狂女
16-01-09 11:13
それに、先程までのエロ絵巻が頭の中でぐるぐる回っていた。こんな状況で今更眠ろうとしても無理というもので、外からは雀の鳴き声が聞こえて朝を告げ、目を開けばやや明るくなっている。沙織の方に体を向け、右手で彼女の上半身を触るやびくっと反応した。「沙織」囁いても返事が無い。彼女はこちらに背を向けたままだ。構わず、布団の中で滑らかな肌の体を撫で掛けたら、「ふふふ」とくすぐったそうに笑った。「やっぱり起きとる」沙織の体を仰向けにした。その時、スリップ姿の芳美が立って僕たちを心配そうに見るのが目に入った。「何だ?」「・・・」「大丈夫よ、お母さん」それでも芳美は離れない。「妬いとるのか?」からかって訊いた。「違います!」沙織は同性として母を悔しがらせたくなったのか僕! |
コメント