牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
高校1年の夏。 暑さで目が覚めた光輝はリビングで一杯お茶を飲み、寝室に戻ろうとしていた。
「あん!あん!あん!」 寝室に戻ろうと2階に上がった時奥の部屋から紛れもない喘ぎ声が聞こえてきた。
物音を立てないようにこっそり部屋を覗くと… そこには両手を鎖につながれた光輝の母輝美がいた。
なし
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