今から3年前に主人である政弘に出逢い、全てはこの時からシナリオが始まる。付き合いをしだし、政弘の両親に直ぐ合わされた。というのも、政弘が実家暮しだけのことで、ごく普通に…
初めて合う、義母は、お世辞にも綺麗とは言い難い、豊満な明るいテンションの高いオバチャンだった。その反面、義父は対象的に寡黙な面が感じられる、頭は禿げているが、知的なナイスミドルだった。
義母は初対面である由香(いずれ嫁になる)に対し、で、結婚式は何時を考えてるの?と満面の笑みで話かける。由香はあまりにも唐突過ぎる質問に面を食らう。
義父である義朗が…母さん、由香さんがびっくりしてるでないか!
政弘も口を揃えて、そうだよ、母さん、飛ばさないでくれよ!と苦笑いをする。
話をすれば政弘には妹がいる筈だったと言われ奥の部屋に通されると仏壇があり、其処には遺影のないお供え物と装飾品で祀られている祭壇。
義母の恵美子は死産をしていた。
女の子も欲しかった恵美子は、産まれてきた子が女の子であり死産という形を経験していた。だから息子の政弘が彼女を連れてくれば何時の時期も、品定めをしてしまう。
恵美子は勝手に品定めをし、この子なら大丈夫かしら…色々教えがいもありそう!と笑みがこぼれた。
由香も義母の事は悪くは思ってなかった!お義母さんの元気は何処から来るんだろう!?母はやっぱり、こうできゃ、たとテキパキと家事をこなす恵美子を見て思う。次第に本当の親子以上に仲睦まじく、一緒に台所に立ったり、ガーデニングをしたり、由香は花嫁修業感覚でいた。その恵美子の幸せな光景を寡黙な義朗が目元を弛ませて眺めてる。
だが、やっと夢が叶いそうな恵美子に不幸がしのび寄ってるなど誰もしらなかった。
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