牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
加奈子は、達也さんと対面座位で繋がったまま、腰を振り続けて言う。「加奈子ちゃん、ダ、ダメだって、イッたばかりだから、あぁ、ストップ、うぅっ!」達也さんは、腰が引けて逃げようとしている感じだ。イッたばかりで刺激を続けられて、くすぐったくてたまらないのだと思う。『あらら。くすぐったそうね』美和さんが、私の上で腰を振りながら言う。美和さんは、私のペニスが奥に当るのが本当に気持ちいいみたいで、奥にこすりつけるような感じで腰を前後に振る。上下ではなく、前後に動く騎乗位は初めて経験したが、圧迫感のある独特の気持ちよさがある。 加奈子は、達也さんがそんな風にうめいても、かまわず腰を振り続ける。『美和さんも、二回目してますよ。負けないように頑張りましょうよ!』加奈子はそんなことまで言う。「うぅ、あぁ、美和……」達也さんは、私の上で腰を振る美和さんを見ながら、泣きそうな顔になっている。すると、いきなり加奈子が達也さんにキスをした。対面座位でキスをしながら腰を振る加奈子……。私は、興奮もしているが、嫉妬と泣きたいような焦燥感に襲われていた。『ふふ。固くなってきた♡ 孝志君、加奈子ちゃんが他の男とキスするの、気に入ったみたいね』美和さんは、意地悪っぽく言う。「美和さんは、達也さんが加奈子とキスするの、イヤじゃないんですか?」私は、逆に聞いてみた。『イヤよ。でも、嫉妬して、ドキドキしちゃうのは確かよ』美和さんはそんなことを言う。女性でも、寝取られ性癖というのはあるのだろうか?美和さんは、騎乗位のまま私の胸に倒れ込んでくる。そして、キスをした。美和さんは、唇を密着させて熱烈なキスをして来る。私がチラッと加奈子の方を見ると、同じように達也さんもこっちを見ていた。達也さんは、私に濃厚なキスをする美和さんを見て、悲しそうな顔になっている。私も、加奈子が達也さんに自分から激しいキスをするのを見て、同じような顔になっていると思った。達也さんも私も、お互いに下になって責められている。なんというか、情けないような気もする。加奈子も美和さんも、濃厚なキスをしながら腰を振り続けている。AVなんかでは、騎乗位は普通のプレイだけど、実際の家庭のセックスで、こんな風に嫁が上になって腰を振るのは、あまりないのではないかと思う。目の前で、自分の嫁が他の男の上で腰を振る姿……。つい数日前までは、妄想すらしたことがないような光景だ。私は、加奈子が腰を振りながらキスをする姿を見て、胸が苦しくなっているのに、もうイキそうなほど興奮してしまっていた。『孝志君、イキそう? 私もイキそう……。一緒に、うぅあっ♡』美和さんは、とろけた顔で言ってくる。「中に出します。美和さんの子宮に注ぎ込みます」私は、達也さんと加奈子に聞こえるように言った。加奈子が中に出されてしまった事への対抗心からだ。さっき、加奈子は自ら腰を振って達也さんの中出しを促した。美和さんが、私へ中出しを催促した事への当てつけのような気持ちだったと思う。『美和、ダメだよ……』達也さんは、すでに加奈子に中出ししたくせに、そんなことを言う。「達也さんの、カチカチになってきた♡ すっごく興奮してますね』加奈子は、達也さんをいじめるような口調で言う。私は、加奈子のそんな姿を見ながら、もう限界だった。「美和さん、イクっ! 中に出します!」と、うめくように言うと、『イクっ! あなたぁっ! イッちゃぅっ! あなたのじゃ届かない子宮に、直接注がれちゃうぅっ!』美和さんは、興奮して我を忘れたように叫びながら、ガクガクッと腰を震わせた。そして私は、思いきり美和さんの中に射精してしまった。「あぁ、美和……ダメだよ……」情けない声をあげる達也さん。『あなた、子宮に直接かけられちゃったわ。ふふ。熱くて火傷しそう♡』美和さんは、私に中出しを受けながら、そんなことを言う。「美和……。気持ち良かったの?」達也さんが弱々しく聞く。加奈子は、何とも言えない挑発的な顔で私を見ながら腰を振っている。『うん。気持ち良かったわ。あなたのじゃ届かない奥に、届いてるからね♡』美和さんがそんなことを言った途端、「あぁっ、美和、うっ!」と、達也さんはうめきながら射精をしてしまったようだ。