牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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16-02-28 09:44
10年前、まだ学生だったころ。
近所の学習塾で採点のアルバイトをしていた。
学習指導者は「恵子」。
当時30代前半。子供2人。
生徒は8時にはいなくなる。
その後、もくもくと採点。2人で。
ブラジャーの色が浮かび上がる程度の白いブラウスに、レザーのタイトスカート、黒のストッキング。
この組合せが多い。
小柄だが魅力的なボディ。
いくぶんガリ勉ッポイ感じもあるが、魅力的なボディが忘れさせる。
生徒がまだ教室にいる時に、トイレにゴキブリが出た。
近くにいた自分のところに慌てて飛んできた。
なぜか腕を掴まれた。
はじめて、肌が触れた。
あれ?
採点に区切りがつき、教材をしまう。
恵子は掃除をはじめる。
「お先です」といっていつも帰る自分。
帰ろうとした時、たまたま恵子が自分の前を歩いていた。
白いブラウスに浮かぶ淡いブルーのブラジャー、タイトスカート。
そんなものが自分を惑わせた。
後ろから力いっぱい抱きしめた、というより力強く、その大きな胸を揉んだ。
「はっ、ああ…」といいつつボディをくねらすが、抵抗らしい抵抗なし。
そのまま、うなじを伝い唇を奪った。
猛烈に欲しいと思った。
ブラウスのボタンを外し、ブラジャーを捲り上げ、乳首を含んだ。
ストッキングの上から、タイトスカートの中に手を滑り込ませた。
あたたかいふくらみを激しく押す。
もう濡れている。
淡いブルーのレース地の小さなパンティを乱暴に剥ぎ、クリをダイレクトに責めた。
よがる大きな声が、また狂わせる。
テクニックなんかなかった。 ただ舌で舐め上げ続けた。
激しくくねる下半身を押さえつけ、クリから舌は離さない。
腰を突き上げる形で、恵子は果てた。
電気を消して、街灯の明かりが差し込む部屋で、恵子の裸体を見る。
渇いている、欲しい、という感情が怒涛のように押し寄せる。
長い時間、お互い愛撫しあった。
きれいな肌だと思った。
丁寧に舌を這わせた。
美しい裸体の恵子を、正面から腰を持ち上げ、貫いた。
あっけなく絶頂を迎えた。
いつまでも舌をからませながら、抱きあった。
あれから10年。
社会人になってからは会っていない。
あの恵子が夫と2人で当地に遊びに来る。
きらいな恵子になっていなければ、冷静に、落ち着いて、貫いてやりたいと思う。
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