#昨日の夫、明日の他人7_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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#昨日の夫、明日の他人7

26-06-25 09:17


「そこダメぇ、気持ちよすぎて怖いのっ!」
 由紀恵が、髪を振り乱しながら叫ぶ。シュウジは、その巨根を根元まで押し込んだまま、腰を揺らすように動かしている。奥に当てたまま、揺さぶるような動きだ。
「大丈夫。もっと感じてごらん。気持ちいいの向こうには、もっと気持ちいいがあるだけだから。怖がらないで」
 シュウジが、優しく言いながら責め続けている。以前の寝取られプレイでは、由紀恵をまったく感じさせることが出来ず、うろたえるような態度を見せていた。情けない姿だった。それがいまは、自信に満ちた態度で由紀恵を何度もオルガズムに導いている。
「で、でも、おかしくなる……気持ちよすぎて、変になりそうです」
 由紀恵が、まるで泣いているような顔で言う。シュウジは、腰の動きを止めない。快感が強すぎて、泣いているような顔の由紀恵。シュウジがキスをすると、すぐに自分から舌を絡め始めた。
「んっ、うぅっ、うぅ~っ、んふぅっ」
 夢中でキスをしながら、さらに高まっていく由紀恵。悠人とのセックスよりも、感じてしまっている。本当に気持ちよさそうで、幸せそうな顔……秋典は、射精したばかりの男性器を握りしめたまま見つめている。
「イクっ、イクっ、イクっ、イグぅっ」
 由紀恵は、野太い声と甲高い声が入り混じる。我を忘れたように叫び、オルガズムに達し続ける姿は、大げさに演じているのではないかと思うくらいだ。由紀恵は、周平との疑似セックスという前提を忘れてしまっている。最初はそのつもりで始めたはずが、快感を感じてしまったことで、すっかりと前提を忘れているようだ。
 秋典は、由紀恵の姿を見て興奮している。同時に、気持ちよくさせられたら、誰でも好きになってしまうのだろうか? と、不安も感じていた。
「可愛いよ。もっと感じてごらん。誰にも見せたことない顔、俺に見せて」
 シュウジは、自信に満ちあふれた態度で由紀恵を責め抜く。以前の寝取りプレイで失われた自信が、復活していくのを感じている。
「ダメなの、なんか出ちゃいそうなの、止めて、一回止めてくださいっ」
 泣き顔の由紀恵。でも、シュウジは責め続けている。優しい声をかけながら、由紀恵の感じる部分を重点的に逃さずに責めている。すると、唐突に由紀恵が漏らし始めた。悲鳴を上げて身をよじるが、シュウジがしっかりと身体を固定して腰を動かし続けている。
「イヤッ、ダメっ、ダメっ、出ちゃうっ、漏れちゃうっ、見ないでっ!」
 顔を真っ赤にしながら叫ぶ由紀恵。シュウジの動きに合わせて、面白いぐらいに飛沫が飛び散る。
「大丈夫。お漏らしじゃないから。潮吹き、したことないの? 感じてくれてる証拠だよ」
 シュウジは、嬉しそうに言う。彼にしてみれば、由紀恵は最高にイイ女だと思っている。店に来る女性は、それなりに男性経験が多い上に、わがままでさほど美しくない。由紀恵のようにウブで美しい人妻は、ほぼいない……と言うよりも、一度も見たことがない。
「ないです。恥ずかしい……見ないで……」
 由紀恵が、息も絶え絶えで言う。
「可愛いよ。好きだよ」
 シュウジが優しく言う。ホストの好きという言葉なんて、挨拶程度の意味しかないはずだ。それなのに、由紀恵は本当に嬉しそうに微笑み、
「好きっ、大好きですっ」
 と、叫ぶように言う。秋典は、絶望的な顔をしながらも堪えきれずにしごき始めた。射精しても、興奮も固さも収まらない。いままでに感じたことのない興奮と快感を感じながら、二人のセックスを見つめている。
