牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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26-10-07 09:18
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「してないです。なんか、ゆり子さんの画像を販売するのは忍びなくて……」 今日は、松井と会って話をしている。これまでの報告や、今後の方針を話し合うためだ。その冒頭、ゆり子の画像販売の件を聞いた。契約では、画像を販売する事になっていた。以前に聞いた時は、ゆり子の画像を販売したくない気持ちになっていると答えたが、それは変わらないようだ。思わず、本気になったのかと聞いた。プロ相手にそんな質問は良くないと思いながらも、どうしても松井の態度が演技には見えなくなっている。 「正直、なってますね。ゆり子さんとは、商売抜きで会っています。ただ、ご主人がもうやめて欲しいと言えば、素直に従うつもりです」 松井は、堂々とそんな宣言をした。正直、そうだろうなと思っていた。あれを演技というのは、無理があると思っていた。動揺しながらも、そんなにゆり子は魅力ありますか? と聞いた。もちろん、魅力的な女性だと思っているし、私にはもったいないくらいだと思っている。でも、客観視出来なくなっているのも事実だ。 「はい。仕事柄、沢山の女性と会っていますが、間違いなく一番です。あんなに美しくて可愛らしい女性、見たことありません」 松井は、迷いもなくそう答えた。その言葉に、素直に嬉しいと思ったが、ますます不安が強くなった。 「どうされますか? 私としては、このまま継続させていただきたいと思っています。もちろん、すでに仕事ではなくなっているので、画像や動画の販売はいたしません。これまでのデータも、すべて削除します」 その言葉に、慌てて削除する前にデータを頂きたいと言ってしまった。 「もちろんです。持ってきてあります」 そう言って、USBメモリを渡してきた。手際の良さに、手の平の上で遊ばれているような感覚になってしまう。どう答えるべきなのかわからなくなってしまった。この先続けて良いか……それは、調査ではなく、不倫を続けて良いのかという話になると思う。理性が、やめさせるべきだと言っている。すると、 「もちろん、今後も撮影はします。すべてのデータを、ご主人に開示します」 と、言ってきた。その言葉に、喉まで出かかっていた言葉を飲み込んでしまった……。すると、まだ私が明確な返答をしていないのに、 「それでは、次のデータ、楽しみにしてて下さい。もしも、何かリクエストがあれば言って下さい。なるべくご意向の沿うように致しますので」 と、言って席を立ってしまった。歩き去る彼の背中を見つめながら、止めるなら今だという気持ちと、リクエストという言葉が頭をグルグル回っていた……。 松井との面談から、半年ほどが過ぎた。ゆり子は、ますます綺麗になったと思うし、日々とても楽しそうだ。私に対する態度には、何の変化もない。相変わらず、甲斐甲斐しく尽くしてくれているし、愛情を感じさせる言動が多い。ただ、セックスする頻度が減っている。単に私からのアクションが減ったということもあるが、ゆり子からのそれとないお誘いが減ってしまったのを感じている。 私は、松井からの動画で自己処理することが増えた。そんなこともあって、セックスをしようという気持ちが薄くなってしまっている。ただ、まったくなくなったわけではなく、嫉妬心が膨らんだ時には、それを振り払うように彼女を抱く。 「固い……すごく固くなってます。気持ちいい……あなた、愛してます」 ゆり子が、真っ直ぐに私の目を見つめながらあえぐ。この半年間で、ゆり子は何度も松井とセックスをしている。毎回のように膣内射精も受けている。それでも、妊娠はしていない。ただ、それは松井がパイプカットをしているからだ。職業柄、間違いがあってはいけないと言うことで、そんな処置をしているようだ。ゆり子は、そのことを知らない。知らないまま、毎回のように中に出されている。それはすべて、ゆり子が望んで行われている。 ゆり子は、松井のパイプカットのことを知らずに中に出されることを望んでいる……それは、松井の種で妊娠しても構わないと思っていることに他ならない。そんな覚悟をして、松井とのセックスをしていると思うと、焦燥感で身が焦げそうだ。 私も、避妊具なしでセックスをしている。子作りを真剣にしているというわけではないが、成り行きに任せようという方針だ。ただ、私が中に出しても妊娠していないということは、ゆり子自身が妊娠しづらい体質なのかもしれない。 腰を動かし続ける私の乳首を舐め始める彼女。さらに快感が増す。ゆり子は、松井に仕込まれたことを色々してくれる。ただ、露骨に怪しいと思われるようなことはせず、徐々に、ぎこちなく試すようにしてくれている。こんな風に、正常位で腰を振る私の乳首を舐めることも、最初の頃はぎこちなくしていた。 ゆり子は、指でも刺激してくれている。本当に気持ちよくて、声が漏れそうになる。ただ、こんな風に熱心に奉仕をしてくれていても、頭の中では、同じことを松井に対してしている姿をイメージしてしまっている。