牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-08-02 03:25
学生時代のバイト先に「風俗大王」の異名を持つ親父がいた。推定40歳。 小学生の子供がいるバリバリの既婚者だが、無類の好き者なんだこれが。 ソープだヘルスだ性感だと、どんだけ通ってんだよって感じ。 俺も何度か「帰りにヘルス連れてってやろうか」と誘われたが、薄給のバイトに声を掛けられてもなあ。 というか浮気したいなら素人女を口説けば済むのに、手間が惜しいのか、わざわざ高い金払って女と遊ぶってのが理解できなかった。 そんなある日、職場の人たちと飲みに行った席で、若手社員(♂)が大王に無邪気な質問を投げ掛けたのが事の始まりだ。 「大王さん(仮名)、そんだけ絶倫だと奥さん身が持たないんじゃないスか?」 絶倫と言われて気を良くしたのか、大王が自慢げに語り始める。 「俺ね、仕事とセックスは家庭に持ち込まない主義なの」 うわわっ、いきなり大正時代の親父テンプレ発言。 「古女房相手じゃオチンチン勃たないんだよなー。色気ないし」 その割にしっかり子供作ってるじゃん。
「うちの女房さ、淡泊っつうかセックスがあまり好きじゃないんだよね」 女の草食系?それとも年食って枯れたのかな。 「シタくないのに相手させるのも何だし、これも女房孝行だな」 うーん、ものすごく自分勝手な言い訳の気がする。 「愛情が冷めたわけじゃないけど、身内の感覚になるっていうかさ」 飲み会の席にいた既婚親父には、この意見に賛同する人が多かった。 「まあ、お前も結婚すりゃ分かるよ」 つうか、あんたほど通ってる既婚者も珍しいんじゃね? 「ところで2次会、駅前のピンサロ行かない?」 行きません。てかその店、こないだ「地雷踏んだ」って言ってなかったっけ? 心の中で突っ込みながら適当に相槌を打ってたが、まあ女には聞かせられんわな。 男ばかりの職場じゃなきゃ、3日でセクハラ告発されてたと思う。 (´ー)y─┛ (´ー)y─┛ 飲み会から2~3週間後の週末、社内レクリエーションのバーベキューに参加した。 「家族みんなで」という社長の方針で、家族持ちの社員は妻子同伴。 最初は家族で固まってたが、すぐにバラけ、奥さんたちは集まってお喋りを始める。 社長命令で子供の相手をさせられてた俺は、成り行きで奥様グループに入った。 そこで初めて大王の奥さんと会ったんだが、何というか‥‥普通の主婦だった。 旦那と同年代の推定アラフォーで、不細工とは言わんが美人ってほどでもない。 強いて言えば自民党の野田聖子と同系列かもしれん。 薄化粧でラフな格好だったせいか、全体的に地味な印象。 中肉&やや小柄で、特にナイスバディーとも思わなかった。 もっとも、話した感じは悪くない。 確かに華があるタイプじゃないが、大王が主張するほど色気不足でもないだろう、と正直思った。 女性陣との会話はそれなりに盛り上がり、奥さんたちとメアドを交換してその日はお開きになった。 それからしばらく奥さん連中と普通にメル友してたんだが、ある日、何の気なしに大王嫁に「今度、飯でも一緒にどうですか?」とメールしてみた。 すると「昼ならいいよ。バイト休みいつ?」と返信。 そのまま話が進んで、近くのモールで昼飯を食うことになった。 正直、この時点じゃ大王嫁をどうこうしようなんて考えてなかった。 年上は趣味じゃないし。食事に誘ったのも社交辞令半分というか、軽い気持ちだった。 ランチに来た大王嫁‥‥この仮名もどうかと思うんで「聖子さん」にするが、バーベキューの時のジーンズ&薄化粧と打って変わって、スカート&しっかりメイク。 だからって急に美人になるわけもないんだが、それなりに化けるから女って不思議だ。 「若い子とデートなんて、オバさんウキウキするわ」と嬉しそうな聖子さん。 飯は今イチだったが話は弾み、俺から見た好感度はさらにアップした。 結局その日は食事の後、買い物に付き合って終わったんだが、翌週になって彼女の方から「ランチでもどう?」とお誘い。 まあ、断る理由もない‥‥というか誘われて少しだけ喜ぶ俺がいた。 2回目に行ったのは個室じゃないがテーブルごとに間仕切りがある店で、昼間からワインも出た。そのせいか少し突っ込んだ会話になって、こっちから聞けなかった大王の風俗通いの愚痴も、彼女が切り出してきた。 大王さん、隠してるつもりがバレてんだよー。 当たり前だが、妻としちゃ風俗に通われるのは辛いし腹も立つ。 ただ、大王が言った通り聖子さんの方もセックスが苦痛な部分もあって、夫婦間がレスなのも事実だという(年数回のペース)。 だからって風俗通いを認めるのは嫌だし‥‥と、彼女なりに悩んでるそうだ。 「だったら、夫婦のセックスが楽しくなるように工夫したらどうですか?」 「そんなこと言ったって‥‥ねえ?」 本当は倦怠期の中年夫婦に性生活を指南するビデオとか、そっち系のサイトとか探してみたら、とアドバイスするつもりだった。 けど、少し酔った瞳で上目遣いする聖子さんを見て、気が変わったんだよな。 「じゃあ‥‥研究してみましょうよ。俺、手伝いますから」 途中のやり取りをダラダラ書いても仕方ない。 結論から言えば食事の後、少し回り道してラブホに入ったら、案外すんなりついて来た。 (´ー)y─┛ (´ー)y─┛ <続く> 続きを読む時に便利です→ お気に入りに追加 [体験告白][エッチ][人妻][セックスレス]
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