牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
『ち、違うの! あなた、違うんです!』男にスカートの中に手を突っ込まれ、まさぐられながら言い訳をする純子。でも、そんな風に言いながらも、純子の顔は上気してしまっているように見えた。「違わねーだろw ここまで濡らしといて、何が違うの?」チャラチビが言う。この男は、身体も小さいし、体重も軽そうだ。私の方が力や肉体的な強さはあるような気がする。でも、すっかりと怯えてしまっている私は、何も抵抗出来ないまま、黙って見ているだけだった。『だ、だから違うって言ってるだろ! こんなの生理現象だって!』純子は、昔の言葉づかいに戻っている。
なし
Copyright © ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)All rights reserved.
コメント