「今夜は俺の家でどうだ?」由香と昭代に訊いたが、二人共仕事でどうしても行けないと答える。「でも、早い内に都合を付けて行きます」昭代が言い、由香も頷いた。「俺の家は楽しいぞ」その言葉で昭代が芳美の方を一瞥して羨ましそうな表情になった。やがて玄関から外に出た。すっかり明るくなっており、今日も暑くなりそうな気がした。芳美も充分に眠っていないので、しっかり運転するように言って僕たちは思いの詰まった豪邸を後にした。 その夜の出来事を母さんたち全員に話した。勿論、昭代に騙されて屈辱な目に遭わされた事は黙っていたが。皆、僕が知り合ったばかりの女二人とセックスに耽っていただろうと想像していたので驚きはしなかったが、その場に居!
かったのが悔しそうで、運良く一緒だった芳美や友里恵を羨ましがりもした。僕自身、あの豪邸で奴隷全員と乱交する事も夢で興奮するけれど、金持ち女二人を狭い自宅で奴隷として思いのままに扱うのはいかにも飼育しているようでやはり興奮する。しかも昭代と由香が共にレズ関係で、僕の奴隷たちと淫らな関係を結ばせるのも面白く、それらを思うと気持ちがはやってたまらない。 そんな時、父さんがパチンコ屋で突然倒れ、救急車で近くの病院に運ばれた。ここ最近、酒とパチンコに依存しがちになっていた父さんは盆休みが終わっても会社を欠勤しがちで、その日も出勤せずに朝からパチンコ屋に行っていたのだった。急な電話で母さんが病院へ行!
ったところ、父さんは肝臓をやられており、!
局市民病院へ入院する事になった。酒のせいばかりでなく、家庭内のいざこざで父さんは精神を病んでいたに違いない。さすがに僕も気が咎めたけれど、家の中に邪魔者がいなくなってすっきりしたのも事実で、これからのびのびと振る舞えると思った。女たちもそうだろう。
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