牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 10:23
ちょうど、今から6年前・・・ 彼女と出会ったのは、そのへんのどこらにでもある宝くじ売り場だった。 うちの家は有名ではないが、俗にいう資産家のうちだった(俺から見ればかなりしょぼい部類に入るw) でも、祖父が甘えさせたせいなのか、俺の父は資産運用の力はなく、そのせいか俺は子供の時から(といっても中学2年の後半ぐらいからだが) 資産運用について祖父からかなり厳しく教育をされてきた。 ひどい時は普通に虐待もあったんだ。 でも、そんな生活に耐えられなくて半ば勘当といった形で、高校卒業とともに大学受験を名目にして家を飛び出した。 家を出た後は、受験勉強なんてしないでフリーターになった。 その時は、就職する気もないし学歴なんて特に興味なかったですし そんで、18才になったとき海外で開設させられたFX口座があったから、当時はそれで飯食っていた感じだった。 あとは、アルバイトしたりね・・・ 特に趣味などは無かったとはいえ、アルバイトだけじゃ生活するのはキツイ。 そんななか、あの暴力ジジイに習った資産運用で経済的には余裕のある生活できてるのが悔しくもあった・・・ いくら納税してるとはいえ学歴なし、職無しの自分に、当時はコンプレックスを持ってたんだ・・・ よく年収1千万以上稼いでる個人投資家がアルバイトしてるって話しを聞いて、「嘘乙www」とか言ってる人いるけど、あれは事実な場合もあると思う。 みんな孤独が怖いんだ。 かく言う自分も孤独が怖くて、バイトやジムたまにボランティアや各種セミナーなどにも行ってた。
個人投資家といえば聞こえは良いが、個人事業主開業届けを出さなきゃただの無職だし、一日中家にいると凄く気が滅入る。 無職なだけに本当に無色な人生なのよ。 そして、楽しみの一つとして散歩の途中にナンバーズ3を買うっていう楽しみがあった。 今思うとアルバイトも孤独を癒すというより楽しみの一つだった。 当時のスペック 俺 20才NEET(髪型が昔の桜井翔に似てたので会話中は翔で) 顔はフツメン・・・だと思いたいw コミュ力はないが、社交的に振舞うのは得意 彼女 20才大学一年(浪人したらしい) 顔は高城亜樹に似てた(以後、会話中は亜樹で) 分からない人も多いと思うけど、そこらへんは「AKB高城亜樹」でググってくださいw 性格は宝くじ売り場であったこともあって、第一印象は今の時代には珍しい夢を追いかけるタイプの女の子だった。 でも実際は芯の強い人です・・・w ギャンブル関連に興味ある人は知っていると思うけど、宝くじというのはギャンブルの中でも還元率がかなり低く、稼げるか稼げないかでいったら稼げない部類に入る。 だけど、自分なりのルールを使って (累計購入金額)<(累計当選金額) となるように購入口数を設定してあげれば、平均的に月に1~2万の利益にはなったので続けていた。 それに、負けたら負けたで良かったんだ。 当時は本当にいかに機械的に時間を潰すかを考えてた。 家でじっとしてると世間に置いてけぼりにされるとか色々な意味で追い詰められてた。 というより、いつもリスクとリターンを考慮して投資したりするのに飽きていたんだと思う。 あと、自分で予想して番号が当たった時の感じが嬉しくて、やめられなかったのもあると思う。 そして、ちょうど6年前の2/28 いつも通り毎日の散歩コースの途中にある宝くじ売り場に行って、宝くじのおばちゃんに「おはよーっ」って、挨拶しながら予想した番号を塗ってると そこに、彼女が現れる。 正直、今でも鮮明に覚えています。 見たときは本当に一目ぼれしry んで、マークする台みたいのが狭いので、もうくっつくような状態でお互いに色を塗ってるんですねw そんな感じだったので、つい彼女が選んだ数字が気になったので、ふと見てしまった・・・ すると、その番号は奇しくも「617」で俺の誕生日だった。 