他の男と一緒の彼女を見て、尾行したら… 7_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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他の男と一緒の彼女を見て、尾行したら… 7

15-06-14 01:18

い、生きてるぞ!
誰か生きてるか?

とりあえず警察に捕まらなくて済みそうです。
では、昨日のJの電話から。

俺「もしもし?」
J「何でよ! 親にバレてるじゃない!!」
俺「Jがムカつく態度をとったからだ。最後にごめんなさいって言ってれば、
俺もJにかかわらないし、JもOや他の男とでも遊べたのに」
J「どういうことか説明してほしいって親に言われた」
俺「説明するしかないんじゃない? Oとデートしてエッチできる約束と引き換えに彼氏のいる友達をOと引き合わせて、すぐに自分は消えて二人っきりにしたって」
J「バカ!そんな言えないよ!」
俺「だってどうするんだよ。俺に言われてたってJの両親にはそう説明するしかないじゃん。
で、結婚したいなとか思ってた矢先のことだったから、ショックすぎて俺は精神的に不安定になりました。嘘じゃないぜ?」
J「え・・・・?」

俺「Kには言ってたけどな。そろそろ仕事とか結婚とか、ちょっとだけどKと話したり。
もちろんKは俺がプロポーズするとかまだ思ってなかっただろうけど」
J「うそ・・・」
俺「うそじゃねーって。8月に、タダで見学できる式場があってそこに二人で行ったし」
J「結婚とかありえなくない?」
俺「だから、そのときにはもう俺の中では結婚が少しずつ頭の中に出てきてたの」





J「Kは?」
俺「見学してるときはすげー楽しそうだったよ?」
J「そうじゃなくてKには○○(俺)が結婚したいって思ってたって?」
俺「Kに浮気を問い詰めた日に少しだけ」
J「・・・」
俺「まー、だから俺としてはJの両親にそう言っても嘘じゃないし。確かにKやJには命令とかして変なことさせたけど。あー、それ両親に言えば? 俺に変なことされたって」
J「言えるわけじゃないじゃない! わかっていってるでしょ!!」

俺「恥だもんなぁーw」
J「前もそうだったからよ!」
俺「前?」
J「話したでしょ! 前に親にばれて次がないんだって」
俺「詳しい話は聞いてないし。親バレだけはやめてくれって。簡単な事情は聞いたけど」
J「・・・」
俺「で? 何がどう言えなくて前もそうだったの?」
J「前ね、そのOたちと何人かで外であれしてて、見回りのおじさんに見つかって・・」
俺「あれって?」
J「・・・」
俺「もしかして、Oと野外プレイでもしてたの?w」
J「・・・うん」

俺「へぇーw 昔からJとOはそんなだったんだ」
J「違うの! そのときはOは別の女がいて、私も彼氏がいて、何人かカップルで集まって・・・」
俺「あのさー、俺も変なこと強制した人間だからあんまりいえないけど、Jたちってすげーバカだろ?」
J「悪い?」
俺「いやー?」
J「・・・」
俺「それで?」
J「それで・・・全員親とか呼ばれて。それでめちゃくちゃに怒られて。世間の目が気にならないのかとか親に迷惑かけるなとか・・・・」
俺「で、次親バレしてまずいことがあったらアウトだったわけだ」
J「・・・」
俺「ふーん・・・」

J「あの・・・」
俺「何?」
J「親に聞かれると思うんだけど、Oのことは黙ってて! あとOにも言わないで!」
俺「Oには言わないさ。あんな奴と口も聞きたくない。言うならこの前あったときにバラしてる」
J「親にも!」
俺「どうしようかなー」
J「だったら、私が○○(俺)に変なことされたって警察行くよ!」
俺「証拠ないし」
J「Kがいるじゃない。K、強気でこられたらしゃべるもんね?」
俺「・・・」