『あぁん♡ 孝志さん、また中に出されちゃったよぉ♡』加奈子は、気持ちよさそうに声を震わせながら言う。女性は、中に出されると気持ち良いものなのだろうか?しばらく、達也さんも私もグッタリとしていた。先に女性陣が動く。美和さんは立ち上がり達也さんの方に、加奈子は私の方に近づいてくる。加奈子は私の目の前に来ると、『ゴメンね。中に出されちゃった。2回も出されちゃったから、あふれてきてるの……』加奈子は、謝ってはいるが、反省している様子はない。それどころか、挑発的な目になっているように感じる。そして私は加奈子のあそこを見た。加奈子のあそこからは、白いモノがあふれている。太ももまで垂れ流れて、膝の少し上辺りまで流れ出ている。自分の嫁が、他の男の精液を垂れ流しながら目の前にいる。私は、頭が変になりそうだった。加奈子の後ろに、達也さんたちが見える。美和さんは、加奈子以上に達也さんをいじめている。自分であそこを拡げて、私の精液をダラッと垂らしている。そしてそれを、達也さんに手の平で受けさせている。「こんなに……。ダメだよ、美和……。出来ちゃったら……」達也さんは、手の平で精液を受け止めながら、泣きそうな声で言う。男前で大人の男性という感じなのに、情けない姿になっている。「加奈子、今日は平気な日だったの?」私も心配になり、加奈子に聞いた。『平気もなにも、ピル飲んでるじゃん』笑いながら答える加奈子。「えっ!? そうなの?」私は驚いて聞く。『いつも飲んでるでしょ? 孝志さんも見てるじゃん』「えっ? あれって、ピルなの? 生理を軽くするための薬って言ってなかった?」『うん。だから、そのための低用量ピルじゃん』「あぁ、そうなんだ……」『ホント、孝志さんって無関心だよね』嫁は、イタズラっぽく笑う。私は、ホッとしながらも、それでも加奈子が生ハメをして中出しされたのは変わらないなと思っていた。粘膜に直接触れ合う……。それは、夫としては容認出来ない裏切り行為だ。それを、2度もしてしまった加奈子。でも、どうしてだかわからないが、そんな加奈子がたまらなく愛おしいと思ってしまう。他の男の手で汚されて、嫁の価値を再認識するのかもしれない。そして、疲れ切った私達は、そのまま眠りについた。真夜中、私はふと目が覚めた。横を見ると、加奈子がいなかった。慌てて起き上がろうとしたが、『ダメです。声出ちゃうから、私が動きます♡』と、控えめなボリュームの嫁の声が聞こえてきた。私は、ドキッとして立ち上がろうとしたが、なぜか動けなかった。それどころか、音を立てないように気をつけていた。『ん、太いですぅ、ホント、拡がって、あぁ、んっ! ん、ふぅ♡』「我慢出来なくなっちゃったの?」『はい。孝志さん寝ちゃうし、うずいて眠れないから……』「加奈子ちゃんはエッチだね」『静かにしないと、起きちゃいますよ』「平気だよ。美和は地震が来ても起きないくらいだから」『孝志さんとおんなじだ』笑いながら言う加奈子。私は、確かにいつもは寝ると起きない。でも、なぜか目が覚めてしまった。虫の知らせのようなものだろうか?「気持ちいい?」『はい。太いと、気持ちいいところにゴリゴリこすれるよぉ♡』「キスしてもいいい?」『……ダメです』「どうして?」『孝志さんが見てないから』「見てないとダメなの?」『だって、浮気してるみたいになっちゃうから』「え? キスしなきゃ浮気じゃないの?」『それは……』「同じだって」『あっ、だめっ、んっ! だめっ! んっっ、んーーっ!』そして、加奈子のうめき声しかしなくなってしまった。私は、すぐ横の部屋で、加奈子が内緒でセックスをしていると思うと、嫉妬で胸が潰れそうだった。でも、私は気がつくと股間をまさぐっていた。そして、我慢しきれずにオナニーを始めてしまった。『ダメぇ、キスはダメ……です……んっ、くふぅ♡』「キスすると、凄く締まるよ。感じてるんでしょ」『ち、違います、うぅっ! ダ、ダメぇ、んっ! んーーっ!』微妙に伝わってくる振動と、加奈子のうめき声。「加奈子ちゃん、もう出そう……」『も、もう少し……。頑張って下さい。私も、もう少しでイクからぁ』加奈子は、そんなことを言う。私への罪悪感はもう消えたみたいだ。『んっ、んふぅ♡ あ、あぁっ! ダメぇ、声出ちゃう……声出ちゃうからぁ、キスしてぇ♡』加奈子は、さっきまで言ってたことと、逆のことを言い始めた。そしてまた加奈子のうめき声だけが響く。