#昨日の夫、明日の他人3_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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#昨日の夫、明日の他人3

26-04-12 09:22


秋典は、衝撃を受けた顔のまま股間をまさぐり続けている。濃厚にキスを続ける由紀恵と周平を見ながら、いままでに感じたことのない嫉妬と危機感を感じているようだ。これまでの寝取られプレイで、由紀恵は10人以上の男とセックスをしている。ただ、一度もキスはしなかった。毎回のようにキスをされそうになっていたが、由紀恵が断っていた。
 セックスはしているのに、キスをしない……それは、由紀恵の中の線引きだったはずだ。周平とのキス……アトラクションの動きの隙に、短いキスだった。すでに二人の姿すら見えなくなっているが、秋典はまだ股間をまさぐり続けている状態だ。
秋典は、すでに強い後悔を感じている。やっぱり、デートなんてさせなければ良かったと、今さらながらに後悔をしている。そして、アトラクションがゴールに着いた。秋典は、こんなに楽しくないのは初めてだと思っている。アトラクションに乗っても、何一つ胸は躍らなかった。
 建物を出ると、秋典は由紀恵を探した。でも、どの方角を見ても二人の姿はない。どっちに行くべきかもわからず、途方に暮れている。
 秋典は、結局正面入り口のアーケードになっている方を目指して歩き始めた。周りを気にしながら移動をするが、二人の姿はない。そもそも、さっき由紀恵を見つけられただけでも、奇跡的な事だったようだ。
秋典は、出口付近に到着すると、とりあえずベンチに座った。そして、スマホをチェックしたりしながら、人の流れを眺めている。もう、閉園時間も迫っているので、出ていく人が多い。基本的には出口はここだけなので、いつかは由紀恵が通りはずだ。でも、かなり範囲が広い上に、閉園時間が近づくにつれて人の数も増えている。
 秋典は、由紀恵がちゃんと帰ってくるのだろうかと心配し始めた。まさか、泊まりになるとは思っていなかったが、こんな時間までここにいると言うことは、もしかしたらそういうつもりなのだろうか? と、焦燥感が湧き上がっている。
そして、閉園時間になってしまった。結局、秋典は由紀恵を見つけることが出来なかった。いつの間に出ていったのだろう? そんなことを思いながら、一人寂しくパークを出た。閉園時間の駅は、驚くほど混み合っていた。人混みを掻き分けるように歩き、電車に乗る。楽しそうな笑顔、つかれた顔、そんな顔の中で、秋典は不安そうな顔をしている。
 ふとスマホを見ると、由紀恵からのメッセージが届いていることに気がついた。慌てて中を確認する秋典……。
すると、もうすぐ帰るから、何か食べる物買っていきましょうかという内容のメッセージだった。秋典は、慌てて返信した。もう少しかかりそうだと言うことと、食べて帰るから気にしないでという内容だ。
 由紀恵は、お疲れ様ですと返信してきた。でも、デートのことには一切触れていない。秋典は、違和感を感じながらも、由紀恵が戻ってくることに心底ホッとしている。
そして、駅に着くと、時間を短縮するためにタクシーを利用した。あっという間に自宅に到着すると、秋典はすぐに玄関に駆け込んだ。
「お帰りなさい。お疲れ様でした」
 由紀恵は、いつもの落ち着いた表情だ。遊園地にいた時の、無邪気とも言える笑顔はない。秋典は、早かったねと言う。それだけ言うのがやっとという状況だ。
「ありがとうございました。楽しかったです」
 由紀恵は、淡々とお礼を言っている。あまりに淡々としているので、楽しくなかったのかと思ってしまうくらいだ。でも、秋典はデートの一部を見ている。キスをする二人も見ている……。
そして、由紀恵はコーヒーを淹れた。併せて、お土産と言ってクッキーをテーブルに載せた。テーマパーク内で売られているクッキーだ。秋典は、それを食べる前に、どうだったの? と、聞いた。本当は、もっとストレートに聞きたいこともある。でも、ぼやかしたような感じで質問している。
「楽しかったです。久しぶりにあんなに笑ったかも……学生の頃に戻ったみたいな感じでした」
 由紀恵は、楽しそうな表情と、罪悪感を感じている顔がころころ入れ替わる。秋典は、言葉に困りながらも、進展は会ったのかと聞いた。回りくどい聞き方だが、それ以外に思いつかなかったようだ。
「ずっと手を繋いでました。もっと好きになった……と思います。ときめいて、ワクワクして、恋愛ってこんな風だったなって……思い出しました」
 由紀恵は、幸せを感じているような顔で言う。その表情に、秋典はかなり怯んでいる。それでも、それだけ? と、絞り出すように聞いた。
「秋典さんは、どう思いますか? どこまで進展したって思ってますか?」
 由紀恵は、逆に質問している。少しだけ挑発的な表情が浮かんでいて、いつもの従順な彼女と少しギャップがある。秋典は、最後までしたの? と聞いた。キスしているところを見ているだけに、それが気になって仕方ないようだ。
「フフ、まだですよ。まだ清い関係です」
 由紀恵は、楽しそうに微笑んでいる。秋典の焦った態度が、たまらなく嬉しいようだ。
「手を繋いで歩いただけなの?」