J「Oと寝たのは嫌だったけど、結局ガード固そうに見えて違ったし」
俺「でもKは俺に不利なこと言わない」
J「わからないよ?」
俺「・・・」
J「・・・」

俺「じゃあ、Jの両親にはトラブルになった男っていうのはOじゃなくすればあとは言っていいんだな?」
J「他にうまい言い訳思いつかないよ。もう少しで家に着くんだけど、
帰ったら絶対すぐに親に理由はなさないといけないし。Oは隠してあとは話を作る」

俺「わかった」

それで電話が終了。確かに警察に言われたら俺まずいかもなぁ・・・
でも証拠不十分だよな。写メとか消せば終わりだし。
しかし、そんな前からOと付き合いがあったのがびっくりだ。
JはOに惚れこんでるんだろうな。Aちゃんを嫌いなのもそのせいか。
電話終わって寝て、朝起きてスレを読んで。あとAちゃんと軽くメールして。
そして11時前。Jのお母さんから電話。

母「もしもし? 昨日電話を下さった○○さんでしょうか?」
俺「はい、そうです」
母「Jの母でございます。今お時間よろしいですか?」
俺「はい。昨日はすみませんでした」

母「いえ・・・。それで娘に事情を聞いたところ、ご迷惑をおかけしたそうで。大変申し訳ありません」
俺「いえ・・・そのJとは昨日電話で話したんですが、途中で電話が通じなくなって御宅に電話するしか
方法が思いつかなくて・・・」
母「あの、これからお時間大丈夫ですか? 電話では失礼ですから。娘もおりますので一緒に会っていただけないでしょうか?」
俺「時間は大丈夫です。えっと、どうすればいいですか?」
母「よろしければ、○○さんの御宅へお邪魔させていただきたいのですが・・・」

俺「あ、いや・・・。あの、よければどこか外で待ち合わせしませんか?
今は時間大丈夫なんですが後で友達と約束があって、新宿に出てたほうが便利なんです」
母「そうですか。予定があるのにすみません」
俺「いえ・・・」
母「それでは新宿のほうがご都合いいみたいですので、南口ではどうですか?」
俺「はい、わかりました。南口で」
母「よろしくお願いします」
俺「こちらこそ。ではまた」

Jはどんな説明をしたんだろう?
でも、Jのお母さんの話ではそんなに俺は悪者にはなってないっぽい。
むしろ被害者?として扱ってもらえてるような。

レスを見てて、実は心臓ドキドキだった。警察とか不利とかねorz

準備して12時半くらいに南口について、5分過ぎたくらいにJから電話。そして合流。
合流してびっくり。Jは両親付き。

俺「あ、どうも○○です」
父「○○です。お手数をかけて申し訳ない」
両親が軽く頭を下げる。

俺「いえ、あのこちらこそ昨日電話で怒鳴ってしまって申し訳ありませんでした」
父「こちらも失礼なことを言って気を悪くさせたようで申し訳ありません」

母「では、どこかでお話を少々・・・」
俺「はい」
父「何か食べるかい?」
俺「いえ、特別お腹は減っていません」
父「そうか。どうしようか」
俺「あの・・・、少し歩きますけど、そこのスタバじゃ駄目ですか?」
父「ああ、希望があればいいよ。私たちは君に合わせるから」
俺「すみません」

スタバに移動。緊張する。
何を言われるんだろうか・・・
そして席に座ってすぐ。

父「○○君、本当に申し訳ない!」
母「申し訳ありませんでした!」

二人が頭を下げる。ちょっとパニくる。俺も席を立って頭を下げる。

俺「いえ、そんな・・・」

両親の話を聞くと、まずOのことはまったく話に出てこない。Jの他の男友達ということになってる。
流れでは男友達とJが遊んでいて、そこにKを呼んだけどJは他の約束があってその男友達とKを二人っきりにさせた。そんなところだった。
そこで、俺が続けてKとの仲がギクシャクして別れてしまったことを話した。結婚を考えていたことも。

父「昔、娘がちょっとしたことで世間に非難されることをして注意はしていたんだ。こんなことになって昨日きつく言っておいたから」
母「貴方とそのKさんの仲は、私たちでは元に戻したりできないけど、反省はしてますからJを許してください」