「ダメだ、イクっ、出そう」『私もイクっ、イッちゃう♡』「どこに出せばいい?」苦しげな達也さんの声。『な、中にっ! ピル飲んでるからぁ! ぅっ! イクっ! イクっ!』「あぁ、出すよっ! イクっ! うぅーっ!」『あぁっ!! イクっ! 熱いぃ……。うぅあぁ、イクぅ……』私は、中出しされた加奈子に興奮しすぎて、イッてしまった。嫁の浮気を聞きながら、オナニーで果てた私……。罪悪感で苦しくなってしまった。ティッシュで精液を処理していると、『達也さんも、まだまだ若いですね。まだカチカチ』と、からかうように言う加奈子。「だって、加奈子ちゃんのが凄く締まるから」『へへ。褒められちゃった。綺麗にしてあげる』嬉しそうに言う嫁。「あ、イイよ、そんなの……。あぁ、凄い……」『ふふ。まだ出来そうですね』「まだ出来るよ。しちゃう?」『ダメです。これ以上したら、緩くなっちゃいます』イタズラっぽくいう加奈子。「そんなことないって」『ダメぇ〜。また明日♡』「了解」達也さんも、何となく楽しそうだ。そして、忍び足で加奈子が戻ってきた。私は、寝たふりを続ける。加奈子は疲れたのか、すぐに寝息を立て始めた……。そして次の朝も、昨日と同じように子供達を起こしにいき、ワイワイとみんなで朝食を食べた。もう、子供達も私達も、すっかりと打ち解けていた。昔からの友人みたいだ。そしてこの日は、プールに行くことにした。ホテルに、波の出る大きなプールがある。真冬に、ビーチ気分が味わえるのがウリのプールだ。そして子供達は勝手に盛り上がり、私達はプールサイドのリクライニングチェアに寝そべっていた。美和さんは、やはり身体に自信があるようで、面積の小さめのビキニの水着だ。加奈子は、普通のサイズのビキニに、パレオを巻いている。抜けるように白い肌と、水着のコントラストがまぶしい。そんな二人なので、けっこう視線を集めているような感じだった。家族連れのパパさんや、若い男の子だけ3人のグループ、そして、監視員の男性の視線も集めているような感じがした。自分の嫁が、視姦されている……。今の私には、それは興奮する材料だ。寝取られることの興奮を知ってしまった私は、もっと嫁のことを見て欲しいと願うほどだった。そして、しばらく雑談をしながらすごしていたが、美和さんがうつぶせのまま寝てしまった。私は、このタイミングでトイレに立つ。子供達が楽しそうに遊んでいるのを横目に見ながら、トイレに行って用を足し、リクライニングチェアに戻ると、達也さんと加奈子がいなくなっていた。美和さんは寝たままなので、何か飲み物でも買いに行ったのかな? くらいにしか思わなかった。そして、リクライニングチェアに寝転がり、ボーッとしていると、いつの間にか寝てしまった。ハッっと目が覚めると、20〜30分くらいは経っていたと思う。周りを見ると、まだ美和さんは寝ていて、二人は帰ってきていなかった。少し不安になって周りを見ると、二人が入り口から歩いてくるのが見えた。外に出ていたのかな? と、不安に思う私。『ゴメンね。部屋にこれ取りに行ってたの。達也さんは付き添いだよ』と、スマホを見せながら言う加奈子。私は納得しながらも、無性にドキドキしていた。すると、美和さんが起きたようで、『ちょっと泳ごうよ! あなた、おいで』と言って、達也さんの手を引っ張ってプールに向かう。美和さんは、楽しそうにプールに入っていく。加奈子と二人きりになると、加奈子がスマホを見せてきた。『これ見て』うわずった声で言う加奈子。私は、画面を見て言葉を失った。音声は無しになっているが、画面の中では、加奈子が騎乗位で腰を振っていた。AVなんかでよくあるような、手持ちアングルのハメ撮り……。加奈子は、スマホのレンズを見つめながら、腰を振っている。とろけた顔で、水着を着たまま……。『ゴメンね。我慢出来なくなっちゃった♡ でも、内緒はダメかなぁって思って』と、笑顔で言う加奈子。加奈子も、昨日のスワッピングでたがが外れてしまったようだ。いま目の前にいる加奈子と、同じ水着を着た加奈子が、画面の中で腰を振る。水着を脱ぐこともなく、着たままで時間に追われるようなセックスをする加奈子……。『急がなきゃって思うと、ビックリするくらい感じちゃったよ』加奈子は、上気した顔でそんなことを伝えてくる。「な、中で出したの?」『うん。達也さんも興奮してて、すぐイッちゃったんだよ。