この話はつづきです。はじめから読まれる方は「没落夫人」へ
気を遣る寸前に寸止めされ恵都子は惨めさと悔しさを表情に表しそれを見て歳三が瀬世羅笑い
「悔しいのか恵都子?、悔しければお願いしてはどうなんだ」
歳三の言葉に恵都子は涙を流し
「…いかせて、逝かせてください御主人様ぁぁぁ」
涙声で恵都子は歳三に懇願した、その姿に歳三は笑い、床に仰向けで転がる恵都子をまるで子供を小便させる様に抱えると壁に貼り付けられた鏡の前へ運び剥き出しにされた浅ましい姿を鏡に写した
「嫌ッ…」
写し出された自分の浅ましい姿に恵都子は眼を背けた
「視るんじゃ!」
歳三の声に恵都子は嫌々をした
「嫌なのか?嫌なら無理にとは言わんが今まで録り貯めてあったビデオと写真を娘に見せるだけじゃがな」
歳三の脅迫に恵都子はハッとした表情を浮かばせ
「見ます、視ますからあの娘にだけはこんな恥ずかしい姿を見せないで…」
恵都子は悲痛な表情で歳三に訴えた
コメント