「え・・・」と思ったのもつかの間、彼女は、おばちゃんにカードを渡し、両手で大事そうに引き換え券を持ったまま立ち去ってしまった・・・ また会えるといいなーと思いつつ、今回は誕生日だし彼女と同じ番号にするかww って感じになり、いつもミニを買うのに追加で、その日はストレートで俺も同じ「617」を1口買うことにした。 なぜ買ったのかは未だに分からない。 だけど、その数字を買えば彼女とまた会える気がしたんだと思う。 そして、家で適当に為替相場見ながら過ごし、アルバイトを終えて携帯から宝くじのサイトを見てみるとストレートで当たってた・・・ あの子凄いな・・・と思いつつ いつも、あんな子見ないのでもう会えないだろうと諦めかけてた。 んで、翌日 アルバイトに行く予定があったので、換金する時間も考慮して、いつもより少し早めに行くと彼女がいた・・・! その時、言葉では言い表せないが、無色な自分の日記ページに色がついた感じだった。 だって、そうでしょ? 堕落な生活送って、早く明日が来ないかなーとか、あほな事考えてる俺にとってこのたび重なるイベントは、自分の人生を変えてくれるトリガーになるんじゃないかって思った。 いや・・・願ったんだと思う。 今思うとかなり人任せですねorz・・・ 彼女と店員のおばちゃんは一個数字選んで当たったせいか、大いに盛り上がっていた。 ボックスかストレートのどちらかだろうけど、まぁ6/17が誕生日で「617」でボックスで買う事は無いかww って思った。 普通に考えたらボックスの可能性も十分あるのに、それを考えられなかったのはやっぱり緊張してたんだと思う。 俺はかなり嬉しく思うも、自分とは全く関係無い女の子に話しかけるなんてしたこと無かったので緊張していた。 でも、前述のような願いがあったから頑張って声をかけてみることにしたんだ。 売り場のおばちゃんとは顔見知りだったので、半ば強引に話に入っていったw 俺「おはようございますーっ」 俺「もしかして、あなたも当たったんですか!?」 彼女「あ・・・はい・・・↓↓」 当たったわりにはあまりうれしそうじゃなかったけど、初コンタクトでこけるわけにもいかずに俺は続けざまにこう言った。 俺「実は自分もストレートで当たったんですよww (満面の笑みで」 彼女「え?」(怪訝そうな顔) そこで、俺は自爆したことに気づく。 まずなんでストレートって知ってるんだw もうストーカーじゃまいかww しょうがないのでここも力技で押し通すことにした。 俺「6/17って誕生日なんですよw」 「そうしたらたまたま当たってしまってw」 「盛り上がっていたのであなたも当たったと思ったんですけど、違ったらすみません・・・」 彼女「いえ、合ってますよ~実は私も誕生日で当たったんですよ」 「仲間ですね♪」 「でも、実はボックスで買ってしまって・・・」 笑いつつ、とても残念そうな顔してたので 俺「もし良かったら交換しますよ?w」 「ここで会ったのも何かの縁ですしw」 馬鹿か?と思う人もいるかも知れないけど結構、本気だった。 ボックス券を貰えれば採算が取れたのもあるが、その番号を選んだ発端となったのは彼女だし、ナンバーズ自体ただの暇つぶしだったから、差額の当選金額は思ったとおり受け取ってくれなかった。 そこで、この番号を選ぶきっかけになったことを彼女に伝えると 彼女「じゃあ、差額で一緒に何か買いませんか?」 っていう、提案をしてきた。 いい打開策かなと思って、俺もそれに乗ることにした。 差額をはんぶんこして、お互い好きな番号買うのかって思ったんだけど、彼女は宝くじを買おうって言い出した。 正直、当たらないだろうなって思ったけど、また彼女に会える口実もできるし、何しろ連絡先が聞けそうっていう大きなリターンを見込めたので快諾したんだ。 