外に出してもらう余裕もなくらいにね』そう言って、加奈子はパレオをめくる。すると、ビキニのボトムに、シミが浮き出ていた。『漏れて来ちゃってるの』恥ずかしそうに言う加奈子。私は、息苦しいほどの嫉妬を感じていた。「そんなのダメだよ。浮気だよ」私は、そう言うのがやっとだった。『どうして? 私が達也さんとセックスしてるのに、止めずにオナニーしてたじゃん』嫁は、小悪魔そのものの顔で言う。私は、バレていたという恥ずかしさで、耳まで熱を持つのを感じていた。なにも言えずに顔を赤くする私に、『プール入ろうよ! これ、濡らさないとバレバレでしょ?』そう言って、私の手を握り、プールに向かって歩き始める加奈子。そして、加奈子は無邪気にプールで遊び始めた。すぐに達也さんと美和さんも合流してきて、しまいには子供達も合流して賑やかにボールで遊んだりした。無邪気にボールを追う加奈子。でも、胎内に他の男の子種がうようよと泳いでいると思うと、複雑な気持ちになる。息子達に笑顔で話しかけ、一緒にボールを追っている加奈子を見ながら、私は一人興奮していた……。そして昼食を食べ、子供達は元気に遊び続けた。私と加奈子はリクライニングチェアに座り、達也さんは一旦部屋に戻っていった。美和さんは、子供達を遠巻きに眺めながら、一人でプールに入って波に揺られていた。私は、さっきの動画の事を思い出しながら、寝てしまった加奈子を眺めていた。抜けるように白い肌、そして、可愛らしい寝顔。でも、いま嫁の子宮の中には、達也さんの子宮が泳いでいて、卵管まで満たされている……。そう思うと、激しい嫉妬と、激しい興奮を覚えてしまう。しばらく、そんなどうしようもない妄想に浸かっていたが、ふと美和さんの方を見ると、若い男性3人と楽しそうに話をしていた。遠いので何を話しているのかわからないが、にこやかに話をしている。私は、なぜかドキドキしてしまった。しばらく美和さんは談笑していたが、そのうちこっちに戻ってきた。少しすると、達也さんも戻ってきて、時間も時間になったので、プールから上がり、部屋に集まってお茶の時間になった。そして、夕方また一緒に食事に行き、同じように達也さんたちの部屋で飲む流れになった。私は、もちろんまたスワッピングになるんだろうなと期待していた。寝取られる興奮と、美和さんとするセックスの快感……。飲みながらも、そのことばっかり考えてしまった。『加奈子ちゃん、今日はお客さん来るわよ』美和さんが、加奈子にビールを注ぎながら言う。『え? 誰ですか?』不思議そうに聞く加奈子さん。『後のお楽しみよ。ねぇ、あなた』美和さんは、ニヤニヤしながら達也さんに言う。「う、うん。そうだね」と、歯切れの悪い達也さん。すると、ドアがノックされた。『もう来たんだ』嬉しそうに立ち上がる美和さん。達也さんは、戸惑ったような、何とも言えない表情をしている。「おじゃましま〜す」「こんばんは〜」「どうもです〜」すると、3人の若い男の子達が入ってきた。さっきプールで美和さんと談笑していた男の子達だ。ラフでチャラい感じの格好をした3人は、緊張も遠慮もなく、リビングに入ってきてソファに座る。驚く加奈子と私に、『さっきプールで、ナンパされちゃったんだ』と、美和さんは楽しそうに言う。男の子達は、思い思いに加奈子に自己紹介をする。「色白いっすね」「マジで可愛い!」「女の可愛いって当てにならないけど、マジだったはw」軽〜い感じで好き勝手に話す男の子達。私にも、軽い感じで挨拶だけはしてきた。達也さんも戸惑っているかな? と思ったが、達也さんは妙に期待したような顔で見ていた。挨拶の内容をまとめると、男の子達は大学生で、冬休みのバイトで、近くのスキー場に住み込みで働いているそうだ。今日は休みで、泳ぎに来ていたらしい。ガッチリした体型の彼が悠斗君。短髪で精悍な感じだ。眼鏡をかけているのが、拓也君。細くてきゃしゃな感じだが、ゾクッとするほどのイケメンだ。もう一人は、背が低くて人なつっこい感じの男の子で、まさる君。人畜無害な感じだ。そして、3人ともチャラい感じの雰囲気だ。すると、拓也君がいきなり美和さんにキスをし始めた。美和さんは驚くこともなく、待ってましたという感じで彼に抱きつき、舌を絡めるキスをする。 ←クリックでランダムの記事が表示されます
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