和子と義弟2_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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和子と義弟2

15-10-08 01:48

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「和子と義弟」へ

 「こんばんわ、姉さんいる」
求は自分の家のような振る舞いで家に上がりこんできた。

「姉さんは?・・・」
「お前何時だと思ってる、和子は風呂だが何か用か」
充はこんな時間に、弟とはいえ非常識だと言わんばかりに不満顔で言った。
「兄貴そう怒りなさんな、体の具合どうなんだ」
「俺のことはいい、用事が済んだら寮へ帰れ」
「分かったよ、先日 姉さんに頼んだ物を貰いに来ただけさ」
そう言うと充の部屋を出て浴室につながる方に向った。
浴室とトイレは並んであり求はトイレを済ませると隣の浴室の様子を伺うように立ち止まった。
ザザー  ザザー  
時折湯が流れる音に誘われるように浴室のノブを引き開けた。
脱衣場と洗い場を仕切る模様の入ったガラス越しに湯煙に包まれた和子の白い肌の背と尻が浮んで見えた。
暫らく見とれていると座椅子から立ち上がりシャワーを浴びる影が・・・熟れた尻が求の視線を熱くするのであった。
「へェ~ 姉さんこんなにいいお尻してたんだ」
その時和子は振り向いた
「やばい」
求は慌てて戸を閉めると急いで居間に引き返し何食わぬ顔でテレビを付けた。ニュースステイションのスポーツが始まってプロ野球の模様を気のない顔で見ていた。
しばらくすると和子が黒い長い髪をタオルで拭きながら湯上りの艶やかな顔をして居間にきた。
「まあ求さん遅かったわね、ごめんねこんな格好で」
ソープの香りをプンプンさせながら浴衣の寝間着の姿は求にとって艶やかなエロスを感じさせた。
「すみません、こんな時間に 兄貴に叱られました」
「気にしないで、ちょっと待ってね持って来るから」そう言って二階に上がると小さな包みを持ってきた。
「大事な物なの?わざわざ私に預けたりして」
「姉さん、これは姉さんにプレゼントだよ 兄貴はあんな身体だし」
「私になの、何かしら?」
「開けるのは俺が帰ってから、兄貴には内緒だよ」
求は意味ありげな顔でそう言うと帰っていった。
内緒と言われると和子は余計に何だろうと・・・訝しげな顔をして封にハサミを入れた。
黒いビニールに包まれた固体がいっそう怪しく見えた。
「まあいやだ・・・・」
初めて手に取る男性自身に和子は驚いた。
「恥ずかしいわこんな物」慌てて箱に入れ戻したが胸の鼓動が止まらない。
「和子、求は帰ったか」夫の声がした。
「ええ、お帰りになりました」
和子はとりあえず戸棚に隠し入れるのでした。

その晩 和子は寝付れなかった、あの求の部屋の事といえ 求の贈り物の事など、私を試しているようで怖かった。
隣で寝ている夫の寝息が聞こえた、もうぐっすりと寝込んでいる様子である。
時計は零時を過ぎている、もう一時間もたったのかしら・・・・。
和子はそーと起き上がると居間の戸棚に隠しいれた物をもう一度取り出してみた。
柔らかなシリコン、20センチほどの男根 一握りもある亀頭 その下に延びる突起
グビグビグビ 想像するだけで和子は火照りだした肉体が疼き始めていた。


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