 秋典は、由紀恵のキスを知っていながらも、そんな聞き方をした。由紀恵が、正直に答えるかどうかを試しているつもりもあるのかもしれない。
「ナイショです。二人の大切な思い出は、誰にも言いたくないです」
 由紀恵は、真剣な顔で答えた。その言葉を聞き、秋典は悲愴な顔を見せる。これならば、ウソをつかれた方がマシ……そんな風に思ってしまうくらいだ。すると、由紀恵が秋典の股間を触り始めた。
「フフ、すごく固くなってる。ヤキモチ焼いてくれてるんですね。嬉しい……」
 由紀恵は、そう言うと秋典にキスを始めた。控えめに唇を押しつける由紀恵……自分から舌を使うようなことはしていない。秋典は、すぐに舌を使って激しいキスをする。嫉妬や不安な気持ちをぶつけるように、激しく舌を絡めている。
 由紀恵は、秋典の舌に控えめに舌を絡めていく。秋典は、テーマパークで見たキスを思い出し、比較してしまっている。あの時の由紀恵は、自分から積極的に舌を絡めていたように見えた。短時間だったのでそう見えただけかもしれないが、秋典にしてみれば、キスの熱量が違うと感じてしまっている。
「こんなにヤキモチ焼いてくれて、嬉しいです。秋典さん、愛してます」
 由紀恵は、心から嬉しそうに言う。周平に心奪われていても、秋典への愛情が消えたわけではない。むしろ、罪悪感もあってか、秋典への愛情は増しているようだ。由紀恵は、キスを続けながら秋典の股間をまさぐり続ける。そして、ファスナーに指をかけて脱がせ始めた。
「もっと、聞かせて欲しい」
 秋典は、いきり立ったものをさらけ出したまま、弱々しい声でせがむ。
「良いですよ。じゃあ、手でしますね」
 由紀恵は、そんなことを言いながら手でしごき始める。秋典は、快感にうめきながらも、由紀恵が何を話すのかと期待した顔を見せている。
「周平くん、手を繋ぐかどうか、ずっと迷ってる感じでした。そんな初々しい態度が、すごく可愛かったです」
 由紀恵は、可愛らしいことを言っている。でも、そんなことを言いながらも、秋典の鉄のように固くなったものを手でしごいている。
「私から、手を繋いじゃいました。あんなにドキドキしたの、何年ぶりだろう……いっぱい手の平に汗かいちゃって、恥ずかしかったです……」
 由紀恵は、はにかんだように言う。でも、そんなに初々しい態度を取りながらも、秋典の亀頭に指を絡ませている。
「フフ、固くなった。私が恋してるの、そんなに興奮しますか? イヤな気持ちになってないですか?」
 由紀恵は、丁寧な言葉で質問をする。でも、こんなに落ち着いた口調で会話をしながらも、その指は秋典のカリ首に卑猥に絡みついている。
「興奮する……イヤな気持ちになってない。嫉妬で、興奮する……」
 秋典は、快感にあえぎながらも答えた。冷静に聞けば、意味不明の回答だ。嫉妬で興奮するなんて、普通ではない。
「じゃあ、もっとヤキモチ焼かせますね。指を絡める繋ぎ方しました。恋人繋ぎ……もう、好きがあふれすぎて私からそうしました」
 由紀恵の告白は、まるで学生の恋バナだ。10人以上と秋典の目の前でセックスをしたのに、こんな事を恥じらいながら話す由紀恵……秋典は、目の前でセックスを見せられた時以上の、嫉妬と興奮を感じてしまっている。
「誘われなかったの? その……ホテルとかに」
 秋典は、声が震えている。強い嫉妬を感じながらも、どうしても興奮が抑えきれない。
「誘われてないです。周平くん、真面目だから……私に魅力がないだけかもしれないですけど」
 由紀恵は、自信なさげな顔で言う。でも、それはないはずだ。
「もっと聞きたいですか?」
 由紀恵は、秋典のカリ首を刺激しながら聞く。今までにないくらいに固くなった亀頭に、喜びを感じているようだ。秋典は、無言でうなずく。
「私は、誘われたら行くつもりでした。誘って欲しいなって、ずっと思ってました」
 由紀恵は、本当に残念そうな顔だ。
「由紀恵からは、誘わなかったの?」
 秋典が、もっともな質問をする。
「してないです。もっと、恋愛を楽しみたいですから」
 由紀恵は、イタズラっぽく微笑む。こんな会話を続けながらも、由紀恵の指は絶え間なく動き続けている。秋典は、ほとんど限界まで射精感が高まっているが、必死で堪えているような状態だ。
「手を繋いだだけ? 進展はなかったの?」
 秋典がさらに質問を重ねる。
「キス……しました」
 由紀恵が、正直に答えた。秋典は、切なげな顔で、
「何回したの?」
 と、聞く。呼吸も荒くなっていて、興奮が高まっているのがわかる。
「何回も……嬉しくて、何回もしました」
 由紀恵の返答に、秋典がうめく。ショックと興奮が入り混じったようなリアクションだ。
「ど、どんなキスだったの? 大人のキス?」
 秋典の声は震えている。
「最初は、唇が軽く触れるだけのキスでした。でも、嬉しかった……嬉しくて、泣きそうでした」
 由紀恵は、思い出しているのか幸せそうな顔で言う。本当に幸せそうだ。
「アトラクションの中で、暗くてチャンスがあったから……大人のキスもしました。身体が溶けるかと思うくらいに、幸せで気持ちよくなりました」
 由紀恵は、声が震えている。思い出して、興奮しているようだ。秋典は、その時の光景を思い出し、うめきながら射精を始めた。垂直に打ち上がった精液は、座っている秋典の頭上を越える。


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