被虐の躾_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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被虐の躾

16-01-22 02:21

寂れた田舎町の外れに一軒ラブホテルがあった今そこから一台の黒塗りの高級国産車が出てきた、運転しているのは60代と思われる初老の男と40代とおぼしき女が助手席に座っていた、黒塗りの高級国産車は田舎道を走り街並みが見え始めてきた処に一軒のファミリーレストランの駐車場に車を入れ停まった、運転席にいた初老の男が扉を開け外に出ると助手席に回りドアを開けた

「此処で少し休んで行こう」

そう言う初老の男に女は躊躇った

「早く降りなさい」

初老の男の言葉に女は更に躊躇い

「でも…」

小さな声で答えた

「綾子、早く降りなさい」

初老の男の静かでそして強い口調の言葉に綾子は小さく頷き少し震えた声で返事をした

「…はい」

綾子は切凪げな表情を浮かべ車を降りた、初老の男は少しニヤッと薄笑いを浮かべ綾子の肩を抱き寄せファミリーレストランへと綾子を誘った、綾子は男の表情に不安を隠さなかった


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