空間に全裸の男女が二人。そして彼女によって僕の全身が隅々まで清められていく。彼女自身の体が僕を綺麗にしてくれる。密着させてくる彼女の体を味わうことがてきる。泡だらけの彼女のスベスベの肌。大きく張った乳房は、僕の体に当たるたびにその形を変化させている。最後に僕の息子を必要最低限に洗うと、彼女のお楽しみタイムが始まる。僕の前でしゃがみ、見せびらかすように足を大きく開く。露わになった彼女の性器は、少し濡れている。水ではない、見るからに粘液だ。彼女は自身の片方の手で大きな乳房と勃った乳首を弄りながら、膣に指を入れて、いやらしい音を出した。僕は彼女の性器を凝視する。あの中に僕の息子が入ったらどうなるのか。考えただけで我慢汁が溢れてくる。性器からかすかに漂う、雌の香りが、僕をより興奮させる。たまらず、僕も立ち上がって、下半身を振り出す。しかし、息子に刺激を与えてくれるものなどない。意味のない行動であっても、限界まで性欲の高まった状況で、何せずにこの光景を見ていられるのなら、そうしてる。
愛液が溢れ出し、浴場にいやらしい音が響くほどになると、いつものように彼女は僕の片腕の自由を解放する。僕は慣れたように解放された手の人差し指、中指を息子の前の辺りでつき立てる。彼女は僕の肩に手を置き、それをゆっくり性器へ挿れて見せる。指が入りきると、彼女が小さく声を出した。僕は指を動かさず、立てているだけ。彼女が声を出しながら腰を上下に振り出す。指に膣の肉が絡みついてくる。男の精を搾り取ろうとする動きだ。まるで膣だけ独立して生きる生物のように、指を絞り続ける。指の感触でイけるかもしれない。この感触に頭がマヒしそうになる僕は、溢れた我慢汁が竿を裏筋をゆっくりつたっているのに気づく。彼女が腰を振るたび、汁でベトベトの亀頭が彼女の腹に当たり、糸を引いている。
僕は毎度思う。この指を抜き、代わりに息子を挿入してやりたいと。この膣肉に僕の息子が絞り上げられ悲鳴を上げるのを見てみたい。僕の精液が、膣から溢れかえり、彼女を犯す様を。彼女を捕まえて、気を失うまで腰を振り続けたい。僕の精液がかかり、白に染まった彼女の体を見てみたい。それを実行することは容易だ。しかし、そのようなことをすればきっと彼女は失望する。僕のことを見てくれなくなる。それがとてつもなく怖い。その恐怖が僕を抑えつけていた。涎をたらしながら、舌を発情した獣のように出し、本能のまま喘ぐ彼女は盛大に潮を吹いてフィニッシュした。
満足そうにへたり込む彼女を見ながら、僕はびちゃびちゃになった指を口にして、彼女の愛液を味わった。好きな女の味に全身の細胞が喜んでいるのがわかる。そのままその手で息子をしごこうとするも、彼女がそれを許さない。彼女はその手を掴む。
再び、僕の腕の自由は奪われる。そして今日もまた、触っただけで爆発しそうな僕の息子を放置しておやすみなのだろう。
毎日繰り返されるこの生き地獄に、今日も涙を流してしまった。このあと、彼女は軽くシャワーを浴び、おやすみのキスを僕にして、浴場から出る。それが彼女と僕の一日の最後だ。
しかし、今日は違った。
いつものようにキスをしようと、僕に顔を近づけると
「明日は月に一回のご褒美だね。一ヶ月我慢したそれで私にどんなことしたいの?」
と、耳元で囁いた。僕が不思議そうな顔をすると、
「いっぱい我慢したもんね。ご褒美に、明日は私の体、好きなだけ使っていいんだよ」
彼女は恍惚の表情で、自慢の巨乳を両腕で寄せるようにし、そのプロポーションの凶悪さを見せつける。僕の膝に乗りかかり、手を背中に回す。ギュッと抱きつき、そのボディを僕に押し付けるようにして、いつもよりもディープなおやすみのキスを僕と交わした。何度も舌を絡ませる。彼女のほどよく肉のついた尻が、息子を刺激していたが、僕は堪え、キスに集中した。ここで出してしまったら、この一ヶ月が無駄になってしまう。
10秒ほど経つと、彼女は舌を抜いた。初めてのディープキスに、僕はぼんやりしていると、彼女は膝から降りてしまう。からかうように投げキッスをしてみせると、浴場から出ていった。胸の高まりが抑えられない。今夜は眠れるだろうか。
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