 シュウジは、何度もキスをして、何度も由紀恵をオルガズムに導く。由紀恵は、涙まで流しながらあえぎ、夢中でキスを続ける。そして、シュウジがキスをしながら射精を始めると、由紀恵は大きくうめきながら全身を硬直させた。
「大丈夫? イキすぎた?」
 シュウジが優しい顔で聞く。最初は、報酬と由紀恵の美しさで受けた仕事だった。それが、いまは感情のこもったような顔で由紀恵を見つめている。ホストらしくない行動だが、すっかりと由紀恵に感情を持ってしまっているようだ。
「すごかったです……」
「前と全然違った?」
「はい。でも、不思議です。どうしてこんなに感じちゃったんだろう……」
 由紀恵は、自分のことながら不思議で仕方ないようだ。
「周平くんだと思ったからじゃない? 好きなんでしょ、その子のこと」
「は、はい。でも、いまはシュウジさんのことも好きです」
 はにかんだ仕草の由紀恵。
「じゃあ、お店来てよ」
 おどけたように言うシュウジ。でも、由紀恵は真に受けて、
「行ったことないけど、行きます。行きたいです」
 と、言った。秋典は、焦った顔を見せる。由紀恵がホストクラブに行く……想像したこともなかったことだ。
「冗談だよ。由紀恵さんみたいな人が来るところじゃないよ」
 シュウジは、まさかの言葉を口にする。
「で、でも……」
 由紀恵は、戸惑い困った顔を見せている。
「また会ってくれる? お店じゃないところで」
 シュウジがそんな言葉を口にすると、まるで花が咲いたような良い笑顔を見せる由紀恵。力強くうなずいた。
そして、プレイが終わる。シュウジは、秋典に挨拶をして帰り支度をしている。由紀恵は、腰が抜けたようにベッドの上だ。秋典は、シュウジにお礼を言って送り出している。妻を寝取った男にお礼を言う夫……この上なく最低な状況なのに、秋典の小振りな男性器は天井を向くくらいにいきり立っている。
「フフ、興奮してますね。来て……して下さい」
 由紀恵は、秋典の股間を見つめながら言う。ただ、興奮している感じはない。優しい顔になっているが、欲情しているという雰囲気ではない。秋典は、そんなに気持ちよかったのかと聞いた。
「はい。最初は周平くんのこと思ってしてました……でも、一度イカされたら、シュウジさんのこと好きになって……」
 由紀恵は、言葉を選びながら会話を続けている。でも、秋典への愛情は揺るぎないようだ。秋典は、大きいと気持ちいいの? と聞いた。
「前は痛いだけでしたけど……いまは違います。大きい方が気持ちいいです。キスしながら奥まで突かれると、好きって気持ちが溢れてきて……愛してるって思ってました」
 由紀恵の言葉に、秋典は唐突に射精を始めた。手も触れていない小振りな男性器から、白い塊が飛び出て由紀恵の太ももに付着する。
「フフ、興奮してますね。嫉妬? そんなに私のこと、好きですか?」
 由紀恵は、自分の太ももに付着した精液を指で弄びながら聞く。秋典は、すぐに何度もうなずきながら、大好きだと伝えた。
「私も愛してます。でも、いまは4分の1ですよ。周平くん、悠人君、シュウジさんがいるから」
 秋典は、その言葉に興奮してしまっている。同時に、後悔も感じている。そして、周平とはまだ肉体関係がないことにも不安を感じている。これで彼とセックスしてしまったら、本気で彼の元に走ってしまうのではないか? そんな不安だ。そして、不安を払拭するように、由紀恵に抱きつく彼。由紀恵は、幸せそうな顔をしながら、
「3人と関係続けて良いですか?」
 と、聞いた。穏やかで幸せそうな顔で、不倫を宣言する由紀恵……秋典は、固まってしまっている。すると、由紀恵の細い指が股間に伸びる。
「フフ、OKって言ってますね」
 射精しても固さを失わない秋典の物を握りながら、妖艶に微笑む由紀恵……秋典は、うなだれるようにうなずいた。
