七草粥_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

七草粥

15-06-14 10:50

お天気お姉さんで人気上昇中の芹なずなが、

1月7日の今日、七草にちなんだ七草粥を天気に続いて紹介する。


「――あと、今日1月7日は暦で七草ですね。

七草には「春の七草」といわれる7種類の野菜をお粥にした『七草粥』を食べるのがならわしということで笑、

わたしもこれからいただきたいとおもいます笑」

かわいい声でなずながしゃべる。

そして出されたお椀――

「これが七草粥、みたいです笑

みなさんこんな感じの、見えますかね笑お粥というより片栗粉を解いたとろとろの水みたいな、白くって…

とにかく、野菜の緑がないんですが……いただきます笑!

……

…」

なずなは感想が言えない――

まさかの放送事故?

何度も首を傾げてるなずなから、7人の野菜の着ぐるみを来た男たちにカメラが切り替わる。

7人は音楽と一緒になずなの立ち位置まで来て彼女の後ろを囲んだ。

「あ、かわいいー笑

これが七草のみなさんでーす笑

えーと、

せりさん、なずなさん、ごぎょうさん、はこべらさん、ほとけのざさん、すずなさん、すずしろさん笑

みんなかわいいですっ笑」

なずなは着ぐるみを撫でながら笑顔でお椀の残りをすする。

「あーおいしかったです笑

七草粥いただきました」

なずなは軽くむせてしまった。

「スゴイ変わった風味で笑

七草粥、ハマりそうです笑」

そのときカンペが…

「今わたしがいただいた七草粥は、こちらにいる7人の着ぐるみの中の男性たちがそれぞれご提供してくださった精液で…? できたものだったそうです笑」

なずなは立派に自分のコーナーを終えた。


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索