狂女189_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女189

15-09-28 01:52

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「狂女」へ

しかし下半身ではズボンがテントを張っており、そのギャップに思わず軽く笑ってしまい、「結局はやりたいんじゃねえか」と言った。
「・・・」親父は女たちを見た後、智子の腕を掴んで無理やり立たせ、「やだ!」と嫌がる彼女のパンティを脱がせに掛かった。

「やめて!」僕は立ち上がり、机の上の鉢を手にして親父の肩の辺りにそれを力いっぱい振り下ろした。
「いて!」親父から智子を離し、「馬鹿者っ!」と声を張り上げて彼を蹴り倒した。
すぐに他の女たちが僕の周りに集まった。
「やりたかったら、ちゃんと言え!」親父は尚も痛みで顔をひどく歪めながらどうにか起き上がり、「ふん、ざまあねえな」と自嘲の笑いと共に呟いた。
同居している女たちに欲望を抱きながらも卑屈な思いで過ごして来、我慢出来ずにその分け前を奪い取ろうとしたちんけな男を軽蔑した。
母さんも非難と軽蔑の目で夫を見ていたが、僕はふと意地悪な事を思い付き、「素っ裸になって親父とやってみろ」と命令した。
母さんは驚いて僕を見詰めた。
「女房だろ。抱いてもらえ」「嫌よ」顔を背けて拒絶した。
「ふうん、そんな事言っていいのか?」母さんは又僕を見返した。
「もう抱いてやらんぞ」「・・・」「これからは加奈さんや芳美たちだけと・・・」そう言って彼女たちの体を優しくさすると、母さんの射るような鋭い視線が注がれた。
「そんな女よりもっと若い方がいい」親父の言葉に、母さんは夫を睨み付けた。
「心配するな。後で好きな女とやらせてやる」「・・・」「さあ裸になれ!」芳江の尻をぴしゃりと叩いて促した。
「覚えてらっしゃい」芳江にもまだ母親としての気位が残っているのか、僕を恨めしそうに見てブラジャーを外し、パンティを脱いでいく・・・・・。

二人は全く気が進まないながらも夫婦の営みを皆の前で披露させられる事になった。
それも、息子の僕の指示で。
親父は痛みを我慢しつつあぐらを組んで女房と向かい合い、母さんは嫌悪感剝き出しの表情で亭主から顔を背けている。
「芳江、乳を揉んでもらいなさい」「・・・」父さんは妻の乳房を揉み始めた。
それをぐっと我慢している芳江。
「大きくなったな」父さんは皮肉を込めて言う。
「・・・」「キスをしろ」母さんは嫌そうに顔を夫の方に向け、二人は唇を合わせた。
「よし。じゃあ芳江、立ちなさい」嫌々立ち上がった。
僕は母さんの耳元で、「おまんこをさすって下さいと頼んでみろ」と命じた。
「ええ?」顔を顰めて反感を露わにしたが、僕が強気でいるので仕方なく、「お、おまんこを・・・さすって・・・下さい・・・」と小声で頼んだ。
父さんは妻の股間に手を伸ばし、性器を撫でる。
芳江の方は、嫌っている相手によって嬲られているような屈辱感のせいだろう、感じる様子が無く、顔を背けて唇を噛んでいる。
しばらくその行為を続けさせた後、「よし。じゃあ、親父の上に跨って座れ。自分で入れるなよ」今更抵抗しても無駄だとばかりに母さんは夫に跨って腰を下ろしていった。
「あなた、入れて下さいませ、と頼め」「くっ・・・あなた・・・入れて下さいませ・・・」父さんは相手の腰を浮かせ、醜い肉棒をまんこに挿入していった。
「んんん・・・」
「芳江がピストンしろ」僕に言われ、母さんは相変わらず返事をせずに体を上下に律動し始めた。
そのあまりの情けなさに泣きそうでもある。
他の女たちも同性として同情している。

セックスを二、三分させた後で母さんを立たせ、「あなた、ありがとうございましたと言うんだ」と又耳打ちした。
「あなた・・・ありがとう・・・ございました・・・くっ・・・」屈辱にまみれて母さんは絨毯の上で泣き崩れた。

「じゃあ、約束通り好きな女とやらせてやる」「・・・」父さんは僕の横柄な態度を不快に思いながら、やはり智子を選んだ。
智子はすでに覚悟をしていたのか、母屋へと素直に手を引かれていった。
まるで身売りされるようだ。
母さんの悔し泣きが続く中、芳美が、「本当にいいんですか?」と尋ねた。
「少しは喜ばせてやらんとな」たとえ上辺だけでも家庭の平安を保つには仕方が無い。
出来れば円滑に行って性奴隷たちとの飼育生活の行き詰まりを打ち破りたかった。

つづき「狂女190」へ


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