嫉妬……さらに股間が硬くなるのを感じる。ゆり子は、松井に対してはもっと過激なことをしている。唾液を飲ませ合ったり、彼のアナルを刺激したりもしている。 「固いです。出ますか? 出してください。ゆり子もイキますっ。一緒にっ!」 ゆり子は、切羽詰まったような声を漏らす。でも、松井の映像を見ている私には、これが演技だとわかってしまっている。この程度の刺激では、オルガズムに達しない……それは、よくわかっている。それでも、ゆり子がこんな風に感じているような姿を見せてくれていることで、興奮は高まっている。そして、ゆり子にキスをしながら射精を始めた……。 ゆり子の舌が猛烈に私の舌に絡みつく。松井との関係が深くなった今も、私への愛情は消えていないと思う。キスをしながら射精をしていると、一瞬松井のことは忘れて幸福感に包まれる。快感も、圧倒的だ。でも、ゆり子はイクと言いながらも全身が硬直したりはしていない。痙攣するように震えることもない。松井のセックスの時は、のけ反って全身を心配になるくらいに痙攣させている。 「気持ちよかったです……もう、大丈夫ですね。ちゃんと最後まで、固いままだった……」 じゃれつくように甘えてくる彼女。どう見ても、愛情を感じる仕草だ。やっぱり、私への愛は変わっていないと思える。それなのに、松井とはこの半年でさらに関係が深くなっている。しているセックスも、さらに過激なものになっている。いったい、どう思っているのだろう? 松井と、一緒になりたいと思っているのだろうか? 不安な気持ちが膨らむが、抱きついてくる彼女の柔らかい身体に、幸せな気持ちも膨らむ。 「赤ちゃん、出来ると良いな……愛してます」 ゆり子は、そんなことを言ってくれる。もう、彼女の心がわからなくなってしまう。どっちの赤ちゃんが欲しいのだろう? 不安で仕方ない。 ゆり子が寝ると、そっとベッドを抜け出した。松井からのメッセージが届いていないかとの確認だ。最近では、報告のメッセージはなくなっている。動画だけがアップされることがほとんどだ。編集もなく、そのまま生データをアップロードしているので、何が行われたのかは見るまで不明だ。 動画データがアップされていた。もう、何度も繰り返してきたことだが、それでもドキッとしてしまうし、緊張してしまう。どんなことをしたのだろう? ゆり子がなにを言ったのだろう? 悪い想像が膨らみ、自分が捨てられてしまうのではないかと言う不安が大きくなる。 動画が始まると、車の中の映像が映った。運転席の松井、彼だけだ。すると、すぐに助手席のドアが開き、ゆり子が入ってきた。 「お待たせっ。ゴメンね、遅くなっちゃった」 ゆり子は、息を切らせて入ってきた。本当に慌ててダッシュしてきたような息遣いだ。 「全然待ってないよ。お疲れ様。どうする? あんまり時間ないでしょ?」 「うん。時間ないから、すぐ行こうよ。いつもの所」 ゆり子は、そう言って彼にキスをした。唇が触れるだけの軽いキス。でも、当たり前のようにしている。ゆり子は、急いでシートベルトを締める。でも、松井のことを幸せそうな顔で見つめたままだ。パート先の近くの路上だと思う。そんなところで待ち合わせて、キスまでする……ゆり子は、すっかりと変わってしまった。慎重さも罪悪感もなく、恋人同士のように振る舞っている。 「じゃあ、動かすよ」 そう言って、車を発進させる松井。彼の表情も、幸せそうで楽しそうだ。 「フフ、どうしたの? こんなにして」 ゆり子が、運転している彼の股間を指でつつく。もっこりと盛り上がった股間は、明らかに勃起しているようだ。 「ゆり子ちゃんがキスするからだよ」 「フフ、キスだけで大っきくなるの? 可愛い」 ゆり子は、そう言って彼の頬にキスをする。 「危ないよ。もうすぐ着くから」 松井がたしなめる。でも、ゆり子はさらにキスをする。嬉しそうで無邪気な表情は、私には見せないものだ。もう、この時点で私は射精しそうになっている。嫉妬が興奮に置き換わり、呼吸も荒くなってしまう。パートが終わって、帰宅するまでのわずかな時間。それでも、二人はホテルに行って愛し合う。30分しかない時もあるし、長くても1時間もない。それでも、二人は毎回のようにこんな逢瀬を続けている。 ホテルに着くと、二人はすぐに部屋に入る。時間を短縮するためか、二人がいつも使うホテルは1階に車を入れると、そのまま2階の部屋に上がれるタイプのラブホテルだ。ガレージハウスみたいな造りは、昔はやったようだ。当然、このホテルも昔建てられたもので、かなり古い。でも、ゆり子はホテルの綺麗さよりも、過ごせる時間の方を重視しているようだ。 部屋に入るとすぐに、ゆり子は松井に抱きついてキスをする。そして、まるで柔術の技でもかけているように彼を引き込みながらベッドにもつれ込む。 「来て。もう準備出来てる」 ゆり子がそう言って開脚すると、下着を身につけていない秘部があらわになる。薄いヘア、濡れすぎてしたたっている秘部、何よりも、その焦れた表情が私の嫉妬を燃え上がらせる。松井は、すぐに下半身裸になり、そのいきり立ったものを挿入する。確認することもなく、当然のように生挿入だ。 「うぅっ、あぁ、大っきいぃ」
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