別れ際に 「当たったら連絡するのでぜひ、メールアドレス教えていただけませんか?」 って聞いてみた。 我ながらなかなかフランクに聞けたと思う。 勿論おkが出て、その日の夕方に早速送ってみた。 そんで、メールで連絡取り合うようになったんだ。 そして何回かメールをするうちに打ち解けて、彼女の趣味がコーヒーであることを知った。 ちょうどいいと思い、前から気になってた某コーヒー屋のコーヒーセミナーに一緒に参加した。 こういうセミナーは男が居ないか一人なので、彼女が居てかなり助かった。 結局、宝くじは当たらなかったけど 俺「宝くじは還元率低いからな~」 彼女「夢が無いな~w」 彼女「信じるものは救われるんだよ?w」 俺「俺は宝くじに救われるちゃうのかww」 見たいな感じでこの時にはアホな会話をできるようになっていた。 彼女はよく俺に、俺が立ち止まりそうになったり、何かに行き詰りそうになったときに名言っぽいセリフを言ってくれた。 名言と言っても偉人達が残したようなものではなく、どこからか引用したような名言なのだと思う。 彼女が誰かから聞いた受け売りらしかったが、おそらく半分以上は漫画や小説の中の名言なような気がする。 そんなサブカルチャーから取ってきたような薄い言葉でも彼女が言うことにより、俺にとってはかなり厚い言葉になって、今の俺の人生の原動力に彼女が残してくれた名言が糧になっているといっても過言じゃないと思う。 っても、サブカルは凄いけどねww それから、俺の人生が少しずつ変わっていった。 いつも、何かを決めるときは長年の祖父の教育の習慣でリスクとリターンを考えたりしたけど、彼女と一緒にいるとそんなことは全く無かった。 いい言い方をすれば論理的だったんだろうけど 悪い言い方をすれば、つまらない感受性の無い人間だった気がする。 だから、知り合ったのはいいが、その先に全然進めなかった。 彼女のことは好きだったけど、こんな自分を好きになってくれるだろうか? なにも、持ってない自分になんか好いてくれる人はいないんじゃないかって それからある日、2人で飲みに行ったとき、 酔った勢いで前述のようなことを行ってしまった・・・ 俺「世の中の大半の人が汗水垂らして働いているのに、自分はこんなことしてていいのだろうか?」 とか今思うと、かなりめんどくさい質問した気がする。 でも、そんな俺に対し彼女はこういってくれた 彼女「noblesseoblige」 意味が分からなかった俺は 「ノブレスオブリージュって何?」って聞いてみた。 彼女「フランスのことわざで、持てるものの義務って意味」 正直、このとき馬鹿にされてるのかと思った。 自分は何も持ってないって相談してるのに、持てるものの義務とか皮肉すぎwwwって思った。 俺「でも、俺何も持ってないし(嘲笑」 彼女「じゃあ、私のお婿さんというステータスをあげようww♪」 ・・・一目惚れした 彼女「何も持ってないって事は無いと思うよ! お金稼ぐことができるなら、その余ったお金で森林を保護したりすればいい」 「考えれば色々と翔を必要としている仕事はたくさんあるはずだよ?」 俺「こんな俺でも今からでも変れるかな・・・?」 彼女「そいつがそいつである限り、変わることはできねぇえぜw」 俺「ん?・・・もしかしてトレイン?www」 彼女「あったりーw♪」 この言葉はジャンプのBLACKCATでのトレインの発言ですw 彼女「でも、そんなに簡単には変われないかもしれないけど」 「その変われない中で最善を尽くすのが大切だと思う!」 今思えばこの言葉にどれだけ救われたか分からない。 それから、1ヶ月後彼女に告白し、彼女からもおkを貰い付き合い始めることになる。 <続く> 続きを読む時に便利です→ お気に入りに追加 [体験告白][エッチ][一目惚れ][告白]
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