俺「僕はJさんに最終的な説明をしてわかってもらえればよかったので、今回こういうことで話ができて感謝しています」
母「お若いのに、結婚まで考えていたなんて。結婚となるとお話は難しくなるけど関係ないところで娘がややこしくて駄目にしてしまったみたいで申し訳ないわ」
俺「Jさんに話ができたのでいいですよ。話、わかったよな?」
J「うん」
父「そこでなんだが・・・」

お父さんが白い封筒を出す。

俺「何ですかこれ?」
父「娘の件とのつながりなのだが、娘を許したのとは別にこれを受け取ってもらえないかな。
そのかわりこのことで警察にとか裁判とか、小さいところでは学校でとか言いふらさないでほしい」
俺「僕、こんなのがほしくてきた訳じゃありませんから」
父「頼む、受け取ってほしい」
母「お願いします」
俺「困りますよ・・・」

さすがに困る。いくら入ってるか知らないけど逆に怖くて受け取れない。

母「さっき言いました、昔娘があまり人に言えないことをしたときに、ご迷惑をかけた方の親御さんとちょっと揉めたことがあったんです。
こんなこと言うと失礼かもしれませんが、こういった話でもうまわりで騒がれたくないんです」

父「そのとき少し私の仕事にも影響がでまして。男なら分かると思うけど、女性の悪い噂とか立てられたら君も気まずくなるだろう? それと同じでしばらく大変だったんだ。受け取ってもらえるとこちらもこれ以上騒ぎが大きくならないと安心できる」

あー俺のいる世界とは違う。何ていうか浮気されたとか振られたとかそういった話が出ても世間がどうとか仕事がどうとかにはならないし・・・

俺「あの失礼ですけど仕事というのは・・・」
父「失礼しました」

お父さん、名刺を出してくる。
・・・確かに。少なくともJが遊ぶお金ほしいと言ったら、これなら出てくるかも。
名前見れば聞いたことあると思う人のほうが多い会社だ。しかも肩書きある。
こんな肩書きのついた名刺、かっこいいな。

父「私と妻と二人、部署は違いますが同じところで働いていまして。こういった噂がでると困るのです」
母「会社で働いている人も多く、娘と同じ学校に通われている息子、娘さんを持つ方もいます。そういったところからでも、娘について悪い噂が出ると困ることがありますので・・・」
父「君には本当に申し訳ないことをしたと思う。でも、私たちにも世間体というのがあるし、こういったことで足をとられたくないのだ。どうか、これを受け取ってもらって収まってほしい」
俺「・・・・」

Jを見ると、ここまでというくらいおとなしくなっている。

俺「あのすぐ終わりますからJさんと話をさせてください」
母「はい」

Jと二人で店の外に出る。

俺「あのさ、さすがにあれもらう勇気ない・・・」
J「いくらか知らないけどもらえば? 別に警察に捕まるわけじゃないし」
俺「でもな・・・」
J「話、合わせたでしょ。ほんとOには黙っててね」
俺「Oには黙っておく。警察に言われたくないしOに会いたくもない」
J「私もこれ以上何もしないしできないから」

少し話してから店に戻る。

俺「やっぱりお金は受け取れません。でも、絶対このことは何も触りませんから」
父「しかし・・・」
俺「無理です。何か弱み握ってお金を脅し取ってるみたいで僕が気分悪いんです」
父「・・・」

少しお互い沈黙。するとお母さんが封筒を引いた。

母「そうですか・・・」
俺「はい。ですからいりません。あと、そろそろ友達との約束の時間が近いのでこれで帰りたいのですが」

父「そうですか。わざわざ来てもらって申し訳ない」
母「今回のこと、本当に申し訳ありませんでした」
J「ごめんなさい」
俺「こちらこそ、ありがとうございました」

そこでJ一家と別れる。あとは友達と合流して今帰ってきました。
今日は心臓に悪い日でした・・・






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