由紀恵は、忙しい日々を過ごすようになった。3人の恋人がいるので、家にいる時間も減った。食事も作らない日が増え、秋典は外食して帰ることが増えている。秋典は、さらに寝取られ性癖が悪化したようで、一人で夕ご飯を食べているだけで、射精しそうなほどの興奮を感じるようになっていた。
 一人でファミリーレストランで食事をしていると、由紀恵からのメッセージが届いた。ホストクラブ……シュウジのホストクラブで、シャンパンタワーをしている姿だ。大勢のホストに囲まれる中、シュウジと寄り添うように立っている由紀恵……。幸せそうに微笑んでいるが、やっぱりホストクラブには似つかわしくない清楚で上品な美しさだ。
 結局、由紀恵はホストクラブに行くようになった。シュウジは、本気で来なくて良いと言っていたが、由紀恵の熱意に負けたようだ。ただ、由紀恵も通い詰めるようなことはなく、そこは冷静だ。ホストクラブでシュウジと過ごしたいと言うよりも、他の女性とどんな風に過ごしているのか……監視するような意味合いが強いようだ。
 秋典は、暗い顔を見せる。この後の展開が想像出来るからだ。でも、落ち込みながらも射精しそうなほどに勃起してしまっていて、ファミレスで食事をしているのに挙動不審になっている。
秋典は、味のしなくなったハンバーグを食べながら、送られてきた画像を見ている。今日は、帰ってこない……それがわかっているだけに、寂しい気持ちも膨らんでいる。そして、食事を終えて店を出る。なんとなく歩きたい気持ちになり、家を目指して歩き始めた。
 新宿から本当に徒歩で帰ろうと思ったら、1時間以上はかかる。休まず歩いても1時間半はかかる距離だ。秋典は、色々なことを考えながら歩き始める。勃起した股間はさほど目立っていない。小振りなおかげだ。でも、よく見れば膨らんでいるのはわかるし、顔が興奮に彩られているのは一目瞭然だ。
 すると、由紀恵からメッセージが届いた。すぐに確認すると、若いホストに口移しでシャンパンかなにかを飲ませている由紀恵が映った。なんの説明もない。ただキスのような形で飲ませているのがわかるだけだ。
 由紀恵は、ホストクラブに行くと弾ける。こんな事をするのも珍しくない。いままで真面目で清潔に生きてきたせいで、こういったことには耐性がなかった。それが、新しい世界を知ってしまったことで、すっかりと楽しんで弾けるようになってしまった。
秋典は、本当に良かったのだろうか? と、自問自答している。寝取られプレイなどしなければ、由紀恵は清楚で上品な女性のままだったはずだ。いまの由紀恵は、3人の恋人がいて、ホストクラブで乱痴気騒ぎをするような女性になってしまった。
 秋典は、歩みを止めた。このまま歩いていたら、摩擦で射精してしまう……そんな情けない理由だ。公園のベンチに座り、気持ちを落ち着かせる。でも、どうしてもこの後のことが気になってしまう。由紀恵は、朝まで帰ってこない。いつもそうだ。
 なんとか勃起が収まり、歩き始める彼。1時間以上歩き、ゴールも見えてきた。不思議なもので、こうやって身体を動かしていると、不安や焦りが薄くなる。そして、帰宅すると、シャワーを浴びた。まだ5月なのに、けっこう汗をかいてしまっている。
シャワーを浴びてパジャマに着替えると、もう深夜の時間帯だ。ホストクラブの営業が終わると、由紀恵はシュウジとの時間を過ごす。でも、最近はその過ごし方にも変化があり、若手のホストも参加している……。
 シュウジからのメッセージが届いた。秋典は、それを待ちわびていた。由紀恵には内緒で、彼からこんな風にメッセージをもらうことになっている。


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