牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
仕事上で大口取引先だと断れない事情があるよな。きっかけは取引先主催のパーティ。夫婦で出席するのが習わしなんだけど、そこで俺の嫁を見て社長が気に入ってしまった。 嫁は女子高、女子大を経て清楚な感じの中年男から見たら一度は~というタイプだ。このご時世大口に逃げられるのはつらい。泣く泣く引き受けた訳だ。30手前の嫁には刺激が強すぎたとは思う。当日はゴルフ旅行という名目だった。社長夫妻と俺達夫婦4人でまわった。夕食は2人で食べたが嫁の口数が少なかった。「後悔してないか?嫌だったら今断って帰ろう」と促したが「しょうがないじゃない、お仕事のためでしょ」俺の目に涙が滲んだ。社長夫妻の泊るロッジに入って行った。シャワーを浴びて、新しい下着とガウンを身に付けた。緊張してるだろうからとワインを4人で飲んだ。そして社長は嫁の傍に座り、奥さんは俺のそに座った。「じゃあ、そろそろ」と社長が口火をきった。嫁はカチコチになっている。俺は奥さんとキスをした。50を過ぎた熟年の肌はあまり好きでなかった。社長も嫁にキスをしながらガウンを脱がした。ブラジャーとパンティになった嫁。「素晴らしい体だ。綺麗だね」と社長。恥ずかしがる嫁を3人でみた。「本当に綺麗ね。羨ましいわ」と奥さん。嫁の腰に手を回し嫁に夫婦生活や過去の質問をしていた。その後、ブラをはずしいよいよ始まった。Dカップの胸を社長が吸い始めた。いつもと違い、堅くなっている嫁。俺は奥さんといたしながらも嫁を見ていた。嫁が喘いでいる。喘いでいるといっても俺に遠慮しているようだった。社長が嫁の体をなめまわしている。この頃から嫉妬に似た感情を憶えた。社長がパンティいに手をかけた時、嫁が手で押さえて抵抗したようだった。でも社長が脱がしてしまった。嫁は手で顔を覆った。クンニをしていた。嫁が喘いでいるが「いやー」といった。その時は一瞬体を起して嫁を見た。社長が嫁に大丈夫だよと促している。コンドームを装着し、嫁の足が広げられた。広げられないように頑張っている嫁。心の中で申し訳ないと思った。いよいよ、入れるところを見ていた。体中が熱くなった。嫁が「あ~ん、あ~」と喘ぎながらも手で顔を覆っていた。暫くピストン運動をされていた。嫁の白い乳房が揺れていた。体位を変えられてはピストンを繰り返されていた。嫁が段々、オルガズムに近づいてきた。でもいくまいとしていた嫁。「奥さん、いきそうかい?」「いや~」と声で抵抗する嫁。深く挿入され、激しく腰を動かす社長。嫁は逝くことが妻として申し訳ないと涙を流し始めた。嫁は涙を流しながらも社長と同時に昇天した。ごめんごめんとなだめながら愛撫する社長。取引とはいえ胸がカーッと熱くなった。嫁のことで熱くなったのはこれで2度のことだ。一度目は嫁の過去の遍歴を知った時だ。嫁とは仕事がらみで付き合いのある教授夫人からの紹介だった。良いお嬢さんがいるからとの夫人に誘いに応じた俺。2人は意気投合した。とんとん拍子で婚約。式の日取りも決めた。その頃、教授の出版記念のパーティに参加した俺達。会場を2人でまわっていると嫁と目があった俺と同じくらいの男。某大の講師だった。その時の講師と嫁の視線を忘れなかった。結婚するんだからもう過去のことはいいから洗いざらい言ってほしいと嫁に言った。講師は嫁の初彼だった。それも俺と同い年。嫁が高校受験の時に勉強を教えてもらった塾の講師だった。相手はその時大学生。嫁はその甲斐あって憧れのセーラー服を着ることが出来た。高1と大3のカップルだった。カッコよく、そして頭のいい大学生に嫁は口説かれ処女を捧げていた。洋服ダンスの中にあるセーラー服をあの男が脱がしたんだと思うと目頭が熱くなった。 ←クリックでランダムの記事が表示されます
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