あやめの記憶 〜無言劇〜
16-05-28 03:13
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「あの、感じてますか…」 「えっ?いえ、感じてないです!」 利恵は多少焦りつつも強く否定した、が、当然ながら嘘である。 「でも腰の辺りが随分楽になりました、ありがとうございます。」 とごまかすように他愛のない会話を続けた。いや、続けようとした。 「すいませんでした!でも楽になったみたいで良かったです。」 理人の、これまでのきわどい雰囲気を断ち切るような謝罪の後、 次第に、理人の全身は沸騰する程に熱を上げ、 利恵が、卑猥なあやめを、理人にさらしているせいだ。 彼の鼻息が、この静寂を支配し出す。 この間、2人は無言の会話を着実に重ねた。 |








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