醜女の復讐_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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醜女の復讐

15-10-11 01:48

いきなり麻美の頬を打った。麻美は一瞬ひるんだが、すぐに文代を睨み返したのでその髪を荒々しく鷲掴んで顔に唾を吐きかけた。「何すんのよ!」又彼女の頬を打ち、髪を掴んだまま何度もその頭を揺すった。「痛いーっ!」鬼のような形相で仲間を折檻する文代が怖くなって真弓も手出しが出来ず、おろおろするばかりだ。「いいか!?今度ばかにしたら承知せんぞっ!」「あああん・・・」「わかったなっ!?」「はい・・・」麻美は、髪を鷲掴んだまま睨み付ける先輩に恐れをなして泣き顔で答えた。ようやく文代は麻美の頭から手を離し、涙を流している後輩をじっと見詰めた。初めて見る麻美の弱々しい顔・・・。文代はハンカチを手にして唾と涙を拭いてやった。今まで激怒していた先輩のその優しい行為に、麻美は!
外な思いでいじらしく彼女を見た。「ごめんなさい」「・・・」おとなしくハンカチで涙を拭ってもらっている。真弓も先輩と友人を見守っていた。麻美の涙は止まり、文代は濡れたハンカチをロッカーの上に置いて麻美の顔を見続けた。自分とは違い、目鼻立ちがくっきりして若さと美しさに溢れている。彼女が大学を出て今の部署に入って来た二年前、文代はその美貌を羨みつつも嫉妬し、麻美も文代をブスとして嫌い、以来二人は反発し続けて来たのだが、今こうしてか弱い感じの麻美を目の前にしていると文代は妙な感情が沸き起こって来るのだった。「あんた、彼氏はいるの?」「いません」「そう・・・。あんたは?」真弓にも尋ねた。「私も」「・・・」一時的にせよ二人の後輩を支配下に置いた優越感を抱いていた!
が、仕事時間中なのでいつまでもその場にい!
わけには行かず、「今日仕事が終わったら私の所へ来て」と言い渡した。麻美たちは黙っている。「いい?」「はい・・・」「はい・・・」気の無い返事にも関わらず文代はさっさと更衣室から出て行った。麻美と真弓はお互いに顔を見合った後、何も言わずに職場に向かった。                          持ち場に戻っても文代は仕事をする気が全く起きず、麻美と真弓の事を考えていた。彼女らを可愛がってやりたいという気持ちと、逆に若さと美貌をめちゃくちゃにしてやりたいという相反する気持ちが入り乱れて心の整理が付かず、自分自身にも良くわからなかった。今までの恨みや憎しみも消えてはいない。そんな彼女の心中を知る由も無い麻美と真弓は更衣室での出来事が頭から離れず、特!
に麻美は時々先輩の様子をこっそり窺っていた。仕事が終わってから何をされるんだろう・・・?という不安が付き纏っていた。                  もう一人の後輩、鈴本梓に対しては何ら手出しが出来ないのは不満で、文代自身密かに想いを寄せていた川口良雄と食事をした事への妬みの感情を梓に思い切りぶちまけ、彼らの関係を壊したかった。その梓は又デートの予定があるのか、生き生きと仕事をしている。文代とは年齢が三つしか違わないのに若々しく、やや褐色の長い髪とぱっちりした大きな目は魅力で、彼女をデートに誘って断られた男性社員は多くいる。文代も初めの内は梓の美しさに惹かれていたのだが、自分を軽蔑する態度に反発し、麻美と真弓同様、彼女に敵意を持つようになっていた。!
あの女も何とかしてやりたい』文代は迷った末、梓!
がトイレへ行った時に自分もその後から席を立った。                           トイレには幸い他の人はおらず、梓が出入口に一番近い所に入った事を確かめて文代は手洗い場で彼女が出て来るのを待った。自分がこれからしようとしている事がまともでないのはわかっているが、今までの恨みや妬みを晴らす機会だ、と勇気を振り絞っていた。梓は中々出て来ず、文代が苛立っている時、中から「んん・・・あん・・・」と悩ましい声が洩れてきたので思わずそちらへ振り向いた。中でオナニーをしている・・・。文代は秘密を掴んだ思いでほくそ笑んだ。場所柄梓の声は抑え気味だが、初めて聞く同性の悩ましい声に文代は聞き耳を立てた。高慢で生意気でもやはり女だ。ちょっと意地悪い事を!
い付き、梓が入っているトイレのすぐ前まで行って、「聞こえるよ、鈴本さん」と声を掛けた。返事は無くても梓が驚いている気配が感じられ、文代は陰湿な笑いを浮べた。「仕事中だよ。早く出て来なさい」「・・・」「課長に言い付けるわよ」中からパンティを履くような音が聞こえ、やがて水を流す音と共にドアが少し開かれるや文代が素早くそのトイレの中に入って錠を掛けた。驚きのあまり梓は目を大きく見開いて動く事も出来ない。「何よ・・・」文代はその梓を邪悪な目で見ていた。狭く窮屈な空間の中で二人きりになり、もはや理性のブレーキは効かない。手を梓の顎にやって顔を更に上向かせ、じっと見続けていた。その不気味な沈黙に、梓はこの醜い先輩から陰湿ないじめを受けると察して恐れた。「川口君!
デートをしたんだって?」許さないという口調で尋!
ると、梓は目を伏せ、「いいえ・・・」と小声で否定した。「おいっ!」文代の剣幕に梓は怯えの視線を注ぎ、「しました・・・」と認めた。文代はそのまま後輩を睨み続け、「美人はいいよなあ」と意味ありげに呟いて彼女の顔を指でゆっくりさすった。顔を傷つけられるのではないかと梓はおののき、気が気ではない。その時、誰かがトイレに入って来る音が聞こえた為、文代は気付かれないようにしばらくじっとしていた。梓は蛇に睨まれた蛙で逃げようともしない。トイレが再び静かになり、文代は梓をしゃがませると自ら赤いパンティを下ろし、両手で梓の頭を押さえてジャングルのような陰毛の中に彼女の顔を埋めた。「んんんんん・・・」美貌を穢そうとばかりに容赦しない。しばらく陰毛で苦しめてから顔を離し!
梓の頭をしっかり掴んだまま蔑みの笑いを浮べて彼女を見下ろした。梓は先輩がレズビアンだと思ってぞっとした。そんな後輩の思いに頓着無く文代は再び彼女の顔を陰毛の中に埋め、よく味わえとばかりに顔を上下左右に動かした。梓はされるままだ。それから又顔を離し、目を閉じて顔を歪めている後輩を奴隷であるかのように満足げに眺めた。


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