貧学生とおかみさん 7_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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貧学生とおかみさん 7

15-06-14 10:40

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「貧学生とおかみさん  1」へ

 翌朝、飯島はまだ昨夜の興奮の余韻を残して目を覚ました
もう10時を回ってた、洗面所へ向かうと配達を終えてコンビニで買った酒をあおりながら島と出くわした。

「オイ、ちょっとこっちへ来いや」
島は飯島を部屋に呼んだ。
「お前いい事しやがったな」
すると飯島はとぼけた様子で「何でした」と問い返した。
「俺は夕べの事知ってるぞ、俺を使ってパンティー盗らせておいてアレかよ」
飯島は真っ赤な顔でうつむいた。
「なあ、今度は俺の言う事をきけ、でなきゃあ皆にばらすぞ」
「・・・・・」
「どうなんだ」
「分かりました」
「今度もう一度おかみさんと寝る約束をしろ、そしたら俺に知らせろ」
どすの利いた島の声におびえる飯島であった。

 その日はそんなに待たせなかった。
「島さん、13日の晩です」
「そうか、その晩は俺が相手する、お前はどこかに行っていろ」
「そうだ、その晩はスタンドを消しておくように言っとけや」
飯島はその時、島は初枝に悟られないようにしたのだと思った。

 13日の晩はほとんどがお盆帰りで下宿は閑散としていた。

つづき「貧学生とおかみさん  8」へ


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